【NHKマイルCコラム】極端な枠順・脚質のバイアスが現れるNHKマイルC
前書き
私、競馬予想家 ノアの予想記事を初めてご覧になる方は、下記リンクより予想法解説を事前にご一読頂くことをお薦めしております。
馬場考察
今開催の東京芝重賞のトラックゾーン(TZ)は以下の通り。
4/21:G2フローラS【C】
4/27:G2青葉賞【C】
2レースとも走破時計は同レースの平均タイム以上に速い時計で決着しており、今週もレース当日まで天気が良好であることを考えると、引き続き速い走破時計での決着が濃厚。
2014年以降のNHKマイルCがTZ【A】もしくは【C】で決着したのは2017年、2019年、2020年、2021年、2022年の5回。
この5回のNHKマイルCのトラックバイアスは以下の通り。
2017年「外有利・差し有利」
2019年「外有利・差し有利」
2020年「前有利」
2021年「外有利・差し有利」
2022年「外有利・差し有利」
2020年だけ「前有利」バイアスが確認されているが、この年は上記5回のNHKマイルCのなかでは前半のペースが遅く、全体の走破時計も1番遅い年。高速馬場で行われるNHKマイルCのなかではスローペースで逃げ・先行馬が恵まれた。今年の出走メンバーを見渡すと、先行力のある馬も多く、そのなかには距離延長ローテも一定いるのでペースが遅くなる可能性は低く、2020年を例外的な年として考えれば傾向は明確。外枠有利、差し有利だ。
2020年を除く4回のNHKマイルCで馬券になった12頭のうち9頭は5枠より外。また、5枠より外から馬券になった9頭のうち8頭は最初のコーナーを6番手以降で通過しており、特に人気がなかった2022年のカワキタレブリーや2019年ケイデンスコールは二桁順位で最初のコーナーを通過。
先述の通り、今週は良好な天気予報となっており、良い路盤状態でレースを迎えられる。そのため過去の傾向から「外有利・差し有利」の決着を想定し、予想は組んでいきたい。
■G1NHKマイルC トラックゾーン(TZ)
週中時点での推奨馬
週中時点での推奨馬は…アルセナールです。
前走G3クイーンカップのTZは【A】
エピファネイア産駒は前走よりも道中の追走ペースが速くなるローテーションを苦手とする傾向。にもかかわらず、アルセナールの前走は新馬戦から3秒近く走破時計を縮めて2着に好走しており着順以上に優れたパフォーマンスを示した。
枠も大外に入り、直線での瞬発力も今年のメンバーでは上位。前走で今回想定しているTZと同じ高速馬場を好走しており、トラックバイアスも味方する可能性が高い。
最後に
今週も最後までご覧頂きありがとうございました。
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