見出し画像

【日記】七峰らいがの第12次米子映画事変レポート【長文】

事変(じへん)とは、広範の非常事態や騒乱のこと。「事件」よりも規模が大きい。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 4年前のレポートはこちら。

 なお、各映像作品等について核心に触れる記述(ネタバレ)をするためご注意いただきたい。


事変が起きる日

 時に、令和5年11月4日。前夜祭と洒落込んで観に行った『ゴジラ-1.0』に興奮しっぱなしで寝付けず、昼まで布団から出られなくなるんじゃないかと思ったがなんとか起きて会場へ向かうことができた。

米子城郭ジオラマ
吉川広家像
模型・フィギュア講座展示2023
折り紙、ペーパークラフトの展示
無料配布の米子まんじゅう
抹茶に合いそうなまったりとしたこしあんのおまんじゅう

まんだん!&ヨナゴゲイムショウ

 今回の映画事変は米子コンベンションセンター(ビッグシップ)の小ホール・多目的ホールにすべてのイベントが集約されていた。

 まずは11時から別々に始まる「吉川広家と米子城2023」と「まんだん!&ヨナゴゲイムショウ」で選択を迫られたが、僕は4年前の深夜に行われたヨナゴゲイムショウに行きたくても行けずに泣いた経験があるために、今回もそちらへ行こうという気になった。ちなみに諸事情でレポートは書けなかったが去年の第11次米子映画事変では第3回ヨナゴゲイムショウ『電脳まんがまつり』を観覧することができている。

 第4回のトークテーマは『メーカー御乱心の巻』。「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」に端を発し「EGRETⅡ mini」までに至るミニハード戦争の概略から、X68000 Zなどのミニハード開発で注目を集める株式会社瑞起の紹介、さらには登壇者お気に入りのスマホアプリにしてミニゲームやコラボの力の入り方がどこかおかしい「アリス・ギア・アイギス」の紹介などがあった。

 いつもゲームについて門外漢の役回りとしてゲスト出演していたアニメ会のひがもえる氏が今回は不参加だったため、MCの鈴木家の皆さんにはかなり負担がかかったらしく、その復讐なのか「会場にひがもえるのYouTubeチャンネル『ひがげーむ』のチャンネル登録者がいたら手を上げてもらい(僕を含めて2,3名に見えた)、その現状をDMで報告する」「プリンセスメーカー2 リジェネレーションのコラボ企画配信を本人不在で決定し、それもDMで報告する」というサプライズを行った。

 後日ひが氏の配信を確認すると、誕生日が近かったこともあり両方とも嬉しい驚きになったようだった。なんか思ってたのと違うリアクションだったな……。

 続く「まんだん!」のトークテーマは「これがホントの神漫画」。
 伝統宗教からカルトまで、漫画の中で神や仏や宗教はどのように描かれてきたかというものを垣間見ることのできる90分だった。

 個人的には「戦えナム」などのジョージ秋山の世界観が安野モヨコ「監督不行届」において庵野家に多大な影響を及ぼしているとわかるというくだりだったり、「日本沈没」において世界海洋教団という宗教団体の存在が裏でうごめいていたり、名前だけ知っていた「フランケン・ふらん」が一見ギャグ漫画のようで人間性の深いところまで攻めていくような内容だとわかったりして楽しむことができた。

第20回 全国自主怪獣映画選手権

 4年ぶりの米子大会となる「自怪選」へ向かう。

 今までだと他のイベントとの兼ね合いでなかなか足が向かわず、2016年の第7回大会、2018年の第12回大会に次いで3度目の観覧ということになっていたのだが、一時間半近くを何作品もの怪獣映画だけで過ごすという体験はなかなか他では味わえず、興奮するものだ。

 それに歴代優勝監督からは現代の若き特撮スタッフを数多く輩出しており(代表例を挙げると「ウルトラマンZ」助監督の黒川陽平氏、「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」特撮美術の石井那王貴氏など)、まさに日本特撮界の揺り籠となっているところにも注目したい。

