ユキちゃんの爆裂ロリコンファザコン偏愛章~④~
高校を卒業してすぐに、戸山先生と学校外で会う約束をしました。人目につかない場所で先生の車に乗り、なんだか山の方に連れていかれたのを覚えています。どこかの駐車場に車を停め、先生は急に私にキスをしてきました。「メールも電話も本当だったんだ」私はこの期に及んでも事態がよく理解できずにそんな呑気なことを思っていました。先生は服の中に手を入れ、私の体を触り始めました。私は初めて先生から「セクシー」等という言葉を向けられた時の背筋の冷たさを、この時も感じていました。先生の手がスカートの中の下着にかかった時、その違和感はピークに達し、「今日はやめましょう」。大きな声を出してしまいました。
その後のことはよく覚えていません。関係は進み、先生に触られることに対する違和感は薄れていきました。元々私の中にあった「恋愛」の概念や性的な行為に対する潔癖は崩れ、麻痺し、狂っていきました。大学に行く前や大学の帰りに私は先生の車に乗り、どこかの駐車場の隅で"前儀"のようなことをしていました。そしてまた平気で大学生活に戻ってニコニコしていました。「私は汚れている」そう強く感じ、他の人に見破られないようにと白い服ばかりを好んで着るようになりました。
この頃からなんとなく私は先生という「自分に愛情をくれる大人」の存在に対して依存しており、戸川先生は「自分が自由に触れる処女」の存在に依存していることを感じていました。
ようやく苦しさの理由に気付いた私は、それを先生に伝え、もうこのような関係は止めて普通の先生と生徒に戻ることを提案しました。先生は様々な言葉で私を説得しました。様々な言葉で私に愛情があること、私でなければだめなことを表し、また、せめて初めての性行為は他の男とではなく自分としてほしいと言いました。私は自分で「初めてを全部あげる」と約束をした以上、それは守ることにしました。初めてが終わったら、このような関係を止めるという約束を新たにしました。
ビジネスホテルで隠れるように行為をしながら、先生は「関係を止めるならもう会わないしメールも電話もしない」と言いました。私は寂しさに耐えきれず泣きました。結局、先生との関係を絶つことはできませんでした。私には、まだ先生の存在が必要でした。先生が側にいてくれるならなんでもいい、とさえ思いました。私は泣きながら先生の左手薬指の決して外されることのない指輪を眺め、「心中」「駆け落ち」等と倫理も論理も無い頭で考えていました。
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