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Day2:未来を思い描くマインドセットを持とう!


この記事は何?

こちらの記事は、北海道上川町役場とデザイン会社グッドパッチが行う、2050年の暮らしを手触り感のある形で上川町で暮らす方々と描き、そこから現在を思考するNo Limitsプロジェクトの公式アカウント記事です。
今回の投稿では、5月17日に実施した2回目のワークショップ内容について共有します!

プロジェクトについて詳しくは、こちらのNoteをご覧ください。


1. Day2の内容と目的🔔

Day2は、

  • No Limitsプロジェクトへの期待共有

  • イントロダクション 〜上川でSFプロトタイピングを進めるにあたって〜

  • ミニワーク

  • 次のステップである「インプットシート」のご案内

という内容で実施しました。

目的は、SFプロトタイププロジェクトを進めるマインドセットをみんなで獲得することです💪


2. No Limitsプロジェクトへの期待共有

Day1を受けて、No Limitsプロジェクトに各々のメンバーがどのような期待をもっているかを共有しあいました。
みんながワクワクしている気持ちが伝わってくるのと、手触り感のあるものをつくりたいなという気持ちがあり、嬉しく思いました♪

  • 妄想したものが未来に実現してたら楽しいな

  • 子供達に未来を考えてもらうことができたら嬉しい

  • 小説に出てくるどうぐとかを、HARIOさんにガラスでつくってもらうとか、未来カレーつくってみるとか、ものをつくってみたい ※1

  • なるべく広くみんなのプロジェクトになったら良いなぁと思う

  • 町の人がきいて、「面白い」「想像してなかったけど、あったら良いな」と思ってくれるとよいな 

※1 上川町には、HARIOが創業当時より守り続けてきたガラスの手加工技術を教えるガラス工房があります。大雪 森のガーデンや旭川家具とコラボしたオリジナル商品の開発も進み、上川町の新しい産業として町を盛り上げています。
▼詳しくはこちらへ!
https://www.kamikawork.jp/style/lampwork.php


3.イントロダクション 〜上川でSFプロトタイピングを進めるにあたって〜

Day2は前述したように、これからプロジェクトを本格的にスタートするにあたってのマインドセットが目的です。
SFプロトタイピングを含む未来志向のデザインワークは多くの場合、社会からプロダクト・サービスまで、未来の姿を想像し、現在とその未来像のギャップを埋め、実現を目指したアイデア発想をするバックキャスティングの考え方に接続します。 

Ecosystem Building at Systems Innovation Network / Joss Colchester LinkedIn https://www.linkedin.com/posts/josscolchester_was-wondering-for-any-of-you-who-have-used-activity-7099311583763279872-rdne

今回も基本的にはこの考え方を踏襲しています。
実現を目指したアイデア発想のフェーズについては、このプロジェクトで何度か出てきている「手触り感のある」というキーワードを軸に企画検討していますので、追っての紹介をお楽しみに😊

Day2のインプットではバックキャスティング手法の理解を進めながら、右上の未来像ができるだけ「理想像」であることを大事にしたいという話をしました。

初回の記事にも書きましたが、現在の上川町では未来に対して明るいビジョンを持てている人が決して多くはありません。「ありたい姿を想像する」ことは、こうした状況下では、そう簡単ではありません。
だからこそSF的な発想を借りて、取り組んでみる価値があるのだという共通認識を得ることができました。


4.ミニワーク

明るい未来を想像するトレーニングとして、ミニワークを実施しました。
ぜひ読みながら考えてみてください✨

トレーニングに参加するために必要なものは、「勇気と尊重」、「遊び心」、「妄想力」です!
ぜひ準備していただいてここからのNoteを読んでください!


