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【週刊パズドラノート - 第56回目】称号チャレンジにタイマーが存在する理由について書きます。

おはようございます。のあです。
今週の週刊パズドラノートのお時間です。



1.「十億」チャレンジがそろそろ終わりますね。

もうそろそろ称号「十億」チャレンジが終わりますが、クリア予定のある方はクリアはもうお済みでしょうか。私はまだなのでこれを書き終わったら速攻でやります。

ところで、称号「十億」チャレンジに限りませんが、大抵の称号チャレンジには時間制限のタイマーが存在します。時間切れになったら負けなのは勿論、途中でアプリが落ちたりバックグラウンドにしても負ける仕様になっています。称号「十億」チャレンジは久しぶりに制限時間60分の長丁場だったこともあり、より集中力が要求されるチャレンジなのかもしれません。

当然ながら時間切れは負け扱い

実は、「途中でアプリが落ちたりバックグラウンドにしても負ける仕様になっている」のにはきちんとした理由があるため、今回はそれについて解説したいと思います。


・要約すると、以下の通り。

称号チャレンジにタイマーが存在し、アプリが落ちたりバックグラウンドにしたら負けるのは、最初の称号チャレンジの反省点を活かして設けられたと思われます。特に、

  • 「ダンリセ」の対策

  • 「無効パ」の対策

あたりがポイントです。


・最初の称号チャレンジについて

かつて称号は「王者」「プロ」「公認」あたりの本当に選ばれた人しか取れないものしかありませんでした。そんな称号ですが、ある程度一般の人でも取れるチャンスが訪れます。
それが2020年9月の「魔王」チャレンジになります。今だと紫魔王なんて呼ばれているやつですね。ただし、現代の称号チャレンジとはルールが少し違いました。

最初に一般向けに取れるチャンスがあった称号「魔王」
以降、これを「紫魔王」と呼びます
公式サイトより
(https://pad.gungho.jp/member/dungeon/200914/index.html)

そのルールですが、

  • スペダンに用意される専用のダンジョンでは無く、テクダンに常設されるダンジョン(表魔廊)をクリアする

  • ダンジョンの制限時間は無し

  • 先着1000人に称号を贈呈

  • コンテは不可(※当時の闘技場系ダンジョンは常設を含め基本コンテ不可でした)

というものでした。


・最初の「魔王」チャレンジ、何が問題だった?

一見良さそうに見えるルールですが、色々と問題がありました。

まずは、開催日。2020/9/17(木)のメンテナンス以降から開始と記載がありますが、このメンテナンスはAM0:00開始のAM10:00終了予定となっていました。幸い(?)予定時刻ピッタリに終わったこともあり、AM10:00~開始となりました。つまり平日の昼間開催です。例の如くメンテナンスの告知も遅く2日前告知でしたので、平日昼間にパズドラを動かせる可能性のある学生さんか、Not in Employment, Education or Trainingの方、偶然お休み等で予定が空いている方しかスタートダッシュを決められず、お仕事や用事のある方は嫌でも後れを取る日時設定となっていました。
その影響もあり、この初代紫魔王の称号に嫉妬の意味を込めて(?)「ニート魔王」と呼ぶ人も出てしまいました。

なお、表魔廊の実装日および称号チャレンジの開始日がなぜ平日になってしまったかには一応理由っぽいものがあります。

表魔廊のボス、ジル=レガートは転生前のベースが降臨に居ますが、その降臨の実装日は2017年12月22日です。ジル=レガート降臨の2つ名は「千年城の魔王」であり、表魔廊の実装日は2020年9月17日。2017年12月22日→2020年9月17日は初日を含まずにちょうど1000日なのです。降臨実装日から1000日後に転生進化後のジル=レガートを表魔廊に出すために日付をずらすことができず、平日になったのだと思われます。


