見出し画像

観た映画の感想 #EX1『ジュラシック・パーク』

過去の名作・傑作映画を再び映画館で上映するイベント『午前十時の映画祭』の第13弾が本日(この記事を書いている4月7日)から始まっています。

今回はなんと、開幕から3週間連続で『ジュラシック・パーク』旧三部作!熱い、熱すぎる!!

誰にでも、好きか嫌いか・良いか悪いかみたいな評価軸とは全く別のところにある、自分にとって別格の輝きを持ってる作品ってあると思います。心の中に神棚があるとしたら、その御神札みたいな

僕にとっては『ジュラシック・パーク』1作目が映画におけるソレ。

この映画を初めて観た時の衝撃は今でも忘れられない。絶対にあり得ないはずのことが映像の中で起こっている。それまでに観た、例えばウルトラマンの怪獣とも『ゴーストバスターズ』の幽霊とも違う、圧倒的にリアルで、本物が存在しているとしか思えない恐竜がそこにいる。

CGの技術も映像表現の方法も、これからもどんどん進化していくと思うけど、この先どんなに凄い映像表現の映画を観たとしても、初めてジュラシックパークを観た時に受けたものを超える衝撃は感じないんじゃないか。それくらいのインパクトを魂に刻まれた映画なんです。僕にとっては。

ただ、公開当時は僕も幼かったし、住んでた地元にもまだ映画館はありませんでした。田舎住み経験のある方なら分かってもらえるかもしれませんが、その当時は映画を観る方法と言ったら市民ホールで稀に行われる上映会に行くしかなく、あとはテレビで放送されるものを観るか(まだ金・土・日の3日間全てにロードショー枠がある時代でした)、レンタルビデオ店で借りてくるくらいしか映画を観る手段がなかった。ジュラシックパークも、公開からしばらく経った後に親が借りてきたVHSで観たのが初めてで、映画館の大きいスクリーンで観るなんてことはできなかったわけです。

だが今は違う!
1週間限定だが劇場で、しかも4K画質で鑑賞することが出来るのだ!

めっちゃ面白い医療漫画『K2』もコミックDAYSで5/31まで全話無料公開中だ!

そんな機会逃すわけにはいかないぜ! というわけで映画館に直行。

いやー、やっぱり最高の映画だ……

今観ると、さすがに当時の技術的な限界を感じるところは勿論ある。近くにいる人間と、その奥にいる恐竜の合成がちょっと甘かったりとか。でもそんなことはどうでもいいんです。初めて観た時に感じた、唯一無二の輝きがそこにあるから。グラント博士がブラキオサウルスを初めて見るシーンで不覚にも泣きそうになっちゃいましたもん。あー、俺は30年間ずっとこれを体験したかったんだって。

俳優陣もみんな若かったけど(30年前なんだから当たり前ではある)、とりわけB.D.ウォンさんが記憶よりもずば抜けて若い。
当時のウー博士、まだ小僧じゃん

この小僧がまさか最後まで出るキャラクターになるとは……

劇場の音響で聴ける劇伴も勿論最高。
さっきから最高しか言ってないなこいつ……

午前十時の映画祭は基本的に1作品の上映期間が2週間だけど、ジュラシックパークは3作品とも1週間限定。

もしまだ劇場で観たことがない方がいたら、早めに映画館に行くことをおすすめします。「映画館で観る」という”体験”は映画館で上映してる時にしかできないのだから!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?