 上映された6作品のうち、今回は2作品を抜粋して感想を述べる。

 中島啓太監督作品「夢現」は、怪獣をヒトの心の闇から生まれる存在として捉え、夢と現、虚構と現実、役柄と監督を一人で演じるという一種のメタフィクションに飛躍していく。
 すべてがモノクロームに見えるうんざりした日常から一転して鮮やかな青い空の広がる夢の世界が美しく、その中で徐々に恐ろしい力を得て巨大化してゆく怪獣の姿が印象的で、パペットのように片手で動かすがゆえの異形のデザインも良かった。

 すべて一人で作る作品で、自分で自分のありのままを撮るというのは僕にとって共感し心の痛みをも感じるところであったので、本作を少し他より高めに評価している。私論に過ぎないが心の根っこで自分のことが好きであり、自分はこうだ、と信じていないと、なかなかこういう作品は完成できないとも思う。

酒飲みながら3回見る」という田口清隆監督の密かなFavoriteである、田中まもる監督の最新作「地獄の怪獣ミュージカル」は先の予告編を見て抱いた悪い予感通りの内容だったが、とにかく剛腕で圧倒的な映像編集センスで観客を否応なしに田中まもるワールドへ引きずり込む。
 そしてアンコールを要求されるがままに、このミュージカルと観客が一体になる。こういう大会でこそ輝く作品だ。サゲがメイキング映像というのも面白い。

 その原動力は「俺でも作れる!」の一語に集約されており、今回もミュージカル映画だけでなく、ゴジラ-1.0にも対抗心を燃やしていた。さすがとしか言えない。

 ところで、田中まもる監督はなぜか海神える氏の自主映画「劇殺! 漫画道」の主演を務めており、その関係性について気になったが、どうも海神氏が田中監督作品のDVDを熱心に買っていたとかで、こちらの作品については普段と違った周囲に人の目がある撮影が恥ずかしかったらしく「なんかあんまり触れちゃいけないのかな……」と思いそれ以上は聞き込みをしなかった。

20年前のインターネットと、10年前~現在のYouTube(+米子映画事変)が今につながった感覚を覚えて勝手に一人で盛り上がった

第12回3分映画宴

ダラズクリエイトボックスから出張販売していたCafe RADIO MAGICのチキンカレーで腹ごしらえ

 ノミネート作品はこちら。

 上映された33作品のうち、いくつかを抜粋して感想を述べる。なお、番号は当日会場での上映順を指す。

 5番「稲荷遊技場センター」は、神社の縁日を舞台とした少し不思議な話だ(上記の動画は3分+おまけ付き)。少年と少し(もっと?)年上の女の子との手厳しくも愛らしい交流が描かれ、実は……という転結が面白いし、画力も確かなもので、場内でも「すぐに続編を作ってほしい」と評判だった。

 12番「イ次元ロッカ」は、10秒のミニマルな動画を全15箱、併せて3分にまとめたアニメーション作品だ。

 個性的なキャラクター達が自分のロッカーを開ける、そして閉めるという単純明快なコンセプトでありながら、ぎょっとするような展開もあり、想像力を豊かにさせてくれる。シンセサイザーの曲調や音色の使い分けもキャラクターづけとして効果的なアクセントになっている。


 15番「デザートイーグル」は、砂漠化した荒野と呼ぶにはちょっと広めの砂浜にしか見えない場所で、サングラスをした二人の中年男性が銃を持ったまま近接格闘をするアクションものだ。

 ネット検索に上がらず、内容を紹介することも振り返ることもできないのが実に惜しい。「理想と現実」が常に相反する自主映画らしさを感じて僕好みだった。

 16番「嘘月」は今回のミュージックビデオ枠と言っていいだろう。

 一見するとストップモーションのぬいぐるみが愛らしく映るが、それは現実世界のデフォルメであり、次第に何らかの事件性を匂わせる……というところが印象的だ。

 ああ、3分弱のミュージックビデオってちゃんと(起承転結のある映像作品として)作るならこうやるんだなとわが身を振り返った。

 21番「復活!ニコニコ岩の巨神」は、先の全国自主怪獣映画選手権で公開された13分の本編を3分に再編集した映画宴限定のバージョンである。

「ゆるい怪獣もの」を撮りたい監督の意向が強く出たこちらでは、ニコニコ岩の巨神が怪獣オオナエノカミと相対し戦闘に入るくだりをバッサリとカットしてニコニコ岩の巨神が穴に帰ってしまう大オチになっており、場内を笑いのムードに包んだ。