ミニワーク❶:タイムマシーンに乗って

2024年のあなたの部屋に2050年のあなたがやってきました!
お互い話したいことは山ほどあるのでは?!
実際そんなことが起こったらあなたはどうするのでしょうか。

  • 2024年のあなたから2050年のあなたへ。何を質問するでしょうか。

  • 逆に、2050年のあなたから2024年のあなたへ。何を伝えますか?

🕰️ 3分時間をとって考えてみてください

たくさんの質問や伝えたいことが浮かんだのではないでしょうか?

NoLimitsメンバーから出たものをいくつかご紹介すると…

2024年のあなたから2050年のあなたへの質問では、家族のことをまず知りたい人、とりあえず楽しく暮らせているのか、いまのままの方向で良いのかを聞く人。気候危機の影響を聞く人などさまざまです。

2050年のあなたから2024年のあなたへ伝えることも、本当にさまざま。
一人一人全く違う答えが出てきました。

ミニワーク❷:◼︎◼︎を△△するどうぐがあれば◯◯できるのに!


「どうしても◯◯したいんだけど◼︎◼︎がなあ……」、「最近◼︎◼︎のせいで全然うまくいかない!どうにかしたい!」そんなこと、ないでしょうか。
小さい頃、一度は思い描かれたかもしれない秘密どうぐ!
今一度、考えてみましょう✨

  • そのどうぐはどんな機能がありますか?どんなことを叶えてくれますか?

  • どうしてそのどうぐが欲しかったのですか?

  • そのどうぐはどんな見た目ですか?

  • そのどうぐの使い方を間違えてしまうと、どんなことが起きてしまいそうですか?

🕰️ 3分時間をとって考えてみてください

こちらもNoLimitsメンバーから出たものをいくつかご紹介すると…


考えられたどうぐに似たどうぐはありましたか?
NoLimitsの現在のメンバー間では、それぞれ全く違うどうぐが出てきて、大盛り上がりしました!
(もしもよかったら、ぜひ考えられた「どうぐ」をコメントやX(Twitter)への投稿で教えていただけるととても嬉しいです😀)

ミニワーク チェックアウト

ミニワークでお伝えしたかったのは、それぞれやっぱり違うし正解はないから自由に考えていきたいねということも前提としてあるのですが、「そもそも本当にやりたい願望は何だろう?」という問いを考えるのが大事だよねということでした。

ぜひ、下記で引用させていただいている暦本純一氏の文章も読んでみていただけると嬉しいです。

 それから「どこでもドア」はつくれないかもしれないけどテレビ会議なら実現できるというように、あるいは「タケコプター」はつくれないけどドローンにジャックインすることはできるというように、ドラえもんの道具はちょっと視点をずらすと、がぜん現実的な話になるんです。一見すると実現不可能な道具に見えても、現実の世界にあるどんな技術ならのび太の「願望」を叶えることができるかを考える題材になります。

 研究をするにあたって人間の願望はすごく重要で、『ドラえもん』では一つひとつの道具が「願望カタログ」にもなっている。たとえば、本棚をつくるためには釘を打たなくてもボンドを使えばいいかもしれない。そうした「そもそも本当にやりたい願望は何だろう?」という問いを考えるきっかけになる作品だと思います。

暦本純一(東京大学大学院情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・CSO)
『AIを生んだ100のSF』ハヤカワ新書より

📣最後にご案内

1つ目の投稿がこちらです!

プロジェクトで目指すものや、「No Limits」というプロジェクト名に込めた思い、メンバー紹介をしています。
また終盤で、上川町とGoodpatchの紹介もしていますので、よかったら読んでみてください📕


2つ目の投稿がこちらです🌞

1回目のWS内容と、SFとは?SFプロトとは?について紹介しています。

また、少しでも興味を持っていただければ、気軽にご連絡いただければと思っています✨!
「全部は関われなくても、ちょっとだけ関わりたいな」、「どういうことかいまいちわからないけど、興味がある気がするな」という方はぜひ、お気軽にX(Twitter)のDMよりご連絡ください✉️!!




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