自分にとっての最高級品

私はよく、こういう言葉の類を目にする。

「安いものをいっぱい買って浪費するよりも、高いものを少し買って、それらを長く大切に使う方がいい。」

理想としては確かにそうだが、そんなことがすぐにできるとは思わない。

考え方としては間違っていないと思うが、この言葉について私なりの見解がある。

安くなった、普通では買えないブランドのものをいっぱい買ってみて、自分に合った素材・ブランドなどを肌で感じ、経験し、自分にとってのベストアイテムを探す。それから高い買い物をしてみる。

高いものを少し買って、それを長く大切に使う。

これができるなら、私は最初の段階からそうしたい。だが、人間とは愚かな生き物なのだ。自分にとってとてもいいものに巡り合い、それに一目ぼれして買い物する。

これ以上良いものはないと思って。

だが数か月後にはそれを悠々と超えてしまう良いものが出てくる。その誘惑に人間はどうしても負けてしまうものだ。(物欲のない人に関しては一旦おいておくとする。)


なので私は、洋服を買うときは中古屋や古着屋に行って、普段定価では買えないようなブランドのものをそこで何点か購入し、実際に着てみる。ということをしている。(というか、それをするのが好きだ。)

インターネットや雑誌でブランドのものをよく見かけるが、実際に来てみるとどうなのかはわからない。ましてや、洋服屋さんに行って試着をしたとしても、他の組み合わせができるかどうかなんて自分にはわからない。

だから私は、直感的に「これはいいな」と思ったものがあったら買うようにしている。
(直感的に従いすぎると危ないのでさすがに1日に購入する数は前もって決めている。)

こうすることで、自分の経験値を上げていくのだ。「こういう生地感は自分に合っているけど、これはイマイチだったな。」「このデザインは結構着てた気がするけど、この気に入ってたデザインは意外と着なかったな。」


いかなるブランドがあったとしても、自分のこれまでの経験から自分に合ったものがわかってきているので、ものを買うときの判断力がついているのだ。


ブランド品は腐るほどある。ブランド品に限らず、ヴィンテージもの、限定品などなど、文字や値段でそそられてしまうものは数多くあるはずだ。

その中でも、いろんな経験を重ねて自分の中の「最高級品」を見つけてみると、買い物上手にもなるし、節約もできるし、満足度もあがるだろう。


p.s.

すこし違った毛色の記事を書いてみた。
だが、自分が書きたい記事の本質はかわっていない。
自分が生きている間は、どちらかといえば楽しい方がいいはず。
その「楽しい!」と少しでも思えるような、そして「楽しい」という感情が芽生えるための1歩踏み出せるような、背中を押してあげられるような記事をこれから書いていきたい。

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