某屋の一連の行動と私の「お気持ち」について
こちらの記事は、とある「感想」に関する一連の流れと、私の考え、思ったことなどをまとめたものです。
意味があるのか、間違っているんじゃないかと問われると、そうではないと言い切れないところがあります。
じゃあなぜ。多分、やるせないんだろうなと思います。こんなことがあったよ、こんなことを思ったよという子供のような文章だと自分でも感じますが、お付き合いいただければ幸いです。
一日目の動き
つい数日前のこと。とある界隈で某がやらかしたとかで炎上した。
炎上なんていつもどこかで起こっているが、屋と言えば、界隈の方は多分これだけで伝わるし、恐らく周囲の人も「ああ、あれね」と眉を顰めたり、苦笑いしたりと様々だろう。
──知らないという方は、どうかお願いです。調べる際には良心を持ってして、何が起こったのかを見極めてください。
話を戻そう。
私自身は界隈の者ではないけれど、一応文字を書く身であるし、知人がひどく悲しんでいたこともあり、某に良い印象は抱かなかった。
記事──発端となったあれです──に、せめて検索避けをと頼む趣旨のリプを送る人もいらした。二次創作をしているなら守るべきルールやマナーが欠如した記事だった。
こういう理由があって、記事の検索避け、ジャンル名の非記載、削除(主にこの3つのどれか)をお願いしたいというリプライが9割だったと記憶している。そのほとんどは、丁寧で真摯な文章だった。
某は沈黙していた。リプライへの返信は一切行なわず、私も、まあリプを返さないのは普通だよなあと思っていた。
翌日の昼過ぎ、某に動きがあった。
二日目、昼過ぎから夜にかけて
某はどうやらリプライをきちんと確認してくれていたようで、新たに2つの記事を投稿した。しかし一目見て、某は何が問題となっているのかわかっていないかが浮き彫りとなる記事だった。
ここで確認しておくと、件の記事が燃えたのは
「とあるジャンルに関して、原作に則していない二次創作的な思考から、初見の人に誤解されるようなたいへん下品な単語、表現を用いて書かれた記事(タイトル含む)が検索避けもされずに公開されていた」
という問題のためだった。
──「推しを侮辱された!」「不快な記事だった!」という気持ちは痛いほどにわかります。でも、本当に悔しいことだけど個人的な事情になってしまうので、ここでは触れないでおきますね。
投稿された2つのうちひとつは、「誤解されてしまうという意見をもらったため、自発的に書いた」というもの。内容は感想というより紹介に思えたが、はじめの記事のことを考えると、まともに思えた。
そしてもう1つは、「(はじめの記事と書かれていたので、そのまま読むに発端の記事に関して)感想ではないという意見を多くもらったので、会社に感想を送るならこう書く」というもの。どちらかというと、多くの人が想像していた感想ってこれのもう少し砕けたバージョンじゃない? といった印象。
これだけだと「どこが悪いの?」と思う方もいらっしゃるかもしれない。
いや待ってくれ。新規記事の執筆は誰も望んでないんだ。
多くの人が望んでいたのは、発端となった記事の訂正。検索除けをすることや、ジャンル名を記載しないことで、せめて界隈にこれ以上悪い影響がないようにしてほしいということだったと思う。
削除してほしいという方もいて、それだけ傷ついたんだろうと察することはできたが、まあ削除は難しいだろうなと考えていた。作業としては簡単だけど、記事として出している以上自分では納得しているのだろうし。
まあ落ち着けと自分を宥めて、そういえばと件の記事を確認してみた。
新しい記事を上げたってことは意見は認識しているだろうし、例え文章化されていなくても伝わってるでしょ……おっ、これは……検索除け、皆無。
記事の冒頭には、数行の注意書き。タイトル、内容は変化なし。
ちゃうねんあんな、タイトルがあかんのや。何も知らずにジャンル名で検索かけたらな、普通に出てくるでこれ。タイトル見た時点でこれ拳飛んできてますやん。そこに注意書き書いても意味ないんやわ。
ちなみに内容は、「こういう人(記事内容が苦手であろう人のタイプをいくつか挙げて)は向いてないので読まないでください」といったふうなもの。
新手のギャグか……? 苦手な人はタイトル見た時点で心に傷を負いつつとんぼ返りしとるわ!