 僕は「全長版のほうが好きだな」という感想を抱いた。前年のグランプリ作品となった同監督の「魅力発見!タコと港町の下津井」は「怪獣が出る→怪獣を改心させる→オチ」までが短く、加えて観光地ものとしての名産物の紹介や地元の人たちとの(棒読みがかった)交流が全体としてオリジナリティと完成度を両立させていた。観光と怪獣バトルの両立は3分では厳しかっただろう。

 しかしながら岡山に旅行へ行った際には、ぜひニコニコ岩に行ってみたい。


 30番「ないしょばなし。」は、仮〇〇〇ダーになってしまった女子高生とその友達のショートコントである。

 翌日には藤岡弘、氏が出演するということもありタイムリーだと思ったのと、意味深にジャージを開いてお腹を見せるシーンを背後から撮ったら、あたかも〇〇ダーベルトがそこにあるかのように思わせる低予算ながら考えられた映像のマジックが面白い。

 結局友達は黙っていられず〇〇ダーの正体をSNSに公開してしまう(ハッシュタグ「おやっさん」付きで)ので、彼女たちのこの後がちょっと心配であるが……この辺りのイマドキ感もウルトラマンブレーザー第15話「朝と夜の間に」でガヴァドンとの出会いをSNSにつぶやいてしまう女の子のくだりを想起せずにいられない。VFXを使わずして特撮愛にあふれた一作に思った。

事変喜八上映「ジャズ大名」

 日が変わって11月5日。身体が事変限定の戦闘モードにでも切り替わったのか、この日もろくに眠れなかったわりに朝から問題なく入場することができた。

この日は気合いを入れて高専放送部時代にいただいた第一次のスタッフTシャツを着てきたが、色とか今のやつと同じで本物のスタッフと紛らわしいので失敗したと思った

 この日も10時からアニメ会トークライブが別会場で行われるが、年々「今の時代にフィルム映写機で映画が観れる(しかも米子で)って、実はとってもスゴいことなんじゃないか?」と思い始めてきたところでもあって、第九次以来の「事変喜八劇場」に参加した。

ジャズ大名はAmazonプライムでレンタル他、専門チャンネルの加入で見放題になる。
フィルムに比してデジタル処理で音声が聞き取りやすくなっているとのこと

 前説で「職人気質の岡本喜八にしては、キチッとしていない」自主映画のテイストだ、と言われた通り冒頭の南北戦争後に奴隷から解放されたアフリカ系アメリカ人が逃げるシーンの筆舌に尽くしがたい低予算感が逆に親近感を覚えるほどで……あれはなぜなんだろう? 静岡の原っぱに一台のカメラを置きっぱなしで撮影したら、みんなああなるものだろうか。

 作品の主な舞台である城の中の、長い廊下とその隣のふすまで仕切られた長い部屋を疾走するシーンのテンポ感がよい。
 アフリカ系アメリカ人の楽隊が地下牢でジャズを奏で始めると、次第に誰も彼もリズムを取って踊り始め、やがてトランス状態を孕んだ圧巻のモブシーンに至る様は、その間中クラリネットやら太鼓やらトロンボーンやらを演奏し続けているアンリアルなおかしさもどこからともなく出てくるチューバ、ギター、トイピアノ、タモリのチャルメラにかすんでいき、なんかすごい熱気のあるもんを見た、という気分にしてくれる。

 上映後のトークショーでは、日本人が仮装をして大騒ぎするので渋谷ハロウィンの先駆けなのではないかという話もあったが僕は、史実リアリズムを追求せず現代のコメディを時代劇に落とし込んだようなの元祖ではないかと考えた。主要人物の喋り方やふるまい(特にリアクション)がどちらかというと現代的であり、幕末を通じて現代(1980年代)に一石を投じようとするユーモアを感じたからだ。