次に、「ダンリセ」の可能性。
そもそもダンリセって何?って人は以下のnoteを見ていただくとして。

パズドラというゲームは(時間制限なしの)ソロプレイに限り途中でアプリが落ちても復旧できるようになっています。ではアプリが落ちた際にどこからやり直せるかというと、最後にバックグラウンドにした場所から復帰するという仕様になっています。(※たまにアプリが落ちてダンジョンの最初に戻されたという報告を聞きますが、一度もバックグラウンドにしていない場合は途中の復帰ポイントが記録されていないので最初に戻る、となるのです)

基本的にアプリを(意図的に)落とす場合はバックグラウンドを経由することになりますが、何らかしらの方法でバックグラウンドにせずにアプリを落とすことができれば、ダンジョンの進行を途中の復帰ポイントに巻き戻すことができるみたいです。私はダンリセしたこと無いので詳しくは知りませんが。

通常であれば盤面欠損して詰んだ場合は最初からやり直すことになりますが、ダンリセをすることによって詰んでも途中からダンジョン攻略を始められ、都合よく盤面欠損しない状況を作れるまでの試行時間を減らせてしまうということです。

実際に初代の紫魔王にてダンリセでクリアした人が居るかは不明ですが、

  • 理論上はダンリセで称号が取れてしまう

  • 現に初代紫魔王を「ダンリセ魔王」と言う人も存在し、称号のイメージが下がってしまう

少しでも疑われる状況になってしまったのは宜しくありません。


最後は「無効パ」の存在です。
「無効パ」については真面目に解説するとそれだけで週刊パズドラノートが1本作れるので、きちんとした解説は来週に回すとしましょう。

簡単に書くと、無効パには以下の特徴があります。

  • 編成によるが、一般的な攻略編成より1回のプレイ時間がかかることが多い

  • 編成によるが、きついパズルが少なく、場合によっては1コンボのみで勝てる場合もある

  • コンセプトが「受けるダメージを常に0にして嵌め倒す」であり、敵の突破もグラビティを使うことが多いので、理論上は敵のフィジカル面がどんなに強くなっても影響がない

  • 「対策しないと死」のギミックを圧倒的に減らすことができる

  • 編成に使われるキャラが概ね決まっている

参考までに、過去に私が無効パを使っていたときのリザルトをいくつか置いておきます。

参考までに、綿津見セイレーンのLSは「ドロップを消したとき、回復力×4のHPを回復」なので、実質片方LS無しみたいなものです

何となく似たような編成になっていると思います。特に裏異形と裏列界の編成が顕著ですね。また、2020年の裏列界→(裏魔門)→表魔廊はパズドラ史上最もインフレのペースが速かった時期であり、たった半年足らずで敵のHPが10倍攻撃力が5倍以上に跳ね上がっています。にも関わらず同じリーダー、同じような編成で勝ててしまうわけです。

  • 1周あたりの時間がどんなに掛かっても良いから

  • 1回だけ安定してクリアできて

  • (これがポイント)どれだけインフレが進んでも同じキャラを"ずっと"使いまわせ、キャラ確保のためにガチャを引き直す必要がほとんど無い(※幸い、無効パの主要パーツの8割は非ガチャ限で賄える)

これが無効パの強みであり、「1回だけ勝てれば良い」闘技場攻略ととんでもなく噛み合っていました。

運営さんも「無効パ」の影響を分かっていたのか、2020年の高難易度ダンジョンの表魔門、裏魔門、表魔廊はいずれも無効パの対策が敷かれています。ただし、先ほどのスクショに裏魔門、表魔廊の無効パ編成があった以上、運営さんの「無効パ対策」なんてこちらからしたらクリアに影響ありませんでした。表魔門は無効パランク上げ編成が開拓されて既存のランク上げ編成が一瞬で塵と化しましたし、初代紫魔王も無効パで取った人が結構いました。
2020年の裏列界→(裏魔門)→表魔廊のインフレで敵の強さに自陣が全く追い付いていなかったこともあり、「無効パ握ったほうが早いし楽だし安い」となっていたのが当時の事情としてあります。

