宝箱とエチケット袋の中間
⚠️ネタバレ
狂気より愛をこめて
荒川修司の結末
⚠️殴り書き
⚠️怒り過ぎ
今晩は。
現在、狂気より愛をこめてを2周いたしました。
1周目は、荒川修司で『無言』を、2周目は、荒川修司で『はい』を選びました。
皆様は、もうご覧になりましたか?
まだの方は、是非ご自身でお確かめください。
ここで、お待ちしております。
『無言』を選択
正直なところ、田村さん以外は、振られてバッド、結ばれてハッピーだと考えていました。
(田村さんは、死の予言から少々疑念を抱いております。)
しかし、先生が「秘密」と仰り、某(主人公)が浮き足だった辺りから、嫌な予感はしておりました。
某が喜べば喜ぶほど、この後に起こることの悲惨さを引き立てている予感がしたからです。
皆様は、どのような秘密だとお考えでしたか?
私は、今思えば、随分と楽観的な考えだったのですが、先生の正体がタツノオトシゴではないかと考えておりました。
お髪に絡まっていたそれは、先生の感情に合わせて、笑い、時に目を回していたので、実は先生の脳に根付いていて、そちらに本体が移っているのではないかと思っていたのです。
突飛なお話ではございますが、突飛な物語におりましたので、有り得ない話ではないと真剣に考えていて、それも、かなり深刻な悩みとして、私は恐れていました。
もちろんそれが全てではないとわかってはおりますが、某は、かなり肉欲に引っ張られていました。
この状態で、某が魅力的に感じていた肉体が失われ、交尾もままならないような愛らしいタツノオトシゴと化した先生を、某は愛せるのかということと、私もまた、訳もなく、小さな生命には声の高いイメージがあり、あの橙色の生き物が、担任の先生のような声で「これがぁ、僕の秘密デェス!!」と打ち明けた時、はたしてそれを、先生として接していけるのだろうかと杞憂しておりました。
そうなれば、私は何を言われようとも大爆笑してしまいます。
担任の先生が仰っていたこと、笑い過ぎて碌に覚えておりません。
しかし、振り返れば、何故このようなことに頭を悩ませていたのでしょう。
タツノオトシゴだって、先生は先生です。
かなり笑いますが。
あのアルバムを開き、先生の行いを知った時、私が真っ先に抱いたのは、「殺されてしまう。」や「騙されていた。」ではなく、「某は、先生にとって特別ではなかった。」という思いでした。
第二に愛が偽りか、三にこの先に愛があるのか。
三十路の方に、このような期待をするのは現実的ではないと思うのですが、あの写真に牧原さんがいて、清水さんも日焼け止めを塗ったのですか?
今までもこのような形で、生徒の方とお付き合いされていたのですね。
へえ。
先程まで浮かれていた某の熱が、こちらにも移っていたのでしょうか。
ただ先生が人を殺した過去があり、自分もこれから殺されるより、ずっと酷い気分です。
佐伯さんも、時折某の名前を間違えますが、過去に複数の生徒と関係がある先生が、某を、他の方のお名前で、へえ。(2へえ)
次は、誰かが橘(主人公)と呼ばれるのでしょうか。
某はまだ、一度も呼ばれたことがないのに。
某もまた、アルバムの中に挟まれて、本棚で埃を被るのでしょうか。
他の方とは、どのようなことをされたのですか?
某としたことも、していないこともしたのですか?
死ぬ間際に、最悪の未練を頂いてしまいました。
先生の隣にいた誰かと、これからいる誰かを妬み、この生涯を閉じたくはありません。
今と、これからの某は、死体よりもずっと美しいのに。
それでも、一度悪い夢を見て、それから頷いて受け入れようと、私は口を閉じました。
勝ちました。
198センチの程良い筋肉のついた男性に、勝ちました。
エンディングに映る先生の笑顔は、やはり最後に見た死体よりも綺麗で、殺した瞬間の快楽は、今までの幸福を超えられない。
冷たい死体と、それを写した紙一枚が、あなたより良いと思えません。
先生は、生徒Aさんに「こちらへ堕ちる」と仰っていたことから、自らの行いを後ろめたく感じていたかと存じます。
それは、先生の衝動が、非道徳的だと自覚していたと同時に、本当は喪失を恐れていたのではないでしょうか。
(あの時に仰っていたお仕置きが、このお仕置きだとすると、生徒Aさんのように素行の悪さでアルバムに挟まれた方もいらっしゃるのですか?その隣に、某を貼ろうと?)
先生は、某を殺す未来は見えども、確かに愛していたと思います。
海も、クリスマスも、殺人計画の一部なんかじゃなかったと、私は今も信じております。
ただ、先生はあの頃からきっと、この結末が片隅にあって、その側で某は無垢に笑っていたと思うと、別れる前提で付き合う前の時間を楽しんでいる感じがして、許せませんね。
許しませんよ。
某と私は、真剣に楽しんでおりましたので。
あの日のラッキーアイテムが、マグカップではなくて本当に良かった。
もしそうなら、あの時にはもう全てが決まっていて、自らが命を落とすより、先生を手にかける方がラッキーみたいで、嫌になります。
ショットガンで良かった。
ショットガンじゃないんですね、凶器。
『はい』を選択
はい、アルバムに挟まれました。
そして、一番ではありませんでした。
死は、所詮思い出の対価でしかなく、とうの昔に先生の特別は決まっておりました。
ー(笑い)(叫び)(咽び泣き)ーーー
愛憎だんご3兄弟、どうか笑ってください。
食うねるところっておっしゃるの、好きです。
逆エナジードリンクとは何でしょうか、好きです。
中森さんではありません、好きじゃないです。
中森さんとも、口付けをなさったのでしょうね。
溜め息、二酸化炭素、地球温暖化、滅んでください。
今までの先生も、今の先生も、正体なんてものはなく、どちらも先生で、誰よりも素敵とお褒めいただき、今までを思うと、先生の為なら死んでも構わないとは思いますが、絶対、絶対に、誰かと重ねないでください。
死の間際に「7年前の……」と耳に入ってしまったら、某のことを叩き起こし、その手にはマグカップを、私はショットガンを構えます。
エンディングが流れ、先生の笑顔を目にしたその時は、「ああ、この方になら殺されて良かった。」と、成仏した魂が怨霊になります。
某を写真立てに入れ、側に置いてくださると信じていた心が馬鹿みたいです。
馬鹿です。
先生も、某も、私も。
牧原さん、清水さん、聞こえますか?
私達から貴方への鎮魂歌です。
以上、感情の掃き溜めでした。
狂気より愛をこめて、最高!