答えはあるが正解はない。
私は20代の頃に飲食店で仕事をしていました。
普通の人ならあまりいけない様な敷居の高い店でも働いた経験があります。
義務教育を受けてきて、今まで學ぶイコール正解があるって前提でやって来た私。
社会に出て1番のトラブルは、正解がない事に氣づく。
例えば、仕事のやり方を例にあげれば野菜の切り方一つも先輩5人いれば全く一人ひとりの教え方が違う訳です。
5人教え方が違うから私のやり方は常に変わっていくんです。
そうすれば、最初に教えてくれた先輩が切り方をみると
「はぁ?なんで教えた通りにやらないの?」って指摘を受ける。
その当時まだ、20代の私に臨機応変さがなかったので。
「さっき〇〇先輩がこうしろって言ったからやっています。」
そう答えるとかなり怒鳴られた事を思い出します。
料理の世界ではよくあるんです。
こう言った矛盾が。
正解がないから、私は毎日混乱しながら仕事をしていました。
やればやるほど怒られる。
毎日地獄でしたね。
それが積りに積もって居場所がなくなり病気になったのかなって今では思います。
離れて今氣づく事がある。
コミニケーション能力の無さと、シンプルに物事を受け入れられなかった自分がいたわけです。
でも、今ではシンプルに分からないと言える自分がいる事に嬉しさを感じる。
分からない事があっていいだって。
やり方もたくさんあるんだって
そこに喜びを感じる。
今が楽しければそれでいいだよ。
過去の私に今そう言ってあげたい。