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【詞】霧の底


川沿いの廃墟群をいつまでも彷徨うように

帰る曜日という曜日が見当たらないから

心の辺りのぼやけた遊園地でも

乾涸びた音を頼りに友達を探してるんだ



霧の底 霧の底を 見渡して

鉄のアンニュイをすり抜ける

僕だけの道を引く ずっと前から

コンクリートの国道らしき場所を行く

梟の目には全て分かってる

そう思うと、



霧の底 霧の底を 見渡して

釘の足下を掃きながら

僕だけの土地もある ずっと前から

コンクリートのオブジェなど走り書き

地球儀の外側には行けはしない

そう思うと、




詞の新作です いつもと違う雰囲気になりました

この後、日記を投稿する予定ですが、最近廃墟を空撮した動画を視聴して、

もう人が来ることはないけれど、そこで昔と同じ姿で佇んでいる建物の姿が不思議で、
そこから今回の詞に繋がりました

実際に廃墟を歩いているようにも、想像の中で廃墟らしき場所を歩いているようにも捉えられるので、イメージは自由です!


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