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G2セントライト記念 最終見解【春のクラシックとは異なる適性が求められるレースで巻き返しに期待!】★★★★☆
こんにちは。競馬予想家 ノアです。
この記事では9月20日に中山競馬場で行われるG2セントライト記念の最終見解と買い目をお届けします。
この先のG1菊花賞に向けたステップレース。ひと夏を越えて成長した3歳馬による激闘に目が離せません!
ぜひ最後までご覧いただき、予想の一助としていただけると嬉しい限りです。
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1.最終見解
◎3番 ヴィクティファルス(推定7番人気)
セントライト記念で有利な1800m実績に富んだローテーション面とハーツクライ×ガリレオという欧州指向の血統構成で反主流条件は歓迎なタイプ。ダービー惨敗もむしろ高評価でひと夏超えての上積みに期待大な1頭。台風の影響残る今の馬場も◎。
○7番 タイトルホルダー(推定2番人気)
1800m重賞2着実績は今年のメンバーでは上位で父、母父共に非サンデー系で反主流条件は歓迎なタイプ。こちらもひと夏超えての上積みに期待できる血統構成。
▲10番 オーソクレース(推定4番人気)
1800m2勝は魅力的な戦歴でローテーション面も◎。母マリアライトも2200mの宝塚記念好走馬でエピファネイア×ディープインパクトながら主流条件とは適性がズレる印象。休み明けの分控えめ。
△②④⑤⑬⑭
☆⑪⑫
2.馬場ポイント
●G2セントライト記念 平均タイム
平均走破時計 2:12.6
平均上り3ハロン 35.3
●G2セントライト記念2021 想定タイム
想定馬場コンディション : 標準~ややタフ
想定走破時計 2:12.6~2:13.6
想定上り3ハロン 35.3~35.8
馬場バイアス: フラット(脚質、枠順有利不利なし)
3.血統ポイント
1.反主流血統◎(非サンデー系やサンデー×欧州血統)
2.ナスルーラ系のスピード持続力○
●血統ポイント該当馬
①③④⑤⑥⑦⑨⑩⑪⑫⑬
4.ローテーションポイント
●ローテポイント該当馬
③⑦⑩(⑪)※()内は凡走ローテ該当馬
3番:非根幹距離◎【2-1-0-0】
7番:非根幹距離◎【1-1-0-0】
10番:非根幹距離◎【2-0-0-0】
11番:好走した次走△、非根幹距離△
5.レース見解
G2セントライト記念は良馬場で行われる限り、1800mも苦にしない道中の追走ペースへの対応力が求められるスピードレース。
昨年の勝ち馬のバビットは1800m重賞勝ち馬。逆に2000m以上の距離での実績が目立った1番人気サトノフラッグは2着に敗戦。3着のガロアクリークも1800m重賞実績馬。
2017年は勝ったミッキースワローが前走芝1800mの2勝クラスで古馬相手に3着。2着アルアインは1800m重賞勝ち馬。3着サトノクロニクルは1800mのオープン特別勝ち馬。
2016年は1、2着馬が共に1800m重賞勝ち馬で、3着のプロティガルサンは1800m重賞で2着2回の実績があった。
2015年は勝ち馬キタサンブラック、2着ミュゼエイリアンが1800m重賞勝ち馬で、二桁人気で好走した3、4着馬も前走1800mの条件戦勝ち馬でした。
今年は直前に台風があり、日曜競馬を見る限り馬場も直線での上りが出づらいコンディション。日曜~月曜は晴れ予報で気温も高いですが水はけの悪い中山競馬場ならそこまで大きな馬場コンディションの変化はないと予想しました。しかし、直線での上りは出づらいですが芝の含水率自体は少しずつ減っており、道中の追走ペースは速くなるはずで例年通り1800m実績馬に有利なレースになる。
今年の出走メンバーの中で1800m実績馬(2勝クラス以上勝ちor重賞好走馬)は計6頭。軸はこの中から選びたいところ。
中山競馬場2200mという非根幹距離(400mで割れない距離)で行われるセントライト記念では当然皐月賞やダービーといった根幹距離とは異なる適性が求められます。根幹距離が得意なサンデー系上位種牡馬やサンデー系×米国型といった血統は割り引いて考えたいと思います。というのもG2セントライト記念では毎年「ダービー二桁着順馬」が巻き返しており、単勝・複勝回収率ともにダービー好走馬よりも優秀。ダービー好走馬は出てきただけで人気になりますが迷わず軽視してしまって大丈夫です。
以上より、今年の本命はヴィクティファルスにしました。
ヴィクティファルスは既に1800m重賞で2回の連対経験あり。G3共同通信杯では軽い馬場コンディションでエフフォーリアと0.4秒差の2着、G2スプリングステークスではタフな馬場コンディションで勝利を収めています。異なる競馬場、馬場コンディションにも関わらず1800m重賞でこれだけのパフォーマンスを発揮している点はセントライト記念においては非常に魅力的。血統的にも父ハーツクライ、母父ガリレオ、近親にはシルバーステートやシックスセンスがいる一族。父ハーツクライはトニービン内包馬で本来は晩成血統。自身も古馬になってからディープインパクトを負かしたりと本格化したように産駒も成長幅が大きいのが特徴。そういった意味では春よりひと夏超えての上積みに期待できます。そして母父ガリレオはJRAではタフな馬場コンディションや非根幹距離に強いサドラーズウェルズ系の欧州血統。母母父にはロベルト系のシルバーホークがおり母系にシルバーホークを持つ馬には非根幹距離巧者のステイフーリッシュなど。近親シックスセンスは非根幹距離で行われた京都記念を勝ち、JRAとは要求される能力が異なる香港ヴァーズでも2着に好走と反主流条件向きの馬。「経験」「血統」共にセントライト記念に向けては有利なはずでダービー凡走で人気落ちする今回こそ絶好のねらい目だと思い、本命にしました。
対抗にはタイトルホルダー。父、母父共に非サンデー系種牡馬で非根幹距離向き。前走ダービーはそういった意味ではよく頑張った方だと思っています。残念なのは今年は6着のこの馬がダービー組では最先着馬で人気しそうな点。それでもハイレベルな東スポ杯で2着に好走しており1800m実績もあるため軽視はできません。
オーソクレースは母マリアライトが非根幹距離向きの血統構成でその影響が濃く出ているタイプ。1800mはオープン特別勝ちがあり実績は上位です。あとは休み明けがどうか。その分で割引評価しての3番手です。
逆に、強きに買えない人気馬は7枠の2頭。
ルペルカーリアはシーザリオ牝系で明らかに根幹距離の軽い馬場コンディション向きの馬。休み明けとはいえ反動にも不安を残す。
ソーヴァリアントはオルフェーヴル×ソーマジックで非根幹距離やタフな馬場コンディションはマッチする血統。近親には非根幹距離重賞で好走したソーグリッタリングやタフな馬場コンディションで実績を残すマジックキャッスルなど。不安点は「経験面」でこの馬は2000m以上の経験に富んでおり今回のようなスピードレース(実走距離より追走ペースの速いレース)は初めて。血統面からも重厚な印象を受けるだけにハイペースでパフォーマンスを発揮できない可能性は高い。
6.買い目
※各自の予算に応じて券種はお選びください。
単勝 3番
複勝 3番
馬連 3-2,4,5,7,10,12,13
ワイド 3-7,10,13
3連複 3-7,10,13-2,4,5,7,10,11,12,13,14