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儚さの魅力に打ち勝つ

考えてみると最近の私はどうせ私はこんなんです〜だのどうせ彼氏は分かってくれません〜だの卑屈中の卑屈だった。鬱にしても最悪の鬱だ。

どうせが何だよ、悔しいなら変わればいい、相手と分かり合えないならとことん話してみればいい、それでもダメなら離れればいい。それだけのことだ。 
 
今日の夜更けにこんな夢を見た。

元恋人に久しぶりに再会し、私は珈琲しか持っていなくて元恋人はなぜか焼き魚だけを持っていた。はんぶんこしよう、となり「全然変わってないね」そういう所が好きだったんだよ、と言おうとした瞬間、お顔がとっても小さくて目がガラスのように透き通った女の子が出現し「俺の彼女」と言われた。私は笑顔で「とっても可愛いのね。お目々がすごく綺麗」と言った。そこで目が覚めた。午前3時ぴったり。そこからなんとなく眠れなくなり、窓の外の神社の鳥居を眺めていた。

私にはこういうところがある。肝心なところで、笑ってしまうのだ。泣きたい、怒りたい、叫びたい時にケタケタ笑ってかわいいねとか言ってしまうのだ。そこが人生をごちゃつかせている要因のひとつだと思う。

私はこのケタケタ病を克服する。嫌なときにそれはちょっとなぁ〜とか、泣きたいときにちょっと今泣きそうだなぁ〜とか、怒りたいときに私今怒ってるんだよ〜とか、「ちょっと」を多用してもいい。顔はヘラヘラ笑ったままでも今はいい。とにかく、肝心なところで笑いながら嘘をつくのをもうやめる。

繊細、儚い、消えちゃいそう、感受性豊か、そこが好き。よう言われる。でもそんなもん捨てちゃえばいい。図太くまでは無理でも、消えなさそうな人になればいい。

実は吐きそうでえずきながらこれを書いている。書くことは生きることへの近道だと思う。

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