読みの空間 元放送部員による「花は咲く、修羅の如く」感想
学生時代は「放送」に全力!なのぽよです。
「花は咲く、修羅の如く」面白い!
THE 放送部!って感じ。
上手い人を聞くと、情景が浮かぶんです。というより、読む側は情景を浮かばせるように伝えるんです。
また、上手い人は空気を作るのが上手。空気というより空間を作ってる。
その感じが2話のシーンでしっかり表現されていて怖かったです。
特に夏江杏ちゃん。アナウンスも朗読も始めの発声が命なんです。その、「読むぞ!」という始めの声(この場合は名前)を言ったあと、風が吹く感じ。あれ、マジであります。あれが空間作ったってことですよ。
あの間が好き。
あの間だけに上手さは凝縮されてると思う。
私が好きな人はこれがはちゃめちゃにできる。だから興味もったので、恋バナで彼の話をする時にはどうしてもこの空間を伝えたい。
でもあの空間、どう言っても伝わらない!!
恋バナする時困る!!!
アニメでできちゃったので恋バナする時にはこのシーンを見せつけるようにしよ。
なんてったって夏江ちゃんが好きだ。
同じアナウンスだし、私もかつて「勝つ!!!」と言っていたから(下手なのに)めちゃくちゃ共感できる。
実は読み聞かせをして「読むことが好きだ」と知ったので花奈ちゃんの方が私に近いのだが、花奈ちゃんのようにはならなかったよ……。
皆、朗読の方が華と言うけどさ、アナウンスも良いものですよ?
朗読上げアナ下げよく見る。初心者はアナからというイメージがあるから、放送部の中でも朗読の方が華があるように見られる。
放送部入る理由、「声優になりたいから」という人が朗読に行きたがるんだよねえ。
それもあって華があるように見えちゃうんですけど、こちらも華はありますよーだ。
アナウンスは汗水垂らしてネタを探す、超スポ根ですからね!色んな人にインタビューして、マスコミの大変さを知れますね……。華ですよね!!
放送部、朗読もアナウンスも他の部門にも色んな良さがあるので是非調べてみてください。
変態
花奈ちゃん「私には朗読しかないんです!」
ここ、放送変態は大体そう思ってる。
私も「放送部しかない!!!」と高校放送部、大学でも「放送しかない!!!アナウンサーになる!!!」といい放送について学ぶことができる大学に入り放送研究会に入り司会やらなんやらしました。
結果、プログラミングしてます。
無駄ではなかったと思います。
このセリフ、やけに解像度高いかもしれん。初めはわからんかったけど。
放送部について知らない人は「すげー」ってなるかと思いますが、元放送部員は嫌に刺さるところありそう。
放送部員は放送の変態しかいないです。変態じゃないとやめる。
花奈ちゃんは変態の素質ある。
なんなら変態だろ。早朝に朗読する人なんて知らん。
皆、変態になろう。