なんかこういうやつ……

 トークショーの最後では、先頃亡くなった俳優・コメディアンの財津一郎氏の演技に注目が寄せられた。

 特に新政府軍の赤髪・白髪を見送る武家の所作の美しさから、地下に潜って現代人のようにオーバーリアクションを取るところが印象的で、何かと「で?」と聞き返すくだりも含めて本作の良きアクセントとなっていた。

「日本沈没(1973年版)」上映&トークショー

 いよいよ本日のメインイベントである。

 今回は12月に発売を控えるデジタルリマスター版の上映ということで、かなり特別感のある内容だった。

 今日この日に至るまでに僕は「日本沈没」を享受していない。

 その代わりに赤井孝美氏が「日本沈没の逆襲」というテーマで「『日本沈没』という作品を経て、日本人が『オタク』に戻る」という考察を巡らせているのを聴いたり、徳光康之氏の漫画を読んでツバメに思いを巡らせてみたりしていた。

 日本が跡形なく沈む……そのとき何をするか? どうあろうというのか? なやんでも答えることが僕にはできなかった。

 オタクとしての日本人、そういう僕が残るというのは納得できた。しかしながら頼るものすがるもののない世界は寒々しく、望みが無いもののように思えた。

 映画本編を見て感じたのは、大災害によって燃え盛る夜の街の息を吞むリアリズム、そして瓦礫の鮮明さだ。

 これに似た光景を12年前のニュース映像で見て知っている。津波のシーンは今なおおそろしく……四方を火災に囲まれて為す術なく焼かれていく恐怖がそこになまなましく描かれる。

 そんな中でも、沈みゆく山陰地方から助け出されんとする避難民に勇気づけられるような気がした。そしてラストシーンにおける藤岡弘、氏演じる小野寺俊夫の鋭い眼光が、不透明な未来を独力で切り拓かねばならない一人の青年の智慧と勇気を思わせた。

劇的なる、光りの男

 舞台上に現れた藤岡弘、氏は、紺色とグレーの間くらいの色味のスーツで、小野寺役でご出演いただいているにもかかわらず、あの本郷猛の50年後の姿だ……と感じずにいられなかった。

当日の藤岡さんの写真は藤井美音氏のXのみ掲載許可が取られている。
諸事情を鑑みて、ポストの埋め込みは自粛しURLの引用のみとする。
https://twitter.com/C___mion/status/1721111347017257191

 椅子に座って僕の席から8時の方角むきに構え、軽く腕を組みながら左足をくの字に曲げ、スラリと伸びた右足を少し曲げたその姿を目に焼き付ける。

 他人のオーラなど目に見えない僕にとってその印象は、まるで抜き身のカタナが固有振動波を発している……という表現に近い。後の質疑応答で「本物と土産物の弥勒菩薩像の違い」という言葉があったが、そう語る藤岡さんこそ比類なき一刀彫りの彫像がごとくにとして見えた。

「実を持ちながらも、虚を演じる」
 観客に配布されたA4コピー紙のプロフィールに書かれた言葉だ。

 演じることは、なりきること。そのために自分の感性「気」をみがき、内面を育てる。感性とは心情の世界、それは人のために涙するということ…………僕は走り始めた藤岡さんのトークにしがみつくようにメモを取りながら、藤岡さんもまた、この一生で何を残すかを考えている人なのだと知った。

 人間は何を残すか? …………自分の思いを託したい。
 後世を生きる子供達に何を残し、託し、委ねるか。

 藤岡さんは僕などよりはるか先の向こうにいるようでいて、それでもなお道半ばにいる。だからこそ藤岡さんは「藤岡弘」なのだ…………と得心した。

「生意気なことを言うようで、すみません」
 そう謙虚に会釈する藤岡さんが一番最初に喝を入れた、日本人の国際的に未だ拙い危機意識のことは忘れたくない。本当に酒を飲んで酔っぱらっていたという、「日本沈没」で小野寺が大阪の町をさまよいながら、日本が沈むと知らぬ人たちに「逃げろ!」と念じ涙するシーンがそこへ重なる。

