夢を現実にするために必要なのは<事務>だって?
読んだ途端、行動がしたくなる本。
坂口恭平さん原作、道草晴子さん漫画の『生きのびるための事務』
POPEYEのWEB人気連載を書籍化したものです。
絵がゆるかわで、すっと読める。
なのに、とても実践的で、刺激される。
なんとも、恐ろしい本でした・・・。
本屋さんで手に取ったとき、『生きのびるための事務』というタイトルに、
「事務関係の副業の本かな?」
とか、
「経理関係の本かな?」
いきのびるって何?と思っていました。
よくよく帯を見てみると、
という文言が・・・。ますます深まる謎。
事務って、事務作業とかの、あの事務????
気になった上に、
絵がゆるかわで、気晴らしに読もうと買ってみました。
WEBで読めるそうですが、
手元に置いておきたくなる絵だったので、購入。
いざ読んでみると、
恭平さんとジムくんの軽快なやりとりに、くすくす笑ってしまいながらも、
中身は、
大学卒業後、企業への就職の道を選ばず無職となった恭平さんが、
友人のジムくんから、<事務>を教わりながら、
無職の状態から「好きなことを仕事にする」サクセスストーリー。
なにより、読んですぐに実践したくなるという、魔法みたいな本でした。
ジムくんが、ロボットのペッパーくんに見えてきて、それもまた可愛い。
「生きのびるための<事務>」って何?
<事務>発案者のジムくんいわく、なりたい何かがあるのなら、
その量を知るための<事務>のひとつ、
「将来の現実」を書いてみるというお話があります。
まずは現在の24時間の行動を書き出し、
その後、10年後実現したい24時間を記載していくのです。
そして、その実現したい24時間を、少しずつ現実に落とし込んでいく。
「理想の現実」を実現していくことなのですが、
なかなかこれがいままでになかった考えで、衝撃を受けました。
いままで頭の中にあった、理想の人生を24時間を書き出し、
少しずつ取り込んで、日常生活をはじめてみました。
そうすると、あら不思議。
理想→現実になるので、悩む内容がいままでと変わってくるんです。
「やってみたいけど、どうしたらいいかな〜」から
「さらにうまくなるには、どうしたらいいかな」に。
好きなことをやっているので、心も健康。
わたしなんかが、取り組んでいいのかなって思っていましたが、
取り組まなければ永遠に、夢のまま。
リフティングも練習しなければ、ずっとできないまんまです。
本著のごくごく一部をご紹介しましたが、
きょうへいさんの行動力や、ジムくんの理論など、驚きがたくさん。
「生きのびるための事務」
ぜひ、手に取ってみてください。