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『more practice!』あなたのマッサージ最高だった!と褒められたとしても。
8年前にタイ式マッサージを習いにタイに行ったときのお話です。
その時教えてくれたタイ人の先生に
「クライアントに、施術が気持ちよかったと言われたらmore practice。
あなたの施術最高だった!と褒めたたえられてもmore practice。」
この言葉がずっと心に残っていて、ことあるごとに思い出す。
自分の施術に自信が持てなかった頃。
少しだけ自信がついてきた頃。
もうほとんど学んだと思って自分の力を過信していた頃。
そして、この世界に終わりはないと知った今。
どの段階にいても、この言葉は気持ちよく心にフィットしてくる。
自分の施術が最高だ!
なんて思ったら、そこで成長が止まる。
本当においしいものを食べた時に「おいしい」なんて言葉が出ないように、最高の施術を受けた時って、「気持ちよかった」なんて言葉はすぐ出ないことが多い。
ひたすら放心状態。
だから、お客様のお褒めの言葉は、ありがたく頂戴するし、嬉しいのだけれど、頭の中で反芻せずに、すぐに手放してしまう。
今の自分で最高の施術をご提供しているけれど、
1週間後、半年後の自分はもしかしたら、今の施術を恥ずかしく思うほどにレベルアップしているかもしれない。
だから、いつもアンテナをはって、より高いレベル、新しいことを探し続けている。
私はただマッサージを学んでいるのではない
『人生ってなんだろう?』をマッサージを通して知ろうとしているだけなのだと思う。だから終わりがない。
どんなことを仕事にするか
ではなくて、
その仕事を通して、何を知りたいか
が大切なのかなと思う。
naoko