いや、本当に吃驚した。思い出してもどうしてが止まらない。
その後普通にふっつうのタイトルの記事とか上げてくるから、動揺動揺。炎上商法かよぉ……。
言葉の責任を持たずに、傷つけた人が明らかに多くいることをわかっていながら謝罪は無し。対応も方向性がおかしい。待って私これ客観的に見たとき某への私怨じゃんって思われそう……。起こったことは事実です(念の為)
波紋を呼んださらに数時間後、今度は発端の記事を「ゾーニングのため」と有料化し、記事を投稿しなおす某。タイトルに関しても、誤解を招く表現は消去され、簡潔で分かりやすいものに。
発端の記事は記事移行のお知らせの場として残され、ようやく個々の感情の処理は差し置いて、終結したかに思えた。
「え? もう終わったんじゃないの?」ってなりますよね。私も今朝同じこと思いました。
三日目、朝
10時くらいのこと。検索除けに関しては対応していただけたし、個人的に某は好かないけれど屋という活動自体には興味があったのできちんと読んでみようかなと、覗いてみると……。
「インターネット上での悪質な攻撃への対処方法」ざっくりこんなタイトルの記事が新規で1つ。
正直な話、これに関しては自分の中でも某だけが悪いってこたないなと思う。なんでかと言うと、某と同じことを言うのは大変不本意ではあるのだけれど、目的のないただの嫌がらせのためととられる行動は、検索除けをしないだとか、人を不快にさせる文章を書くだとか、そういうことと同じくマナーとしてだめなことだから。
「違うよ傷ついたことを伝えたいんだよ。そのために強い言葉を使うんだよ」っていう人には、多くの場合それは鍵のついたドアをノックしても開けてもらえないからと、ドアを斧で壊すような行為だよと先にお伝えしておく。
文章から察されてしまうかもしれないけれど、私自身某に対しては怒ってるし、知人が傷ついたことはとても悲しい。苦しい思いをした人の気持ちは推し量れないほどだろうけれど、蔑ろにするつもりは毛頭ない。
それでも、しちゃだめなことってある。
話を戻す。
上記の考えから、ましゅ…や箱などを利用して嫌がらせをするのは、悪質だと思っている。嫌がらせをしていなくなるのは、根が優しかったり真面目だったりする人だけだよ……。
「それじゃあこの記事は問題ないんじゃない?」と考える人もいるだろう。私も記事は別に悪くないと思う。正確には、記事で扱う事柄と、その対処法に関する一部記述は、悪くないと感じている。
しかしタイミング。そして悪かった点を全く理解していないことが分かってしまうお気持ち表明。
完全に被害者のように振る舞い正義の仮面(お手製)を被る某に、頭を抱えるほかなかった。わかってはいたけれど、何を言っても無駄なんだなと感じた。件の記事に関してはもう終わったんだと、割り切っていくしかなさそうだった。
マイルドにしてこの表現。もっと精進して自分。
まあくどくどと嫌がらせへの思いを述べていらっしゃるが、私が引っ掛かったのはこの部分。
「気に入らない二次創作があったからって、それを取り下げろって暴れることは許されないでしょう?」
例のごとく要約だが、こんなことが書かれていたわけである。
理論としては正しい。しかしこの場合の「気に入らない」とは、「個人の趣味嗜好とは異なり、面白みが感じられない。または好きではない」というもののはず。
例えば、暴力的なシーンが入る二次創作を投稿するときには、読み手への配慮としてはじめに断ったり、検索除けをしてそれが苦手な人の目に入りにくくするのがマナーだろう。
そうすれば、意図的に苦手な人が見に来ない限りは目につくことがない。歩いている道が違うのだから、遠くから見かける経験はあっても、間近でみることは少ないのではないだろうか。
エログロに関しては、二次創作に限らず創作全般において棲み分けが必要だ。だから互いが平和に過ごすために検索除けをする。
そういった対処が必要なのにしないということは、ぶつかったとき、供給を求めていない人からすればダメージにしかならない。
──書くことを否定しているわけではありません。アレルギーがあるからと避けて生活している食べ物が、いつも通りにしていたのに急に降ってくるみたいなもので、降らせる人が悪いのです。
「いや俺はそんなダメージとか受けないよ」という方、しっかりしていて何より。でも本当に苦手な人は体調を崩すレベルだったりもする。
