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【想像の3倍長い!】AI百鬼夜行絵巻を作ってみた【プロンプト付き】

生成AIで横長のAI百鬼夜行絵巻をつくりました。
"絵巻"と呼ぶにふさわしい、とても長い絵になりました。たぶん想像の3倍は長いと思います。


▶百鬼夜行とは

「百鬼夜行」(ひゃっきやこう)は、日本の民間伝承や妖怪文化における一種の妖怪行列を指します。文字通りには「百の鬼が夜に行進する」ことを意味し、さまざまな妖怪や霊が一斉に夜道を行進する様子を表現した言葉です。この現象に遭遇すると、不運や災いがもたらされると信じられ、百鬼夜行を避けるための魔除けや呪術が古くから語り継がれています。

百鬼夜行の起源については、平安時代から室町時代にかけて成立した『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』などの物語集に記述が見られます。また、江戸時代には絵巻物や版画などでも描かれ、土佐光重の『百鬼夜行絵巻』や鳥山石燕の『画図百鬼夜行』などが有名です。

そんな百鬼夜行の図を生成AIを使って作成してみました。

▶アウトペイントでひたすら伸ばす

生成はまず最初にアスペクト比2:1で絵を生成。今回のタイトルがに使っている部分で、niji・journeyを使用しています。生成プロンプトは、今回は日本語で、かつ単語の羅列になっています。

百鬼夜行図、大勢の妖怪たち、おばけ、物の怪、モンスター、鬼の大群、人魂、炎、墨絵、芸術的

これにクオリティ系の単語をプラスして、生成しています。日本語でプロンプトが書けるのはnijiならでは。日本語で単語を並べる書き方は結構直感的なプロンプトで面白いすよね。
最初に生成したものの右側をアウトペイントで伸ばし、それをさらアウトペイント伸ばし…という感じでどんどん絵を長くしていきました。

nijiの➡によるアウトペイント生成を何度も繰り返して限界まで絵の右側を追加していく。

▶超長編・百鬼夜行絵巻

そんな感じで完成した絵は規格外に長い絵になりました。nijijourneyは横幅7500pxまでしか生成できないようなので、5枚のパーツに分けて生成をして、最後にphotoshopでつなぎ合わせています。実際に完成したものは縦680px、横約35,000pxというとんでもないサイズになりました。
あまりに画像サイズが大きいためいくつかの画像に分割したうえで並べますが、横長の絵はnoteには掲載しずらいので90度回転させて縦方向に並べています。PCなど横長のモニタでは見ずらいかもしれませんので、ぜひスマホでご覧いただきたいです。

▶AI百鬼夜行絵巻・大龍行図

▶デジタルと妖怪

この作品は「アナログの極致とも言えるような妖怪の世界を、最新のデジタルテクノロジーで描いてみたら面白いんじゃないだろうか」という、ありがちな発想からスタートしています。
かの有名な土佐光重の『百鬼夜行絵巻』を参考にしつつ、AIが描き出す未知の妖怪たちの姿を連ねて全く新しい妖怪道中の絵巻を作れたら……。そんな思いが形となった『AI百鬼夜行絵巻・大龍行図』、いかがだったでしょうか。



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黒猫さん
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