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お小遣い帳で育った子

小学生になってから始まった我が家の制度
「お小遣い帳つけないとお小遣いはあげません」

何かを買ったら必ずお小遣い帳に書いて、自分でお小遣いの範囲内でやりくりをしていた。
決して裕福な家庭ではないのだけど、不自由のない生活をさせてくれてた。

小学生からずっと書いているとクセになっていて、高校生になっても律義に書いてた覚えがある。
私の通っていた高校はバイト禁止だったから、お小遣いの範囲でほしいものを買うわけだけど、服とかは母と買い物に行ったときに買ってくれてた。

ブランドやファッションに興味のなかった私は、おねだりすることはなかったけど、よく考えれば贅沢させてもらってたな。

お小遣い帳をつけることで金銭感覚が養われて、予算内で考えて必要なものを買ったり貯めることも身についた。


・・・はずなのに!

今の私は「金がな~い」と叫んでいる。
新しいパソコンが欲しいと思っていてもさっと買えない。
服を買うときも、これも欲しいけど・・・今日はこっちだけ!ってかなり迷った挙句あきらめる。
実家を出ているから生活費などがあるとはいえ、なんて乏しいことか。
何を無駄に使ってるんだろって思うほど、欲しいものが出来た時
「買いたいけど金がね―!」ってなっている。

大学生で一人暮らしをしてたころ、お小遣い帳から家計簿に発展してつけていたけど、すっごい田舎な立地だったから日常生活ときどき遊び程度では苦労はそれほどなかった。バイトはしてたけど。

私にとっては記録することが自分を管理するのに向いているのかもしれない。
ってわかっていても、疲れてたりしてなかなか管理できてない。

こんなおばさんに育ってしまってごめん(笑)

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のっさん
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