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【詞】嘘とリアリティ

おはよう全部忘れさせてよ
昨日とすべて違うんだ今日は
見慣れた街のあの景観も移り変わっていくんだよ今は

さよなら全部忘れさせてよ
昨日をすべて笑うんだ今日は
まどろむ星に鳴いた獣の声が聞こえて探すんだ今は


明日の私を通り過ぎて
明後日の君を見てみたいなんて
そういう思い 曲がる迷宮を
感覚だけで歩いてみるんだ

明日の空の大きさを知る
明後日の土に足跡が残る
そういう思い 一度きりの場所を
感覚だけで走ってみるんだ


知らない道をまだ少しだけ
信じてみたい気持ちがいつか
夕暮れの滝のような言葉に
重ねられたら近付いた距離を
何かに描いてみたいから
砂に零れた光の粒も
何かに描いてみたいから


明日の私を通り過ぎて
明後日の君を見てみたいなんて
藍色の世界をいつもより
足下を軽く進んでみるんだ

明日の空の大きさだけで
明後日の期待が膨らんでいくと
そういう思い きらめいた嘘と
リアリティ
だけで走っていくんだ


知らない川をまだ少しだけ
追ってみたい気持ちの二つ
目を閉じれば蛍のような
光の夢に移りだす私
何かに描いてみたいから
砂に零れた陽射も
何かに描いてみたいから


知らない道をまだ少しだけ
信じてみたい気持ちがいつか
夕暮れの滝のような言葉に
重ねられたら近付いた距離を
何かに描いてみたいから
砂に零れた光の粒も
何かに描いてみたいから



久しぶりの詞の新作です!
いつもより少し長い文章になりました

"明日の私を通り過ぎて 明後日の君を見てみたいなんて"

ここがすきです
この部分に関しては実際、明日を通り過ぎて明後日のことを考えたりする自分が居て、そこからイメージしています

"おはよう全部忘れさせてよ" 、
"まどろむ星に鳴いた獣の声が聞こえて探すんだ今は" という文もすきです

今回の詞は、文章が進んでいくと、朝→夕方に移り変わっていたりもしますね


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