無効パは「軽減の値が100%を超えるとダメージを受けなくなる」というゲームの仕様を利用した編成なので使うことは問題ないのですが、「無効パを対策しないと、今後の称号チャレンジも全て無効パで攻略されてガチャが回らなくなる」ことはさすがに懸念すべきだったのか、次回の称号チャレンジから非常に厳重な対策が敷かれることになりました。


・2回目の「魔王」チャレンジで改善されたこと

こちらが2回目の「魔王」チャレンジとなっています。

公式サイトより
(https://pad.gungho.jp/member/dungeon/201216/index.html)

まず、「先着で○○人」は廃止となり、代わりに期間中に出現するチャレンジ用ダンジョンのクリア+運営さんチェックのOKで称号が貰える仕組みとなりました。また、制限時間60分のタイムアタック制となり、クリアに数時間かかるような無効パはタイムアップで死ぬようになりました。さらに、ダンリセが「バックグラウンドで進行状況を記録する」「アプリ終了で進行状況を巻き戻す」で起こせる都合上、バックグラウンドおよびアプリ終了は即敗北となりました。ダンリセそのものの検知はできないため、ダンリセを起こす疑いのある動作はどちらも殺したわけですね。疑わしきは殺せと言いますし、そういうことです。

Q.ランダンみたいに、バックグラウンドおよびアプリ終了で「称号の参加権だけを無くす」ということはできなかったのですか?

A.当時は今と違いクリアしたら即称号が貰えるわけではなく、称号チャレンジ終了後に運営さんのチェックでOKになって初めて貰えるという仕様でした。おそらく、運営さんのチェックで「ダンジョンをクリアしていること」を確認する都合上、称号の参加権あり or 無しを区別できなかったのでしょう。また、昔の称号チャレンジはクリアが1度きりということもあり、一旦クリアして再度クリアということができませんでした。
現在は状況が変わっており改善できるかもしれないので、要望があるなら運営さんに提案してみましょう。

無効パについては制限時間で殺す以外にも策が敷かれ、裏魔廊からほぼ全ての敵が「一定ターン経過すると色変え or 覚醒無効 + クソデカダメージ」、いわゆる時限発狂を持つようになりました。これによって常設の闘技場についても無効パサレサレ等で意図しない攻略ができなくなりました。


まとめ

まとめると、称号チャレンジにタイマーが存在する理由は以下となります。

  • 主に「ダンリセ」と「無効パ」の対策のために存在します。

  • 「ダンリセ」は「バックグラウンドで進行状況を記録する」「アプリ終了で進行状況を巻き戻す」で起こせる都合上、バックグラウンドまたはアプリ終了というダンリセを疑われる行動がされたらその時点で殺さざるを得ないため、バックグラウンドまたはアプリ終了は即敗北となります。

  • 「無効パ」はゲームの仕様を利用した編成ではありますが、無効パを突き詰めると今後どれだけゲームがインフレしても同じようなキャラを使い回して攻略ができてしまい、ガチャが回らないことが懸念されます。そのため称号チャレンジのみならず、常設の闘技場でも厳重な対策が敷かれました。


称号チャレンジのタイマーのお話は以上です。
以下はおまけとなります。


【おまけ】イベントの再アナウンス

称号「十億」チャレンジが2024/11/17(日) 23:59までとなります。
まだの方は私と一緒に頑張りましょう。私は編成を作るところからです。

また、「ディズニー」イベントが2024/11/18(月) 9:59までとなります。ガチャやフィーバーがまだの方はお早めに。

「ディズニー」イベントのフィーバーは王冠が貰えるので、王冠狙いの方は特に注意です。


今回は以上となります。
次回の週刊パズドラノートは11/23(土・祝)の投稿を予定しています。
次回の内容は「無効パ」について細かく解説しますので、お楽しみに。

また、今までの週刊パズドラノートはこちらから閲覧できます。
よろしければご覧ください。


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