 あと、無学ゆえによくわからなかったのが「平成以降の古典はあるだろうか?」という質問に対する「オーケストラのカイドウトウセイ」とのことだが、これは「海道東征」コンサートのことなのだろうか? その前後かに藤岡さんが皇紀を諳んじていたのも、凄味を感じた。


 折り目正しく礼をして舞台を去っていく藤岡さんを席で見送る。フィナーレもつつがなく幕を閉じ、気が付けば日もとっぷり暮れていた。

 家族の迎えの車に乗りながら、帰路の途中に他愛ない妄想を膨らませる。大型バイクに乗ったノーヘルの藤岡さんが、人類の自由と平和のために夜の米子の町を去っていくというユメる────────

 かくして、米子の平和は守られた。

(終)

散財と入手の記録

 基本的に11月6日現在ですべて未読のため、手に取った際の所感のみを下記に記す。

新本

  • 筒井康隆(2006)『日本以外全部沈没 パニック短編集』KADOKAWA.
    ……半ば伝説的なパロディであるため。なお、河崎実版は未見。

  • 小松左京(1999)『さよならジュピター上・下』角川春樹事務所.
    ……庵野秀明監督作品で存在を知ったため。なお、映画版は予告編以外未見。

  • 山本昭宏(編)(2020)『近頃なぜか岡本喜八 反戦の技法、娯楽の思想』みずき書林.
    ……『ジャズ大名』が日本史に根ざした作品に感じられ、改めて氏のたどった戦後日本の足跡に触れたいと思ったため。

古書

  • 永井豪(1985)『手天童子』(KCスペシャル152-156)講談社.
    ……名前だけ知っていたが「まんだん!」内の紹介で興味を惹かれたため。

  • 小松左京(1974)『果しなき流れの果に』角川書店.
    ……やはり『トップをねらえ!』の影響から。

リサイクル本

 同日米子図書館で開かれた古本市より入手したもの。

  • 小川利彦(1977)『幻の新鋭機:逆転を賭けた傑作機』廣済堂出版.
    ……『ゴジラ-1.0』に登場する機体があるため。

  • 真継不二夫(編)(1971)『海軍特別攻撃隊の遺書』KKベストセラーズ.
    ……『ゴジラ-1.0』の主人公が特攻作戦を逃げのびた帰還兵であるため。主演の神木隆之介がそうした役を演じるうえで精神的に自分を追い込んだ話は同映画のパンフレットで読んだが、実際の史料に触れることで、今この世を生きている自分がそれをどう感じるかについて考察を深めたいから。

  • 文藝春秋(編)(1989)『日本映画ベスト150―大アンケートによる』文藝春秋.
    ……個人的に最近注目のお笑いコンビ「米粒写経」の居島一平氏が『砂の器』や『犬神家の一族』といった邦画のものまねを得意としているため、興味を持ったから。

  • 夢枕獏(編)(2000)『闘人列伝:格闘小説・漫画アンソロジー』双葉社.
    ……自分も未熟ながらプロレスを題材にした小説を書いたことがあり、その表現技法に興味があるから。

  • 斎藤幸平(2020)『人新世の「資本論」』集英社.
    ……話題性の高い新書だったから。また、本書の人新世という単語を一種のSF用語に読み替えて自作に用いたことがあるため。

その他

 同時期に届いた通販商品。

  • 『ゆけ!超伝合体ゴッドヒコザ』主題歌・挿入歌CD
    ……去年の米子映画事変でその存在を知り、ストアの入荷を確認したから。

  • 映画『メグ・ライオン』A4クリアファイル
    ……本編を見ていないのでよくわからないが、女性的なライオンの頭部とハイレグの着ぐるみ造形に斬新なエロスを感じ一目惚れしたため。百均でクリアファイル向きの額縁を買って同じく額装した『シン・仮面ライダー』チラシの横に飾る予定。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?