9.3大阪 N-1 VICTORY 2023優勝決定戦「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊
今年の9月は、夏の延長どころか猛暑日が増える恐れがあるという・・・
まるでリングが焦げる程熱く繰り広げられている戦いのN-1開催期間と連動してるのではないかと思ってしまう程だ。
今回は紀行文的なものは省き、リング上にフォーカスしようかと思います。
決勝に進む切符をかけて、最後の最後の最後まで息が出来ない程、勝負の行方が分からなかったN-1だが、それは決勝戦に至っても変わらない、いやそれ以上の戦いになりそうだ。
2023年の9月3日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で何かが起こる事だけは間違いない。
それは例年のデータを駆使しても想像をも超える今年の夏の気候のように・・・
N-1の決勝の前に、N-1でファンの皆さんから絶大なる期待をかけられていた稲村選手の海外修行に向けて壮行試合が行われる。
実力や内容があったとしても、「勝」「負」「引き分け」の結果のみが点数として表される。
評価点などは加算されない・・・
上記の通り実力や内容が凄かったとしてもなのである。
今大会を見ても稲村選手の良いところはあっても、悪いところはおろか不足している部分すら見当たらないと言っても過言ではないであろう。
今回、海外修行を決めた理由は、彼の言葉から汲み取って頂きたい。
記念試合を控える丸藤選手、復帰戦の杉浦選手、チャンピオンと引き分けたマサ北宮選手を対角に稲村選手、吉岡選手、安齊選手で挑むこのカードが組まれた事は結果だけでは言い表せない意味合いが深い。
今現在も頑張っている稲村選手だが、海外に行けば日常生活から苦労が伴う。
プロレスラーとしてだけでなく稲村個人として、国を離れ真の自立が必須なのである。
試行錯誤と迷いの中で、自らが何かを見つけ、それを我が物に出来れば、とてつもない選手となり帰国してくるに違いない。
そして遂にN-1決勝が行われるのだが、この試合の価値は決勝に進出した二人が当然なのは言うまでもないが、全出場選手の血と汗、スタッフ、ファンなど、皆で築き上げたステージなのだ。その価値の重さを知っている二人だからこそ、壮絶な試合に゙向かい全力を尽くして頂点を目指す。
戦ってきた「友」や「強敵(とも)」の想いを背負って・・・そして「I am NOAH」と「新たな理想的NOAH」自らを証明する為に、倒れることなく最後までリングに立ち続ける。
そう二人共「NOAH」を背負い、次への幕を開ける覇者となるべく・・・
共に心技体レベルが高く、心が折れることも技の高さもスタミナが切れる事は勝敗に直接繋がる事はなさそうだ。
自分の進むべきところと成し遂げなければならない事を戦う中での苦痛や辛さから見失う事も皆無だ。
その様な覚悟は、疾うの昔に出来ている筈。
では、何処に勝敗の岐路があるのだろうか?
それは自分自身の意思や意志、そして気力や体力等ではなく限界が来た時なのだと思う。
全てを受け切り、全てを出し切らなくては勝てる試合ではないからなのである。
どれだけ持ち駒があっても使い切らなくては・・・
その出しに出し切った極限の後に閃いた技が勝敗を決めるであろう。
持っている実力を超えたところに、追い求めていた自分自身が居るのだから・・・
この決勝では、死闘の中でしか進化しない己の中のあるものを出せた者が覇者となる。
最後の敵は自分自身、それを倒して次なるステージに歩めなければ目の前のライバルに勝つことは出来ないであろう。
入場前から既に戦いは始まっており、眼によるファーストコンタクト、気(オーラ)による自分に有利なパーソナルスペースを作るべく、目に見えないテリトリーの取り合い等、観ている側も知ってか知らずか、二人が向かい合っているだけで戦いを感じ、心が昂っている自分自身にふと気付く。場内は暑くもないのにしっとりと汗をかいている事と共に。
その脈動・躍動感とは正反対のように冷静にリング上に響き渡る今までに聞いた事のないゴングの音・・・
今までと変わらぬはずのゴングの音にコントラストを感じた時、静止の時点からいかに熱い戦いが始まっていたのかを実感する筈だ。
いざ戦いが始まる。
長くなるかもしれない戦いであっても、最初から慎重かつ勝負を仕掛ける。
その気の遠くなる小さな組み立てが、後々に大きな勝機へと繋がるのだ。
最初の土台がしっかりしていないと足元をすくわれる。
その後は受けと攻撃の絶妙なバランスをとりながら対戦相手を追い詰めて行くのだが、勝負所を読み間違えて勝利へと急げば自らチャンスを逃し、行くべき時を躊躇すれば流れが変わる。
実力+運と時を味方にし、熱さと冷静さ、大胆さと慎重さという真反対のものを自分の中に共存させなければならない・・・
それはまるでジェンガのようである。
高く積み上げた塔(試合と信念)を崩さなかった者に幸運の女神が微笑みかける。
決勝・・・その空間を制する者は、潮崎選手か?拳王選手なのか?
この試合の観る側の楽しみ方であるが、この試合にどのように導入したか、どのような感情なのか、どのような環境なのかによって千差万別なのかもしれないが、ひとつ言える事は、各選手に感情移入し、同化させ、心情的にタイムラグなしに共に戦い闘う、そしてたまに客観的に見てみる事ではないだろうか。
この様な最上な戦いを選手を通して体験出来る事は貴重であるのだから。
もうひとつは、動きや技、仕掛けるタイミング、流れetc.色々ありますが、今回は多面に的に見るのは少し勿体ないので「目は心の窓」といわれる「目」に注目して頂きたい。
ことわざで心の窓と言われる程、鏡のように映し出される「目」
心理戦も大切なだけに、最初の方は虚仮というか内面を悟られたり読まれないように虚の動きを見せるのかもしれないが、五感の中でも83%と圧倒的な割合を持つ視覚だけに、余裕がなくなって来る後半に差し掛かると本能に近づき視線は心や狙う箇所との誤差が少なくなってくる筈。
その視線の先に何があるのか、誤差があるのか見てみるのも面白いかもしれません。
そして今回は更に・・・
最初の方に「死闘の中でしか進化しない己の中のあるものを出せた者、出しに出し切った極限の後に閃いた技が勝敗を決めるであろう」と書きましたが、極限状態の時に、その五感を超える第六感が発動するのかにも注目してもらいたい部分でもあります。
意識が遠のいた時やゾーンに入った時、どのようになるのか、心の目なのか閃きなのか囁きなのか・・・
観る側も応援する側もゾーンに入ってみると、新たな感覚を覚えれるかもしれません。
N-1優勝予想キャンペーンの第3弾が、9月3日当日の15時00分まで参加出来ますので是非。
参加することで、凄い商品が当たる事も嬉しい事ですが、形ではない大きな喜びを得れることがある筈なので・・・
by彰俊
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「ABEMA presents N-1 VICTORY 2023」
9月3日(日) 16:00開始(ダーグマッチは15:40〜)
エディオンアリーナ大阪第1競技場
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