「そういう人はネット向いてない。止めた方がいい」と思った方、道を歩いていると車が突っ込んできたとする。避けようもなかったのに、怪我をしただけで「あなたみたいな人は道を歩くの向いてない。止めた方がいい」と言われたらどうだろう。
例えが下手で申し訳ないのだが、言わんとすることは伝わる……と、信じている。
説明がくどくなってしまったが、つまり今回の件は、某の軽率な行動が招いたことと言っても良いだろう。
先に述べた通り、嫌がらせはいただけない。
殴ったほうが悪く見えるのは当たり前のことだし、何よりも、文字列で傷ついた人たちに、文字列で傷つけてほしくはない。
どうか伝えたいことがあるなら冷静に、言葉でもって、某に関してのことなら某に向けてほしい。
暴言とか、脅迫とか入れちゃったらアウトだよ。それにきちんとどういった理由があるのか、どうしてほしいのかっていう点を明記していれば、それを見た第三者は、的確に理解を進めてくれると思うよ。
長々と書いてしまったけれど、私の「お気持ち」なんて知らんがなと思うかもしれない。自分の中で消化するためにも書きたいなと思うので、某のことだけ見に来たよという方は、ここまで読んでくれてありがとう。切るところが変でごめんなさいね。あなたに幸あれ。
私の「お気持ち」
私は某の中の人だとか、屋の存在だとか、そういうことには興味がない。例え過去に問題を起こした人だったとして、私はそれで不利益を被ったわけはないから、自分がそれを引っ張り出すのは狡いことだと思うから。
もちろんやばい人らしいので関わりませんというのは大事なことだ。あくまで、接触を図ったり、こうやって考えたことを書く上での話ね。
屋自体も、まあ個人間のやりとりなのでご勝手に……というか、双方が納得しているなら良いと思う。わかっていてお金を出していて、わかっていて受け取っているはずなので。
今返金対応でもめているらしいが、わずかでも依頼取り下げをお願いする可能性があるなら確認しておくべきだったかなと。まあ後出しの考えだから何ともといった感じなのは否めないけれど。
そういったことは置いておいてだ。私は、某には謝罪をしてほしいし、とあるツイートを削除してほしいと考えている。
謝罪はもちろん、検索除けを怠ったために、記事がもとで傷つくことになった人に対して。私は要らん。知人に謝ってくれ。
言葉を扱うのなら、感想という感情が大切になるものを扱うのなら、誠心誠意向き合ってほしい。傷つけたことを理解して、苦しんだ人たちがいつか区切りにできるような言葉を伝えてほしい。
謝っただろ、許そうぜって話ではない。許さなくても良いと思う。某も、許されないことを受け入れるべきだ。
それでも謝るという行為は、記事を重ねて覆い隠そうとするよりも大切なことではないだろうか。
2つめのとあるツイートというのは、発端の記事が投稿された際の、やばいタイトルがそのまま読めてしまうツイートのこと。
こちらはほとんど鍵垢でリツイートされていたことから大規模な拡散は免れたようだが、記事を変えてもこれがあったのでは、正直意味がない。
というかこれがある状態で謝っても全く反省してねえなって、界隈の外から見ててもなるよ。
私ははじめのほうで述べたが、界隈の人間ではない。偽善でも義憤でもなく、多少ではあるが文字を書く人間として、私自身の感じ方で、今回の件について考えてきた。
文章を発表するなら、それで傷つく人のことは考えなければいけない。
すべての人をカバーすることはできないから、傷つける覚悟も必要だ。
そして、対策を立てずに誰かを傷つけることになったら、その事実をきちんと受け止めなければいけない。
別に責任を取って筆を折る必要はないし、やっている大枠自体に問題がないのなら、続ければいいと思う。でも、全てを無視して突き進むのは、違う。
そういった行動は、結果的にやりたいことの道を自分で狭めてしまうんじゃないだろうか。関係は定かではないけれど、実際、依頼取り下げが起こっているようだし……。
とにもかくにも、これ以上悲しむ人が増えないことを切に望む。この記事が、何かの役に立てば……と思うが、まあないだろう。むしろ界隈の方を不快にさせてしまうかもしれない。
仮にそういったことがあったなら、それは私の配慮不足であるから、消してほしい旨を一言、お願いしたい。
そこまで届くと思っているのかって? 正直誰も見ないだろとすら思ってます。だけど精いっぱい書いたので、読んでくれた方がいたならありがとう。誤字や読みにくい部分があったらごめんなさいね。
あなたにささやかな幸せが舞い込みますように。