ダイヤモンドの宝石箱
ダイヤモンドという私の感性の基盤が、今後ないものとして扱われることになる。ダイヤモンドが好きだ。好きということが当たり前すぎて見えなくなりがち、そうだダイヤモンドに出会った日を覚えている。こたつの中で竹ブラジルを見た日、世界が変わった日。こういうお笑いがこの世には存在しているんだと驚いた、あからさまに自分の世界が拡張された感覚。お笑いを見始めたころ、セミファイナリスト発表の画像も知らない頃、ファイナリストの中で知っているのは去年出てたロコと小さい爆笑問題の後輩ウエストランドぐらいだったあの頃。今はセミファイナリストなんて当たり前に全組知ってるのに。とにかくあの頃の私の普通をぶっ壊した、中学二年生だった私の鮮烈な出会いが、アイドルじゃなくておじさんと少年なんです。ゆうすけくんと謎のおじさんから私のお笑い人生が、あたらしい世界がひらけた。そういえば今かなりイチゴを追いかけていますがイチゴにハマる最後のひと押しがテンマンライブでした。ダイヤモンドの企画ライブも単独も全部良かったね。ダイヤモンドの単独ライブが一回でも見れて良かったです。
さて私はダイヤモンドのどんなところが好きなのでしょう。まず言葉を見たことない角度で面白がるところ。くどいくらい繰り返すところ。共通したおもしろを持っているところ。おもしろの理念というか、自分たちが信じる純粋なおもしろを鮮度そのままに投げつけてくる感じ。それを受信したうちらはもう笑う以外に身動きが取れなくなる。あんなにも自分たちの信じたおもしろをおもしろのまま出す芸人いたか?かっこよかった。そしてずっと面白かった、ラジオも!実家を出ていない私の帰省先はおもしろ座り話です。ちょうどいい情報量でヘラヘラしてて、入眠用に聞いたり移動中に聞いたり、ゴシップが入ってきたり、大喜利やコーナーも面白くて、勇気が出ずメールを送れなかったのはもうしょうがないけど、ラジオの楽しさはおもしろ座り話で知ったしずっと存在していて欲しかった。楽しかった。時に眠れない土曜日があることをおもしろ座り話は肯定してくれた。5時は朝だけど。あの温度感が良かったんですね。いい感じの情報持ち寄って話す感じ、ずっと聞いてられた。なんで終わらせたんですか!?チケットを強要してないのも良かった、自慢できる量ではないがたまった分は最後に全ツッパしました。まあ日曜しかGERA開かなかったんで、本当に貯まってなかった。
原石だった、価値がものすごく高かった。お笑いチャンネルの漫才は見てないものがたくさんあるけど、でも見たら絶対面白いんだろうな。今後もインターネットに何か残っているなら嬉しい。宝石みたいなネタの数々、漫才発明家。天才です。一個のフォーマットでずっと戦おうと思えてしまいそうなシステムを幾つも生み出している。情報量が多すぎたのもめっちゃ面白かったな。試験勉強くらい単独前に詰め込むダイヤモンドさん。一個のネタの中で情報をたくさんしゃべられてもうお腹いっぱいで笑ってた。後動いて教えるネタも、事実を並べてどうだ面白いだろうと、動き回ってるだけで面白いのに。事実の面白いところを切り取ってさあ、リアクションも面白いしさあ、大好きなんだよダイヤモンドが!!私はダイヤモンドが大好きです。今日も明日もこの先もずっとずっといつまでも。