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蠍座新月のシャドーワーク

久しぶりの投稿となってしまいました。
しかし、書かねばなりません。

今日は蠍座新月。
私を一番高い所から支配する星と関係する蠍座だからです。
蠍座は深い感情や記憶を司ります。
そして一度やると決めたことは必ずやり抜きます。
そんな蠍座新月の前後は
人生をバリバリと剝がしていくような事件が起こりやすいです。
それは結果として「さなぎが蝶に」変化するような
0→1の変化である訳ですが…
渦中にいる人間は本当に心がえぐられるのではないか
という経験もすることも多いのです。

そんな訳で、私のお話を一つ。

昨夜、お風呂に入っていてふと湧いてきた感情。

それは、嫉妬でした。

奇しくも、生理2日目。
2回目の体外受精に失敗し、
中学生の時のようなドバっと大量の生理がやってきた2日目。

何故かは正直わかりませんが、
ふと「ある彼女」のことを思い出したのです。

私が富山に移住して、就職を模索していた時に
ITベンチャー企業に1週間だけインターンした時のこと。

当時、その会社の社員だった優秀な「彼女」を。

年は3つぐらい下だったかな。
でもそんなことを感じさせない堂々とした風貌で、
溌溂とした性格。

可愛いな、
魅力的だな。

そう、第一印象で思いました。

短い付き合いだったけど、
その後、1度ランチに行ったり、
地域のイベントに誘ってもらったり、

比較的、色々なことを話し、
交流した彼女でした。

出身は関東の方で
千葉大卒だったかな。

異邦地で頑張ってる、
国立大学卒で学力も同程度。
っていう境遇も共通点があるし
親近感も湧きやすかった。

そんな彼女は
私がそのインターンに参加した時には
妊娠中だった。

彼女のことは好きな方のタイプだし、
きっと本当はいい子なんだろう。

けれど、
「妊娠中」という事実に
どうしても私の傷が疼くのだった。

銀行で働いていた時もそう。

さんざん産休、育休、時短の女性たちをフォローしては

どうして同じ女性の私は報われない?

そして妊娠した女性たちは
自分事に必死で、
これは致し方がないことだが
こちら側に配慮する余裕がまるでないのだ。

頭では分かるが、
その気持ちを吐露さえしようものなら
こちらが非難される。
そんなばつの悪い思いをしたこともある。

そんな満たされない思いが
ふと、湧いてきたのだ。

そして
「例の彼女」は、今や出産し、
私が手にできない起業を果たし、
大きなものとタイアップなど
何やら活動しているようだ。

話がしたい。

会って話せば
きっと理解もできるだろう。

SNSで知らされてしまった彼女の今を。

どんな思いで取り組んでいるのか
聞けばきっと理解できる。
分かり合える。

そう期待していたけれど、

勇気をだして私から連絡をとって、
約束できたけれど…

仕事が入ったから
ドタキャン。

そして「家族との時間を死守したい」

そのような旨の返事が返ってきました。

彼女がこちら側を傷つける意図はないことは
わかっています。

もし本当に必要なことならば
タイミングが来れば、また話が出来る時が来る。
ただ、今はその必要がないだけ。

彼女と私の人生は一度交わったけれど
今後全く違う方向へいくかもしれないし、
またどこかで交差するかもしれない。
ただそれだけのこと。。

でも、

「最低な男の言い訳と
傲慢な女のハイブリットやんか!」
「家族以外はどうでもいいんかい?」
と心の中では避難したくなる。

そんな衝動に駆られました。。

さすが、蠍座です。

勘違いして欲しくないので一応書きますが、
彼女がどうこうっていう話ではないのです。

蠍座はそういう深い傷や過去の記憶…
そういったドロドロした感情を呼んでくるのですよ。

そして、事件は起こる!

そんなドロドロの感情が湧いた私は
お風呂を上がったとたんつかさず、夫に聞いた。

「次の不妊治療どうしようか?」
「私は今回は一度お休みにしてもいいかなと思うけど、
あなたはどう思う?」

私は35歳の1年は不妊治療を優先させると決めていたし、
アクティブな休みなつもりだった。

というのも、前回の移植手術の翌日、腹痛と高熱が出た。

手術の影響であることあることは
自分の身体のことだから、明らかに悟ったが、
医者が認めるはずもなく、

色々な検査を受けるために、
医療機関をたらい回しに合い、
無駄な時間とお金を払って、
結局、原因不明だった。

そんなかんだで、体調を整えるためにも
1度治療を休んでもいいのではないか。
それが私の身体が望んでることであろうと推測し、

ほぼ、それを肯定してもらうために
夫に聞いたのだった。

しかし、夫の反応は
明らかに怪訝な顔をしている。

そんな言語外情報から色々と察知してしまう私は

夫の気持ちはどうなのかな?と
彼を尊重して聞いてみた。

すると、夫は
「やって欲しい気持ち6割、」
「分からない気持ち4割。」

要約するとこんな感じのことを言っていた。

それと、クオリティオブライフがどうのこうの…とか

子どもを持つことが私の富山での生活にもいい影響を与えるとか…

子どもを持つことの良い影響を思い描いていたようだ。

そりゃ、私だって授かれるなら授かりたい。
だって、そうすれば喜んでくれる人も多いだろう。

特に夫や
夫の両親、祖母。

そして、うちの両親も安堵するだろう。
長男の嫁の役割を果たしたとか。

私は、結局、周りの人を喜ばしたいから
妊活しているわけで、

私はどうしても子どもが欲しいというわけではない。

それよりも心の通い合ったパートナーと一緒に
夢を育てていけたらそれで十分すぎる。

そこに、自分の家族が増えたら、
なお嬉しいなという価値観だ。

だが、世の中、
子どものいないこと、
結婚してないこと、
他にもおそらくマイノリティーであることに
配慮がなさすぎるのだ。

だから、私の夫はマジョリティーに傾きたがるのだと思う。

だって、マジョリティーである方が
圧倒的に有利でラクだから。

でもね、
これだけは自分に言ってあげたい。

マイノリティーだからこそ

人の心の痛みが分かる。
感じることが出来る。

共感してあげることが出来る。

確かにネガティブなことは
人の心を蝕みます。

そして、闇の方へ引っ張られるんです。
わかるかなこの感覚…。

だから、かつての私は
闇から逃げたくて
良い所だけ見よう見ようとしてました。

でも、きっと違う。

自分に出来ないことを出来る人を羨ましく思う気持ち、
意図がなくとも自分を傷つける言動をしてくる人を嫌いと思う気持ち、

そういうネガティブな感情も
決して無いものとしないこと。

それが陰陽のバランスじゃないかなと思う。

私は夫とは根柢の価値観が違うことをまた自覚し
こういう時に離婚を決意したりするのだろうな。
いや半分、心の中でしたなと思います。

それでも翌日には話し合いをし
結婚という究極の人間関係力学の学びを
継続することを選択したのですが、

今回の事件で
私は思春期並みに発狂したし

怒りの後にはお決まりの
大量の涙でストレス排出。

翌日の午前中は
人相が変わるぐらい目が腫れて
ブサイクになる。

それでもいいんだ。
この経験で
私は絶対にいつか人に良い影響を与えられるから。



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