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絵本紹介【ちっちゃいおおきいおんなのこ】

 マティスという女の子は、自分が小さな子どもだということを知っています。大きな海や空、街の中の小さな自分。小さな自分の小さな歯や小さな靴。ところがある日、弟が生まれ、自分より小さな存在を目の当たりにしたとき、自分が大きく成長していることに気がつきます。マティスは赤ちゃんをかわいがり、お世話しながら、成長した自分への自信と共に思いやりの心を育みます。

【文字数・・・・少ない】
【内容・・・・・易しい・共感できる】

【コメント】
 赤ちゃんが生まれ、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる子どもに読んであげたい1冊です。うちは年子なので、下の子が生まれたとき、上の子はまだ赤ちゃんに近い感じで、この本のような感じにはならなかったのですが。。。現在5歳、4歳のうちの子どもたちも楽しく読めました。

 一人目の子どもは、弟や妹が生まれるまで、自分が家族の中で一番小さくて、「小さな僕・小さな私」として育っていきます。そんな当たり前の毎日の中に、ある日突然やってくる赤ちゃん。この絵本のマティスは、ある程度、年齢が離れているのか、それをサラッと受け止めていますが、実際は赤ちゃん返りをしたりする子も多いと思います。

 それでもやがては、赤ちゃんを「家族で一番小さくて、手のかかる存在」として認め、かわいがり、お世話をしたりしながら、成長した自分への自信と思いやりの心を培っていく「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」の姿を見ていると、親としては赤ちゃんとはまた違うかわいらしさを感じてしまいます。


このマガジン内では、私のオススメする絵本をたくさん紹介しています

 主に未就学児への読み聞かせや、一人読みの練習にピッタリの作品をピックアップしているつもりです。
 子どもに絵本を読んであげたいけど、選ぶ時間がない方、どんな絵本がいいか決めかねている方のお役に立てれば幸いです。
(一人読みの練習については、記事内の【文字数】や【内容】を参考にしてください。)

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