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公式カメラマンの話2 プロレスリング・ノア オフィシャルカメラマン 宮木和佳子📸
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こんにちは。ノアオフィシャルカメラマンの宮木和佳子です。
ノアのオフィシャルとなったのは2015年の暮れ、もう7年ほどのお付き合いになります。
試合の写真に始まり、宣材、ファンクラブの撮影、会場風景などなど団体に必要なものをすべて撮る人です。つまりは撮りまくりです。常になんか撮っている人です。
ノアオフィシャルカメラマンになった経緯お話しておりますが
公式カメラマンの話①をお読みいいただくとさらにわかりやすいです。
■オフィシャルは突然に
2015年、秋。
混沌とする緑のマットとは真逆のとある平和なお酒の席。
友人の紹介で久々にプロレス関係者の方と知り合うことになりました。
「カメラマンなんだよね?」
「はい。普段は一般の撮影をしています。プロレスはブランクはありますがリングサイドとかにもいました。何か撮影とかあったら是非よろしくお願いいたします。」
「あーわかりました!なんかあったら連絡します」
よくある自己紹介とご挨拶。
その頃は全くプロレス関係の撮影はやっておらず
これをきっかけにレスラーの取材でもいいから触れてたいなあ~などと淡い思いをいだきながらウーロンハイをグビグビ飲んでおりました。
そして2週間後、その方からの電話。
「もしもし、わかちゃん、仕事決まったんだけど」
「え!あ、ありがとうございます!」
「ノアのオフィシャルなんだけど・・・やる?」
「ファツ!!!!(オフィシャル!?)」
まさに青天の霹靂!前に話した時はノアの「ノ」の字も話になかったはずですし、
何よりもう“決まった”の言葉。
「すみません、やる気はまんまんですが一応・・・オフィシャルとはどこまで・・・・?」
「試合とか宣材とか撮る係!リングサイドもできるでしょ、一般もやってたから宣材も大丈夫でしょ?」
「はい!」
「じゃ、細かいことはまた今度で!」
「はいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
こんな経緯で2015年の秋、私はノアのオフィシャルカメラマンになることが決まりました。
聞けばちょうどオフィシャルを探していたが候補はすでにいたので出会うのがあと一週間遅ければ他の人に頼んでいたという状況だったそう。
なぜ私を選んでくれたのかと聞くと、
「一般の撮影もやっているから。あと、ずっとプロレスにいる人よりもそうじゃないほうがよくて、これからのノアを好きになって一緒にやってくれそうな人がよかった。あと、女性だったのも」
と返答されました。
プロレス経験値が少ないこと、ブランクがあったこと、もう戻れないと思っていたのに
10年前未練タラタラで選んだY字路が、実は繋がっていたなんて!
短所がひっくり返りました。おどろいて私もひっくり返りました。
この選んでくれた理由は今も私の中に大事な言葉として、何かあるたびにそっと取り出しては反芻しています。現在、どこまでそうなれたかはわかりませんが
4度に渡る親会社の変更にも生き残り(!)ノアオフィシャルカメラマンとしてお仕事させていただいております。
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今ではオフィシャルだけでなく選手写真集、ノアyoutubeLIVEのMC、ノアファンクラブプロデューサー、会報誌編集長とたくさんの関わりを持たせていただけるようになりました。写真だけでは見えない側面を日々学べることはめちゃくちゃ楽しいですし、
チャンスをたくさんくれます。ノアオフィシャルで良かった~と本当に思います。
(みんなノアで働いたらいいのに♪)
■刀を磨いて
こうしてノアのオフィシャルカメラマンになった経緯を話すたびに、
自分のことながら「ほんとに偶然がつながったなあ」と思います。
20歳女子大生でリングサイドに入り
10年のブランクを経てノアのオフィシャルカメラマンになる。
それだけでも偶然が折り重なったからこその今ですが、
これから私は武藤敬司選手の引退ロードを公式として撮影するという運命の渦に交差していきます。
プロレスがくれる奇跡はまだ止まらない。
奇跡が交差する場所はリング上だけじゃなく
リングサイドにだってあったりする。きっと放送席にも、売店ロビーにも。
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きちんとした募集があるわけではない業界だからこそ、タイミングがあうことは難しい。
でもあなたが強く願うのなら、
いつか来る運命のときを思い描いて刀を磨く。
そうすればチャンスを掴むことができるかもしれません。
今プロレスリング・ノアはこんな不思議な縁やめぐり合わせがたくさんあります。
7/16 日本武道館大会。きっとここにもあらたな軌跡とめぐり合わせがあるはずです。
プロレスリング・ノア オフィシャルカメラマン
宮木和佳子
2022年07月16日 (土)武道館大会特設サイト
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