アフターピルについて詳しくお医者さんに聞いてみたよレポ
珍しく、ちょっと真面目な話をしようと思います。ただアフターピルってワードの時点で具合悪くなってくるというかしんどくて口から金魚とか出てきそうなので、あんまり重くなりすぎないように、そして何より女性が読んで辛くならない文章を心掛けていきます。飲む女性が1番不安だと思うので。最重大事項としてひとつ、アフターピル飲むのは絶対に悪いことじゃないです。責めるべきことでもないです。どんと構えていきましょう。では行きます。
※これから書く情報は実際に婦人科医数名、精神科医、薬剤師数名にお話を聞いた情報のみを取り上げていきます。そして2021年10月現在の情報になります。
アフターピルとは緊急避妊薬のことで、錠剤のお薬です。いろんな理由で避妊できなかった時に緊急で飲むことで、後から避妊しましょうねというお薬です。ただあくまで緊急用なので、普段の避妊スタイルとしては別の方法を取りましょうねという感じだそうです。
で、とりあえず「アフターピル」で検索かけてこのブログが出て来た人っていうのはわりと緊急な感じなんじゃないかと思うので、大事なことから先に書いていきます。
・アフターピルは日本では薬局には売っていません。婦人科の処方、あるいはネットを通しての婦人科処方になります。(ただネット注文だと届くのが次の日とかになったりします)
・保険適用外で6600円〜30000円程度です。
・性交渉後、120時間以内まで効果があるそうです。更に72時間以内までだと85%、24時間以内だと95〜99.5%の効果があると言われております。早く飲めば飲むほどよいみたいですね。
・未成年の方も保護者の同意なく、また保険適用外なので保護者に知られる心配無く処方してもらえます。身分証・保険証も無くて大丈夫ですが、病院によっては確認として提示する所もあるので電話で聞いておくと安心です。
・服用後早くて3日、遅くて3週間のうちに消退出血という出血がある人が多いそうです(無い人もいるので無いからといって避妊失敗ではありません)。量などはまちまちですが、3日程度出血が続けば消退出血と考えていいそう。ちなみに平均は10日間程度で来るみたいです。
・服用後、次の消退出血があればほぼ安心、生理が来たらもう大丈夫だそうですが、まれに生理と不正出血を間違えちゃうケースがあるみたいなので生理予定日1週間後に市販の妊娠検査薬を使うことがオススメされてます。それでも心配な時は婦人科で検査してもらいましょう。
……はい。ドキドキしますね。読んでるだけで怖いですよね。すみません。ただここだけは大事なので簡潔に行きました。そしてあらゆる医療サイトで調べ、婦人科医にガンガン聞きました。だからといって情報が絶対とは限りません。情報が更新されることもあります。なので直接お医者さんに聞いてみるのが1番良いかと思います。
それでですね、今不安な状況で、どうしよう〜ってなっちゃってる方はまずとにかく今いる場所から近くの婦人科に片っ端から電話をかけるといいと思います。「もしもし、今からアフターピルの処方をうけることはできますか?」の1言が言えれば大丈夫です。
もしも聞かれたくないことを聞かれる気配を感じたりしたら話の途中で切って良いのでバンバンかけましょう。
かかりつけ医やお友達のおすすめ医がいる場合はそちらがよいと思うのですが、なかなかね、そういう繋がりが無いことも多いので…。あとよく聞くのは都会気味、それこそ東京なら歌舞伎町とかのお医者さんだと嫌なことは聞かれず言われずサクッと処方してもらえるとか聞くので怖い方は都会気味狙うのもいいかもですね。
あとなんだ。費用。費用はお財布事情もあると思うのですが、高いから飲まないという大バクチ打つよりは「すいません!!後払いでもいいですか!!分割でもいいですか!!」とか、友達に借りるでもいいのでマジで飲んだ方が良いと思います、身体のことはもちろん、心の為にも。そして万が一、本当に万が一なのですが万が一の場合は手術費用が少なくて12万程度はかかるんですね。そして結婚されてる方は配偶者の同意、未成年の方は保護者の方の同意が必要になってきます。なので諸々考えて飲んだ方が安心かなぁと私は思います。
あと気をつけた方がいいのが、ネットで婦人科じゃない人がとっても安く売っている謎のアフターピルというのもあるのですが、普通にどんな薬かわかんないのでやめときましょう。
そして一緒に飲むと良くないよ〜という禁忌薬として、
・抗けいれん薬(フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)
・HIV プロテアーゼ阻害剤(リトナビル)
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ)
・抗真菌薬(グリセオフルビン)
・結核の薬(リファブチン、リファンピシン)
が挙げられているので、普段飲んでいるお薬があって心配な方は薬剤師さんに聞いてみましょう。後から思い出してア〜〜〜!!!とかなった時にも、電話したら結構相談に乗ってくれます。
そしてもう一つ、調べたらよく出てくる妊娠阻止率って何でしょうという話ですが、あれは「排卵日に避妊できずにアフピルを飲んだ場合、避妊に成功した確率」ということらしいです。ちょっとややこしいですね!
