ヨーロッパでワゴンとルーフボックスの組み合わせが生き残ってる理由
1世代前のレンジローバーを借りるイベントが発生
先日妻がタクシーと衝突して、修理に預けました。お盆や夏休みを挟んだりして1ヶ月近経ってしまった。右周りを破損したのに、左ウインカーへも影響してるということで9月の連休にも差し掛かり戻ってこないので、久しぶりにエニカを使って車を借りました。
僕は子供ができてから積載と快適性、都内の駐車場事情が影響して、ずっとドイツ車のワゴンに乗っています。全長は5m近いのですが、車幅は1850前後、小回りが効いて、荷物も詰める、とても気に入っています。今は3台目のワゴンで四輪駆動 x エアサス x 軽油 x ルーフボックス付けても全高が2mを切る素晴らしい仕上がりになっています。キャンプ、冬山登山、スキーに荷物全開で快適にドライブできます。
けど先日ワゴン以外にも興味が出てきて、ディスカバリー5を試乗したあたりから、SUVが気になっていました。今回エニカで借りたのは2018年のレンジローバーVOGUE。3日借りるのでなかなかいい値段です。素敵なオーナーさんから金曜日の夜に東京駅でお借りしました。現行のディスカバリー5と前のモデルのレンジローバーは車体が同じらしく長野まで行くキャンプの長距離、家族ドライブ、キャンプの積載と買い替える理由があるのか見つけるにはとても良い連休になりそうです。
(ここまではキャンプの前日に書いてます)
(ここからはキャンプの後に書いています)
レンジローバーを3日乗った感想
3日間借りたレンジローバーは素晴らしかったです。あの大きなボディサイズを感じさせない3Lディーゼルのエンジン。余裕のある広さと作り込まれた内装。一方で気になる点もいくつかありました。これは今のワゴン+ルーフボックスとの比較になります。
フロントガラスが大きくて暑い
高さのあるラゲッジスペースは収納を考えるのが大変 (キャンプの積載時)。あとルーフボックスが脅威の収納力なので結果グロスの容積は小さくなったのでギアに制限がかかる。
最小回転半径6.1mは都内だと取り回し大変 (現行のレンジローバーは5.3m?とあり得ない改善がなされている。僕のワゴンは5.5m)。
スキー板の収納はキャリア付けないと後部座席に影響する。ルーフボックスをつけるのはスタイリング的に納得できないので無し
キャンプをもっとライトなギアでやる、スキーはキャリアで対応するのであれば良いかもしれないが現状のワゴン+ルーフボックスから買い替える強い理由にはなりませんでした。僕が知りうる限りのワゴンって、
ドイツ
ベンツeクラスステーションワゴン、cクラスステーションワゴン、それらの AMG
BMW5シリーズツーリング、3シリーズツーリング、そらのM
audi A6アバント, A4アバント、それらのS,RS
ワーゲンパサートバリアント、ゴルフバリアント
ポルシェ・パナメーラ
イギリス、フランス、スエーデン
ジャガー
プジョー
ボルボ v90, v60
ドイツがハイパフォーマンスモデル含めてどうして作り続けるのかというのは非常に気になるところではありますがニーズがあるからだと思います。そしてルーフボックスの最大手スーリーもスエーデン。ボルボ生みの親の国です。ヨーロッパは自然も多く、夏休みも長いと聞くので家族で荷物をたくさん積んで、自転車も時にはもっていったり、スキーにいったり、キャンプしたりと、ワゴンがライフスタイルにマッチしてるのかもしれません。SUVでいいじゃないか、という声もありそうなのですが、レンジローバーではやっぱりローリングを多少は感じたので、安定性の肌感としてはワゴンの方が運転の感覚は断然よかったです。もしかしたらドイツのSUVとかはもっとハードな仕上がりなのかもしれないですが。あとSUVも以外と積載に余裕がないので、ルーフラックやルーフボックスとなりますがスタイリング的納得できない感じがあります。ディフェンダー130にラックとかはカッコいいですよね。けど大きさが。というループ。
国産だとサイズ感的にはマツダかスバルくらいで、全長5m近いワゴンを作ってるメーカーはいません。先日レガシーも国内での生産を打ち切ると発表していました。アウトバックは良かっただけに残念。
車は移動が目的でもありながら、かっこよさや機能性を含めてどう使うかというライフスタイルによって大きく選び方が異なってきます。道の狭さや燃費など国や都市特有の事情もあると思います。
日本は国土の多くを山や海の自然に囲まれていますので、そういった自然を子ども達と楽しめるようにこれからも良いクルマを選んで乗り続けていきたいなと。
Mercedes-Benz E-Class All-Terrain + Thule Motion XT XL を超える組み合わせがあれば是非教えてください。評価軸はこのあたりでしょうか。
走行性 vs 快適性 vs 安全性
積載 (現行は640L + 550L = 1190L) vs 高さ vs スタイリング
都内での取り回し
スキー、オートキャンプ、トライアスロン (自転車) に対応できるか
(燃費)