デフォルトで使うpythonのバージョンをめちゃ簡単に切り替える方法
OS: Kali Linux
他にも、ubuntuなども対応可能な方法。
デフォルトは、たいていpython2 。
pythonと入力したときに使われるpython。
$ python --version
Python 2.7.18
python --versionと入力したら、python3が表示されるようにしたい。
つまり、pythonと入力して立ち上がるデフォルトのpythonをpython3にしたい。
まず下記を実施。
$ sudo update-alternatives --config python
update-alternatives: エラー: python の alternatives がありません
設定されてないので、エラーメッセージが出ても正常です。
使い方を知りたい場合、ヘルプを表示
$ update-alternatives --help
バージョンを切り替えたいpythonを登録する。
python2.7とpython3.8を使い分けたい場合
とりあえずまずは、python2.7の優先順位を1で登録
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/python2.7 1
update-alternatives: /usr/bin/python (python) を提供するために自動モードで /usr/bin/python2.7 を使います
つぎは、python3.8を優先順位2で登録
$ sudo update-alternatives --install /usr/bin/python python /usr/bin/python3.8 2
update-alternatives: /usr/bin/python (python) を提供するために自動モードで /usr/bin/python3.8 を使います
用法は下記。
update-alternatives: --install <link> <name> <path> <priority>
登録したので、もう一度最初のコマンドを実施
$ sudo update-alternatives --config python
alternative python (/usr/bin/python を提供) には 2 個の選択肢があります。
選択肢 パス 優先度 状態
------------------------------------------------------------
* 0 /usr/bin/python3.8 2 自動モード
1 /usr/bin/python2.7 1 手動モード
2 /usr/bin/python3.8 2 手動モード
現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 2
優先順位を1にしたいpython3.8を選択するので、2を入力。
pythonのバージョンを確認
$ python --version
Python 3.8.5
狙いとおりデフォルトのpythonのバージョンが3.8に切り替わったのでOK。