「SNSレーダーチャート診断の次はアプリ」背景と想いやこれから(上)
はがくんと開発してきた「SNSレーダーチャート診断」の次世代バージョンはアプリだねとハナシているのですが、その背景や、経緯や、想いには理由や背景があります。この機会に書いておこうと思いました。はがくんと連番でお送りします。(池松潤)
SNSレーダーチャート診断とは・・・
「note+Twitter」の情報アウトプット・スキルを視覚化する事で、何が長けているのか?把握できるサービスです。どの分野が得意で、どの分野が苦手なのか?図形で視覚的に把握する事ができます。
はがくん@独学を応援する薬剤師
薬剤師/薬局長/管理薬剤師
言わずと知れた独学だいすき薬剤師。仙台出身。90年生まれ。年間1000本ほどの論文を読破。みんなを元気にするものを作ってます。
池松潤(いけまつじゅん)
恋愛小説家/ 情報発信学・講演家/ アウトプットLAB主催 / サイボウズ式第2編集部。慶応義塾大学卒業後、大手広告会社員時代に雑誌コラム連載・ビジネス書を執筆。※登壇・イベント情報は⇒コチラ
・フォロワー数が10くらいの頃
紙に書く文章と、WEBに書く文章は違うよなぁとボンヤリ思っていた4年前。私はnoteもtwitterもフォロワー数が10くらいでした。文学賞をとらなきゃ小説家とは言えないと言われてました。フォロワー数がそんなんじゃ話にならないと言われてました。何を書いても読まれませんでした。あの頃はnoteを書いても陸の孤島のようでした。
何者でなければダメだ。フォロワー数が少ないのは存在しないと同じだとSNS界隈で言われるなか、渋谷で開催されたnote&cakesフェスで、noteを読まれているフォロワー数多い人の輪には入れませんでした。あんた誰?って空気が凄かったです。誰かが言ってた「note上級民」とはこのことかと思いました。ゆうこすさんのトークイベントに集まる人ごみを避けて、暑い外で何者でもない人達と仲良くなりました。そのまますれ違いになった人、もう書いてない人も多いのですが、イベントは盛況だったし楽しめた部分も多かった。特に「やれたかも委員会」のコーナーでの、ワタナベ・アニさんがひとつずつツイートにリプライを丁寧にされているのは大いに影響を受けました。(あの日からSNSへの考え方が変わったと言っても過言ではありません)しかし、なにかモヤモヤと感じた別世界感に疲れ切って会場をあとにしました。
その後、非公式noteオフ会で魅力的な若い世代の方たちと仲良くして貰える様になりました。そこはフラットな感じだったのですが、それでも緊張してストロングゼロを6本くらい吞んで酔っ払わないとしんどかった記憶が強いです。
あれから4年経ちました。そんな何者でもない自分が偉そうにレーダーチャート診断でうんぬんするとは何事でしょうか。でも音楽スキ!がミュージシャンにわかるように、アウトプットして文章を書くのがとても大事だし、新しい繋がりができるのはとても嬉しい事なのだと気づきました。
バズッたことはないし、蓄積型のnoteしか書いた事がない私がこんなことを書くのも気が引けますが、SNSレーダーチャート診断で新しい繋がりが生まれて、何が求められているか理解できるようになった気がしました。
・SNSレーダーチャート診断を始めたワケ
コロナ禍緊急事態宣言で外出もままなくなる4月にUPしました。接触しない、会わない、が常態化してリモートワークに伴って、情報アウトプットが必要不可欠になってきたと感じたのもあるんですけど、ずーっと部屋で塞ぎ込みがちな方へ役立つと思って作りました。この6章36問は2か月前くらいから作ってはいたのですが、それをグーグルフォームへ載せることに決めたのはスピード優先ですぐ出来る事からはじめたという感じでした。
・そもそも・SNSレーダーチャー診断とは
SNS界隈では良くみかける「Howto」もの「ハック」など「イイ話」や「答え」を聞いても身につくのでしょうか。イイ話でお腹一杯になって「自分もデキる」と思っても「あれ?なんだっけ」状態となって、またセミナー受講するってことありませんか?
