一旦停止の重要性とその効果
一旦停止について語りたいと思います。一旦停止って、正直面倒くさいですよね。
スピードが0になると、再発進がもたついて辛い感じがします。
特にマニュアル車では、クラッチ操作が面倒ですが、体力を使うわけでもありませんし、合理的に考えれば止まらない理由はありません。
一旦停止することは安全のために非常に重要です。
左右確認をしても、動きながらではすべてのものを認識するのは難しく、他の要素に注意を取られてしまいます。
だからこそ、一旦停止して冷静に状況を把握することが必要なのです。
自分が急いでいるからといって、前の車がしっかり一旦停止したことに腹を立ててはいけません。
交通の流れや他の運転者の気持ちがイライラすると、クラクションを鳴らしたり、あおったりするのは愚かです。
その場所で事故が起きれば、交通の流れがさらに悪くなり、怪我をする可能性もあります。
また、そのエリアでの取り締まりが厳しくなることも考えられます。
自転車の場合
一方で、自転車の場合は少し違います。走り続けるのと、一度止まって再発進するのでは、エネルギーの消費が全く違います。
感性の法則を使って走り続ければ、体力的に楽でしょう。
そのため、自転車の止まりたくない気持ちは理解できます。
しかし、自転車は自動車に対して交通弱者であり、接触すれば怪我をするのはほぼ100%自転車側です。
もし事故が起きても、慰謝料をもらうことよりも、自分の身を守ることが重要です。
自転車の一旦停止は、自分のQOL(生活の質)を上げるためにも必須です。
考え方を変えて
どうしても発進が面倒だと感じるなら、それを少しの運動だと前向きに捉えると良いでしょう。
事故で簡単に死ぬことを望む人もいるかもしれませんが、現代社会では死ぬことも難しいです。
救急車が来て延命処置が行われ、生き延びたとしても、寝たきりや歩行困難、意思疎通が難しくなることがあります。
いろいろと事故後のことを書いてきましたが、話を戻すと、とにかく一旦停止することが重要です。
一旦停止すれば、交通状況の情報を多く得ることができます。
冷静に判断するためには時間が必要です。車も自転車も止まりましょう。
そして、自分以外の車が安全確認のために一旦停止することを許容しましょう。
結局、安全運転をするためには、一旦停止をしっかりと守ることが最も重要なのです。