MSYS2のフォントをricty diminishedに変更する方法
MSYS2のフォントを変更する普通の変更方法
アプリの左上のアイコンを右クリック→optionsメニューで各種カスタマイズの設定が変更できます。
macbook proでエディタで使っていたricty diminishedというフォント。
ぶっちゃけそんなに他のフォントとの違いが無いようにも思えますが、ricty diminishdはプログラミングの文字として見やすいみたいなので、ricty diminishedに変更したいのですが、デフォルトでは上記のoptionsのメニューに含まれていません。
そこで、ググって使えるように設定したので、今回記事にします。
結論、ricty diminishedは外部からMSYS2にインストールできます。
インストールしたら、optionsメニューにricty diminishedが表示されるようになります。
コマンド
// MSYS2のシェルを開く。/home/user のディレクトリ内にて作業
mkdir ricty
上記のように、/home/userディレクトリ内に、rictyという名前でフォルダを作成します。
次に、rictyフォルダに移動します。
// rictyフォルダに移動
cd ricty
rictyフォルダに移動したら、リンク先からricty diminishedのフォントを使うためのパッケージをダウンロードします。
// ricty diminishedのパッケージをダウンロード
wget リンク名
wgetコマンドは、ファイルのダウンロードなどが行える便利なコマンド。
僕は、リンク先は下記を選びました。
僕場合、一番新しいバージョンをダウンロードしました。
最新バージョンへのダウンロードリンクのところで右クリックして、urlをコピーして、wgetコマンドの引数にペーストして渡します。
そしたら、ダウンロードされます。
https://rictyfonts.github.io/files/ricty_diminished-4.1.1.tar.gz
j上記がリンクですが、みるとファイルの拡張子が.tar.gz
になっています。この辺も調べてみました。
拡張子.tar.gzとは
tarコマンドで複数のファイルを一つのファイルに合体、まとめたものが.tarファイル。
複数のファイルを一つにまとめることをアーカイブと呼ぶみたいです。
普通、複数のファイルを一つにまとめるには、フォルダに入れることをイメージしますが、tarコマンドで一つのファイルにまとめることもできる。
さらに、.gzとは、圧縮していることを表しています。
以上から、.tar.gzとは、tarファイルを作って、さらにそのファイルを圧縮していることを表していることが読み取れます。
詳しくはこちらのリンクが理解しやすかったです。
https://wa3.i-3-i.info/word12942.html
圧縮したtarファイルをwgetでrictyフォルダにダウンロードしていることになります。
次は、tarファイルを展開します。
tar xvf ファイル名
今回は、ファイル名はricty_diminished-4.1.1.tar.gzなので、このファイル名をtar xvf の引数に渡します。
tar xvfコマンド
tarにxvfオプションを渡すと、ファイルを解凍できる。
tar xvf ricty_diminished-4.1.1.tar.gz
これで解凍できましたので、次は解凍されたファイルが入っているrictyフォルダを開きます。
これもコマンドからできます。
// rictyのフォルダで下記コマンドを実行
start .
直接エクスプローラーで開いてもOKです。
上記のようにいろんな種類のricty diminishedのファイルが表示されます。
あとは、MSYS2にインストールしたいファイルを右クリック→インストールを押すと、MSYS2のoptionsメニューにインストールされます。
僕の場合は、RictyDiminished-Regularだけインストールしました。
画像のように、options→Text→Selectを選択すると、フォント名にricty diminishedが追加されました。
Font smoothingはPartialを選択するとよいみたいです。こちらは何も考えず、サイトを参考にして設定しました。
最後に、変更前後の見た目を見てみましょう。
変更前:
変更後:
どうでしょうか。見やすく、それっぽくなりました。