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自治厨準一級の考える「島本和彦のZEKKYO大学」の今後予想図
自治厨とは、己の中のマイルールを周囲の人間に遵守させようとする者のことをいう!!
(参考:自治厨 - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/512661)
ニコ生のタイムシフト視聴が可能な方はぜひ、今回の配信を見てみてほしい。
(9/21追記:YouTubeに無料部分が公開された)
終了後のエックスで感想ポストにふけってしまうほど、心を鷲づかみにされた一夜であった。
前日にゲスト出演した山田玲司のヤングサンデーを引き続くかたちで島本先生のエンジンは最初から温まっていたのだが、折しも岡田斗司夫氏が一身上の都合で当日の配信を休止したためそちらの視聴者が興味本位に無料部分に入ってくるなかで、島本先生はあくまでマイペースなトークを続けた。
「下積みはいらない」と豪語しつつも未だストリーマーとしては駆け出しのため、コメントの流れる速さにもまだ慣れていなかったようだ。
無料部分の終わり頃には小学館の編集者らをも巻き込んだ即興劇のビデオが流れ、僕などはそれを見て本チャンネルにおける「絶叫」の真髄──一般的には恥ずかしくて胸に秘めてしまうことや、この法治国家の社会においては何らかの罪に問われかねないような思いの丈、そういったエネルギーを絶叫に放出すること──を見たつもりだが、まあ賛否のほどは分からない。
しかしながら配信を見ながら感じたこととして、二、三ヶ月の準備期間を経て始まったチャンネルながら今後の展開がどうも未定くさく、結局次回はいつ見られるのかもはっきりとはわからず、そもそもこの日が初めての視聴者にも伝わるようなチャンネル開設の経緯やそのコンセプト、島本先生から視聴者へ提供するコンテンツの具体性についてなどが別のトークに時間が押されて説明不足の感があって、あえて言えばヤキモキさせられた。
そこは「個人勢」の宿題といえばそれまでだろうか。北海道でのスタッフやアシスタントとの合流に期待したい。
多数派の視聴者としては岡田・山田両名のチャンネルのように「あれこれについて語ってください」「人生相談に乗ってください」と視聴者がいま聞きたいものに島本先生を誘導したいだろう。それはコメント欄で明らかなことだ。
しかしながら僕は、視聴者(と切り抜き映像クリエイター)が島本先生を業界のご意見番に担ぎ上げてしまうのではなくて、先生の画業40周年かつ元ラジオパーソナリティのキャリアを活かした番組づくりを期待している。
より具体的には、何か配信中のトークテーマを事前に決めてメールやエックスのポストなどを募集して、適宜閑話に脱線しつつも島本先生と視聴者(ポスト職人)の間にゆるいリアルタイムのつながりができていればいいなと思う。
アカウントの顔アイコンと名前が見えるSNSやYouTubeと違ってニコ生は匿名性が高く、反応や話題の投下より前に視聴者個人個人のキャラクターが浮かび上がりづらいのは島本先生にとってやりにくそうだ、と愚推する。そこでゲストが傍にいるとしても、双方向性がない生配信は投稿動画と大差がないからだ。
トークテーマはそれこそ「好きな人に告白する方法」や「俺の最終回」でもいいし、「おでんの具でアベンジャーズを決める」みたいな突拍子もないものでもいいわけだ。
どこへ落着するかわからない話を(有料会員は)二時間も聞くというのは、タイムパフォーマンスを求める現代の時勢とは逆行している。だからこそいま・ここでしか体験できない独自性が光るのではないだろうか。
(これはNOモーション。のゲーム雑談というスペース配信のコンセプトに基づく)
ああ、叶うならば矢野さん(動画サムネイル左)のどこからでも拾えるモノマネと島本先生との化学反応が見てみたいなぁ……
僕はまさに、お金を払ってこういう動画が見られるということを有意義に感じている。
以上が島本Z大初生放送の感想と、コメント欄や感想ポストを見ながら考えた妄想である。
(終)