絵本紹介【ののちゃんのママごっこ】

ののちゃんの ママごっこ

　ママは、赤ちゃんのぽぽ君に毎日かかりっきりで忙しそう。ののちゃんは、「今日から私もママになります」と、赤ちゃんに見立てたマクラを抱き、ママがぽぽ君にするように、自分もマクラのお世話をします。やがてマクラの赤ちゃんのお散歩から帰ってくると、ママとぽぽ君がソファで寝ていて・・・。

【文字数・・・普通～少し多い】
【内容・・・・易しい、かわいらしい】

【コメント】
　登場人物は野ネズミで、途中、マクラが動き出したりと、ファンタジーなのですが、ママに憧れる子どもを描いた、内容的には現実的なお話です。

　不思議なもので、まだまだ自分がお世話をしてもらっているくらいの幼児でも、赤ちゃんのお世話が大好き、したい、興味がある子どもはたくさんいます。おもちゃ屋さんには、そのための人形の赤ちゃん、おもちゃのベビーカーや哺乳瓶など、赤ちゃんのお世話体験のためのグッズがたくさん並んでいますよね。

　自分より、小さく弱い者をお世話する、お世話してあげたいという気持ちは、思いやりの気持ちが育っているという証であると同時に、自分が成長しているという自信でもあると思います。

　この絵本を読んであげると、うちの子ども達は、さっそくぬいぐるみをタオル（抱っこ紐のつもり）で抱いて、ママごっこを始めていました。
　うちは年子で、身近なイトコもいないので、長女や次女は、本物の赤ちゃんのお世話を体験したことはないのですが、時々見かける歳の差のあるきょうだいが、下の子を抱っこしてあげている姿を見ると、とても微笑ましいです。

　 赤ちゃんのお世話やママごっこが大好き、下の子が赤ちゃんだったり、もうすぐ赤ちゃんが生まれる上の子に、ぜひ読んであげたい一冊です。

このマガジン内では、私のオススメする絵本をたくさん紹介しています。

　主に未就学児への読み聞かせや、一人読みの練習にピッタリの作品をピックアップしているつもりです。
　子どもに絵本を読んであげたいけど、選ぶ時間がない方、どんな絵本がいいか決めかねている方のお役に立てれば幸いです。
（一人読みの練習については、記事内の【文字数】や【内容】を参考にしてください。）

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