京サラ 22年産募集予定馬 血統考察 キープレイヤー2022
なぜか出資予定にないキープレイヤー22の血統考察をする事になったわけですが、興味がないから出資予定に無かったわけではなくご予算の関係上なので興味はありますよ、ええ♪
というわけで、いってみましょ〜♪
・キープレイヤー2022
まず1番明確なデータ面から。
母父であるメイショウボーラーについてです。
母父メイショウボーラーはBMSとしては壊滅的で120頭近い産駒の中で中央で1勝以上できた馬は数頭に止まります。
その数頭の中でまともに成績を残せた馬も母メイショウユウダチの仔が3頭で単一繁殖牝馬が孤軍奮闘しただけという致命的な成績です。
キープレイヤー自身がメイショウユウダチの様に優れた繁殖成績を残す名牝足る可能性は否定できませんが、現状の母父メイショウボーラーの成績からはなかなかポジティブに捉えるのは難しく感じる現状ですね。
次に父であるブリックスアンドモルタルについて。
ストームバード・ストームキャット系で父はジャイアンツコーズウェイ。
父系であるストームキャット系や母系のブラッシンググルーム系(ラーイ)ロベルト等の構成からみても“溜めてビュッ”という瞬発力を必要とされる競馬への適性は低いでしょう。
米国型らしくパワーに富みタフで連戦を苦にしないという特徴を持ち、またラーイ(ブリモルの父母父)もそういった特徴を伝えるので、ブリックスアンドモルタル産駒自身の伝える能力はこういう方向性かと考えております。
あと蛇足ですがストームバード系はヴァイスリージェント系の血と相性が良いので馬券や今後の出資馬検討の豆知識としてどうぞ♪
さて、続いては配合的な部分を見ていきましょう。
まずは父ブリックスアンドモルタルが有するGloriousSongと母父メイショウボーラーが有するDevil’sBagは共に母が超名牝であるBalladであり、牝系クロスを持ちます。
これが本馬の最大のポイントになると思われます。
本馬の考察に入る前に前提としてのお話を少々。
近年ブリックスアンドモルタルをはじめヘニーヒューズ、シャンハイボビー、ドレフォン等ストームキャット系種牡馬が多く導入されてきましたが、この大きな理由はサンデー系との強烈なニックス関係があるからでしょう。
ブリックスアンドモルタルもそれに洩れず多くのサンデー系繁殖牝馬との交配をしています。
ブリックスアンドモルタルの血統構成と想定される適性上、一流馬を排出するにはサンデー系の血は不可欠と言っても良いくらいかもしれません。
という前提を踏まえて本馬の血統考察に戻ります。
ブリックスアンドモルタル産駒の適性条件はおそらく芝の短中距離〜中距離辺りであろうと思います。
その条件で日本の馬場へ適性をアジャストさせるには上記のサンデー系を導入する事ですが、本馬はサンデー系の血を持っていません。
そこでポイントとなるのが上記のBalladのクロスです。
ラーイ(グローリアスソング)を刺激して前面へ押し出す事が重要になってくると考えます。
厳密にいえばヘイローを前に出したいという所です。
そういう部分において本馬はヘイローを強く前面に押し出す事に成功しており
、サンデーの血を持たずにそれを成功させている配合はむしろ面白いと思える部分でもあります。
しかし母父メイショウボーラーの肌を選択する事によってストームバード・ストームキャットの血が濃くなりすぎるという懸念点も生まれてきます。
体質的な虚弱性や、気性的な難しさを持っていないか注視したい所です。
次は母を含めた母系に少し触れておきましょう。
母キープレイヤーは競争成績が非常にメイショウボーラー産駒らしいものになっている点は良いですね。
母母父であるシンボリクリスエスは交配相手の特色を上手く引き出す特徴を持ち、いわゆる母系に入って輝く種牡馬です。
そういった意味でもしっかりとメイショウボーラーの特色をキープレイヤーに伝える事をアシストしていると思われ、血の伝達は破綻なく成功していると感じます。
またシンボリクリスエスは持久力に優れロベルト系らしいタフさも伝え、溜めてキレるタイプではなく持続型です。
この辺りもしっかりとキープレイヤーに伝えられており、尚且つブリックスアンドモルタルの持つ特色と近しいので本馬もまたそういったタイプになる可能性は高いと思っています。
以上の事から血統的・配合的観点からは概ね良好。
ただし特筆できる程の大きなストロングポイントを感じないのも事実ですね。
あとは馬体面ですがストームキャット系らしくない馬体に感じた点がポジティブな要素なのかネガティブな要素なのか馬体の知識はあまりないので明言できませんが。
筋肉量が豊富である事が一つの特徴であるストームキャット系において、少し物足りなさを感じてしまったという印象でしたね。
はい、馬見はまったくできないので全くあてにしないでください。(笑)
というわけで、まだまだ母系を掘っていけそうなんですが、キリがなさそうなのでこの辺りでお終いとしておきます。
皆様の検討のご参考になれば幸いです♪
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