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kidsnaco
あのね日記1「あのね日記」
次男「あのね、あのね、今日ね」
私「うん、どうしたの?」
次男「あのね、今日ね、先生がね、あのね」
私「うん、先生がどうしたの?」
次男「あのね、先生がね、ピアノでね、あのね」
私「うん、先生がピアノ弾いたの?それで?」
次男「あのね、ピアノでね、あのね、あのね…」
……次男の話はなかなか進まない^^;
「あのね」が多い次男と話していて「あのね日記」のことを思い出した。「あのね日記」とは、私が小学校の先生をしていたときに週末の度に出していた日記の宿題だ。書き出しは「先生、あのね」と決まっている。
子どもたちは、「先生、あのね」と書き始めたあと「家族で焼肉を食べに行きました」とか「おばあちゃん家へ行きました」とか週末の出来事をノートに書く。特別なことじゃなくていい。私はそれを読んで「先生も焼肉食べたいな」とか「おばあちゃんに会えてよかったね」とか一言コメントを書いて子どもたちに返す。そしてまた次の週末、宿題「あのね日記」というわけだ。
毎週日記を書くのはめんどくさいって思ってた子もいただろうけど。でも、「先生、あのね」という書き出しがなんとも可愛らしくて。読んでいると、あのねが多い次男のように「聞いてほしいこと、いっぱいある!」って、子どもたちがすぐそばでお話してくれているようなかんじがして。ちょっとした交換日記みたいで私はけっこう気に入っていた。
何かいいハッシュタグはないかと考えていたときに、ふと思い出した「あのね日記」。「あのね、今日ね」って気ままに話し始める次男みたいに私も「あのね日記」を始めようと思う。