そもそもが排卵日に避妊せずに妊娠する確率は20%だそうです。そして、その妊娠する予定だった20%の人達がアフピル服用によって避妊できた確率、が上記の24時間以内なら95%〜99.5%っていう数字だそうです。そう考えると結構阻止率高めですよね。私とか人口に対して1%の確率でいる躁鬱病なんですが、躁鬱病になる確率より全然低いってことです。そう考えると少しだけ安心しませんか。
以上でハードガチ研究モードを終わります。
いやー、キツかった。精神が!!精神がもう!!お疲れ様です!!ここからは普通にいつものブログでいきます。完全に個人の感想です。特にしんどい話や詳細な話を書く予定は無いですが、心配な方はここで閉じてくださいませ。
今回なんでこんなガチでまとめサイトみたいなことをしたかっていうと、私が調べた時ってあんまりこういうのまとめてるサイトやブログを見つけられなくて、婦人科のホームページ片っ端から読んだ記憶があるんですよ。もちろん婦人科のちゃんとしたホームページ読むのが1番情報の正しさとして良いと思うんですが、その病院によって情報たくさん出してくれてる所とあんまり書いてない所があったりとか、婦人科なのにHPからして説教くさかったりとか、まあなんか理由はあると思うんですけどこっちとしては「いや不安だから今すぐメリットデメリットリスク全部知りたい!!!」なわけですよ。あとは悲しい例として知恵袋とかを間違って開いちゃって批判的なコメント見ちゃうとか。
ただでさえハートブレイクなのにどんっどん上乗せでしんどいが積み重なって、しかも誰にも言えないとかなったら、わしゃ狂うど!!!ってなると思うんですよね。
で、超嫌じゃん!!!!と思ったので自分で書きました。
こういう性的な話や女性の体に関する話、特に生理や妊娠の話ってまだまだタブー視されているというか、同性の友達間ですらなかなかできない所ってあると思うんです。こないだなんて米テキサス州で妊娠6週以降の中絶禁止法できててひっくり返りそうになったし、日本でアフターピルが保険適用外だったり薬局で売ってない理由とか見てもひっくり返りそうになるわけで。
そんなこんなで例えばパートナーとも真剣な相談ができないとか、真剣なこと言うと男性サイドが萎えるとかアホみたいなこと言い出したり、逆に女性に相談したら女性の方が辛辣だったとか悲しいことばっかりなんです。なんとかならねえのかオイ!!!!って感じですよね〜。
このブログも全然存在が知人達に知られていたりいろんな考えの人がいるのも承知の上で、もしかしたらこれを読む人の中に気をつけないお前が悪い信者の方がいる可能性も考えた上で、それでも!血文字でもエゴでも言いたい知ってほしいことがたくさんあったので書いた次第です。
気をつけないお前が〜信者の方はありとあらゆる可能性、女性が犯罪に巻き込まれて殺されかけたケースまで考えてから言ってほしいですね。どうですか?どう思う?あ、文句があったらこっちじゃなくて前のブログの「血が出ると私は」の方読んでから言ってくださいね。簡潔に言うと文句を言う人の脳味噌って腐ってますね可哀想にって話です。
ごめんなさいちょっと攻撃力が爆発しすぎました。
これからも時々はこういう身体ガチトークしていきたいと思います。