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【海外転職】遅々として進まない現実と、その先にあるもの

ビザ申請に必要な書類も、ようやくほとんど揃った。
あとは学校関係の書類を待つだけだ。ところが、ひとつ大きなつまずきがあった。専門学校の書類を取り寄せたものの、公式には使えないという。仕方なく、高校の書類を取り寄せ直すことになった。この時間のロスがなければ、とっくに申請段階に進んでいたはずだ。思わぬところで手続きを阻まれるたびに、まるで運命に試されているような気さえしてくる。


海外転職は、想像以上に手間と時間がかかる。
書類を揃えるだけでも一苦労で、次から次へと新しい課題が現れる。まるで終わりの見えない道を歩いているようだ。毎回新たな要求や手続きに向き合うたび、「ここまでして、本当に海外で働く必要があるのだろうか」と自問してしまう。最初は希望に満ちていた挑戦も、今では次第に疑念の色が濃くなってきた。

書類を用意するための手数料、引っ越しのための準備、
さらに生活費まで、これからの見通しを考えると、貯金がどんどん目減りしていくのが目に見える。これまでコツコツと貯めてきた蓄えが、このプロセスの中でガッツリ減ることは避けられないだろう。自分の中で「これで本当に報われるのだろうか?」という不安がふと顔を出す。

果たして、この先に待っているのは、
期待していた成功と充実感なのだろうか。それとも、さらなる試練や苦労が待ち受けているのだろうか。私には分からない。未来はいつだって不確実で、どちらの方向に転ぶかなんて誰にも予測できない。そう考えると、今感じている停滞や挫折も、この過程の一部でしかないような気がしてくる。


それでも、進むしかない。
今できることを淡々とやるしかないのだ。すぐに結果が見えなくても、今立ち止まるわけにはいかない。進まないことに苛立つのは簡単だけれど、それに囚われてしまっては、余計に気持ちが沈んでしまう。ここで必要なのは、あまり気にしすぎない「楽観的なマインド」だと自分に言い聞かせている。これまでの過程がどうであれ、進まないなら焦らず、ただできることをひとつずつ片付けていくしかない。

もしかしたら、
こうやって少しずつ困難を乗り越えること自体が、この海外転職の「試練」なのかもしれない。それでも、どこかでこの道が報われる瞬間が訪れると信じたい。たとえ今はその道筋が見えなくても、前に進むことが自分にとって最善の選択なのだろうと。焦らず、無理せず、今はただ一歩ずつ進んでいこう。


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