過去一番のブラック企業について
人材マネジメントとをしてるとたまに聞かれるのが、
「ノーリーさんが居た会社で一番ブラックだった企業ってどんな感じですか?」と言った質問です。
確かに離職率を下げるためにアドバイスをする事が多いんですが、自分の過去の体験を元に話を進めているのに、その内情に触れないのはアンフェアな感じもします。
今回は、ノーリーが過去在籍していた会社で最もブラック企業だった会社について書いてみようと思います。
■心身に不調をきたす会社はブラック企業です
以前運営しているブログで書いた記事が下記になります。
この会社が自分が勤めていた中で最もブラックだった会社でしょう。
ブラックポイントを抽出するとこんな感じになります。
1、募集要項と業務内容が違う
2、教育・育成のフローが無い
3、仕事のできない上司が権力を握ってる
4、残業がものすごい
5、心身に不調をきたす
特筆すべきは3番と5番ですね。
この二つが重なってたらそれはどこの会社でもブラック企業認定した方がいいと思います。
ノーリーの場合は、体調を崩しても誰もフォローしてくれませんでした。
胃に激痛を覚えて病院に行ったら胃潰瘍だと診断されたんですが、原因はズバリ「過労」。
直属の上司には一応伝えましたが、心配するそぶりは見せる物の業務面で何かが変わる事はなかったですね。
そればかりか、自分たちが早く帰るために仕事は全て丸投げして来る環境でした。
ブログの中にも書いてありますが、一年で体重が13キロ落ちたんですよ。
良く倒れなかったなと感心します。
■離職率は全てを物語る
ブラック企業に共通しているのは離職率の高さです。
ノーリーのいたこの会社は、半年の間で10人ほど辞めました。
半期単位で業績を見ていくとなると、一つの期の間にこれだけ辞めるのははっきり言って異常です。
何か大きな問題があると考える方が普通ですね。
従業員が退職をしたくなる時は、「この会社にいるのは嫌だ」と言う感情が芽生えた時です。
普段普通に働いていたら起きる事の無い感情が湧くと言う事は、身近のどこに問題があるかを真剣に考える必要があります。
それを放置しておくと離職率は上がりますし、この数字は全てを物語っていますよ。
人間性が素晴らしい上長陣が固めていて、ブラック企業ではない優良の会社の場合ここのケアに対する動きはめちゃめちゃ早いです。
本当に従業員の事を考えてくれてるのが分かります。
■ブラック企業はこの先もブラックです
マネジメント上で人間に問題があった場合、その人ごとどうにかしないとその問題は消えません。
冷たい言い方ですが、問題のある上司を降格させたり移動させたり、場合によっては解雇通告をしない限り状況は変わらないんですよ。
裏を返せばここの対処を行えば一気に環境は変わります。
ただ、多くの企業では問題のある役職者を野放しにする傾向があります。
問題のある人をかばって、他の従業員がどしどし辞めていくのもよくあるはなしなんですね。
経営者が社歴の長い問題のある役職者を重宝するか、他の大多数の従業員の側につくのか。
ここの判断のスピードを見誤るとその企業に未来は無いと思います。
管理職に就いている方でこの記事を読まれた方は、今一度自分の会社は大丈夫か振り返ってみてください。
ひょっとしたら水面下で今ブラック化が始まってるかもしれませんよ。
ではでは!