SNSレーダーチャート診断は、「問い」に答えることで「ああ。こんな事やってたかな」とか自分のアタマで考えてもらう事に主眼を起きました。アウトプットしても「読まれない」「反応が無い」と続けるのは苦痛です。そのためにはどんな知識やスキルが必要なのか、今までの体験をメソッドへ落とし込むことで役に立てたらいいなと思って作りました。
前半【アウトプット・スキルチェック】
「note+Twitter」の情報アウトプット・スキルを視覚化する事で、何が長けているのか?把握できるサービスです。72問に回答すると、アウトプットでどの分野が得意で、どの分野が苦手なのか?図形で視覚的に把握する事ができます。
第1章:まずは「ライティング」スキル
第2章:そもそも準備が大事「知ってもらう」スキル
第3章:書く前に「読み解く」スキル
第4章:書いたら「拡散する」スキル
第5章:繋がる為の「貢献する」スキル
第6章:ゴール戦略のための「読まれる」スキル
後半【SNS症候群・ダメージチェック】
SNSはツールです。適切な距離感・使い方などを視覚化する事で、SNSの影響度が把握できるサービスです。6部6問の36問に回答すると、図形で視覚的に把握する事ができます。心理学など論文などから応用して作りました。
第1章:距離感はあく度~ コミュニケーションの基本のキ ~
第2章:状況認識できてない度~ 周りの状況を掴めるか ~
第3章:他者比較度~ 嫉妬の闇 ~
第4章:自己肯定感、低い度~ 自分の軸 ~
第5章:マウンティング度~ 無意識にマウンティングしていませんか?~第6章:SNS中毒度~ いつどのくらい使ってます?~
Ver1から改良をして、Ver2では、はがくんと一緒に後半「SNS症候群」を加えてパワーアップしました。
・SNSの違和感はどこから来るのか?
リアル生活とSNS空間との違いに「モヤモヤ」や「違和感」を感じた事はありませんか。その違和感は2つの源流から生まれていると思います。
「承認・欲求」という症状
SNSを情報摂取に使っている場合に多いのは「取り残された感覚」や「孤独感」ではないでしょうか。「いいね」や「フォロー」されない、反応されない事が「自己評価の低さ」や「承認・欲求」に繋がってませんか。「承認・欲求」が過度に拡張・拡大すると、メンタルヘルスに影響して仕事に影響が出たりします。FOMO(the Fear Of Missing Out)取り残される不安・恐怖や、MOMO(the Mystery of Missing Out)他人がSNSに投稿しないことに対して不安を抱く症状がSNS病として明らかになっています。
「影響力・欲求」という症状
情報アウトプットにSNS積極的に使っている場合に多いのは「自分に対して(悪意をもって)言ってるのではないか」とか「マウンティングが鼻につく(気になる)」など「相手との距離感」が測れなくなる事が多くなります。リアル社会では「そんなのは便所の落書き」と受け流している「情報」を無視できなくなります。身に覚えはないでしょうか。これが過度に拡張・拡大すると、メンタルヘルスに影響して「人間不信」になったりします。
読み専の「FOMO」と、情報発信しているヒトの「SNS症候群」は違う
「承認・欲求」と「影響力・欲求」の症状が違うのは、SNSへの向き合い方・使い方によって異なります。なので診断や予防の方法が異なると思います。SNS病やSNS症候群は、最近多くなってきたので医療の分野でも確固たる医療方法が確率されていません。そればかりかどこからが医の世界なのか線引きもはっきりしていません。しっかりとした知識経験を伴わないのに心理カウンセリングを語り「それって医療行為ではないのか?」というグレーゾーンでビジネスをしている人が多いのも気になります。
これは日本だけではない
電車の中でスマホを眺めているのは世界共通の現象です。国民性や文化によって傾向は違うものの、SNS病やSNS症候群は日本だけの現象ではないのだと感じています。
・「SNSの悪しき苦しみ」から解放したい
SNSプラットフォームは、5~10年ごとに新しいものが登場します。最近ではClubhouseが話題になっています。SNS中毒性が高いプラットフォームが登場することで、SNS病やSNS症候群は質も量も拡大しているのではないかと感じます。
SNSプラットフォームは手段で目的ではない
改めて述べるとSNSはツールですが、コミュニケーション基盤になっているので、もはやリテラシーうんぬんと言って自己の範囲だけでは解決できません。SNS病やSNS症候群は、ますます止めようのない「SNSの悪しき苦しみ」となって深化・拡大しているように感じます。気が付いたらSNS病やSNS症候群で組織の半分以上のパフォーマンスが発揮されていない状況が生まれていてもおかしくないのではないでしょうか。
悪しき苦しみは世界中に広がっている
いいねの数や、フォロワーの数で人を評価したり、幸せの基準とする傾向は止まらないでしょう。「言語化されないモヤモヤ」とか「なんか調子悪いな」とか「どうも上手くメンタルをマネージできない」という未病が、指数関数的に加速しているように感じます。今後も新しいSNSプラットフォームの登場で世界的に拡大していくでしょう。
「レーダーチャート診断」と「コーピング」で悪しき苦しみから解放したい
「タバコが身体に害である」のに「タバコ会社が販売をやめない」ように
、SNSプラットフォームがサービスを休止することはありません。
そのためにはメンタル健康診断や予防・対処策が必要になっていると思うのです。SNSレーダーチャート診断は今まで無料サービスを上手に組み合わせてやってきましたが、アプリ化してサービスのアップデートを考える時期が来たのではないかと思いました。
はがくんに相談ミーティングしたら、今までに無かったものが登場したのです。というわけで、その話は次の回で(はがくんよろしくおねがいします)
▼こちらで連載で読めます。チェックしてみてください。