人類の新たな地平線
**注意書き**
この下には人間性が恐ろしく低い文章が書いてあります。
OCULUS QUESTを買った。
このタイミングで購入を踏み切ったのはいくつか原因がある。こつこつやってきたことの成果がようやく出たこと、一斗缶氏が配信の世界に踏み込んだことの2つが主な原因。とにかく自分もここ数年こつこつやってきたことの集大成、配信用の肉体をえることのファーストステップとしての購入である。金銭的にはかなりきついが。年始にネフィリムにあれだけ貢がなければ年始には買ってたんだよ。
ハードウェアとして考えると先にPSVRを経験していたので、とにかくその重さと視野の狭さでファーストインプレッションは決して良いものではなかった。スマホだけですむという導入のスムーズさとチュートリアルのつくりなどとにかく手軽にVRに触れる工夫は随所に感じられたのはよかったが、まあこの程度かなという印象。
とにかく自分が一番衝撃を受けているのはVRチャット。当初まあトラッキングの性能を見てみるか程度で触ってみたのだが、とりあえず用意された標準のアバターから適当にかわいい女の子を選んでみたとき、自分にとって世界がひっくり返るくらいのことがおきた。
「鏡はどこだろう?」
人生において生まれて初めてポジティブなきもちで鏡を見てみよう、という気持ちが沸いた。何をいってんだこいつと思ったあなたは本物のビジュアル弱者のことをわかっていない。真のビジュアル弱者というものは鏡というものを認識しないようにして生きてるのだ。ひどい話鏡が何のためにあるものかもわかってない。自分がどういう姿なのか認識するとそれだけでつらいので用意された選択肢は2つ、死ぬか、自分の外観を認識せずに生きるか。「それじゃあんた眼鏡かうとき鏡見ないでどうやって買うんですか?」っていわれたので「値段」って答えたら知り合いに唖然とされたが、ビジュアル弱者はこうやって自己の認識を極限までごまかしてこのビジュアル格差社会をかろうじて生きているのだ。俺は町でドッペルケンガーとすれ違ってもわからない自信がある。
鏡の前でポーズする俺、カワイイ。次は念願の鳥になってみたい。あ、ペンギンのアバターがあるきてみよう、カワイイ。あ、あれもいいぜこれもいいぜ。ああなるほど服や化粧に金をかける人の気持ちが今ようやくわかったみたいな、ほんとうに今まで疑問におもっていたことのいくつがが一瞬で「理解」できたのだ。
ここからはほんとに現世においては考えられないことが立て続けに起こる。あんまり書くと本当に他人の感動を奪ってしまうのでやめるが、生まれて初めて健常なビジュアルを持っている人のコミュニケーションというものがどういうものかを経験することになる。人間とかいう経験からしかものを学べないチンパンジーにとってVRというのは本当に革命的なツールだと今、日夜感じている。内心俺もばびにくとかいうものを相当軽んじていた。おっさんの中の女性化願望みたいなものが本当に嫌いなので内心軽蔑していたといっても過言じゃないが、経験してみると全然違う。あれは女性化じゃなくて他人に対してハッピーな姿かたちになるということなんですよ。自分は自分なんですよ。ほんとこれが驚異的にわかった。わからされた。
俺=カワイイ みんな=カワイイ =幸せ
実際声まで作って女のあばたー使ってるやつそんなにいねえ、みんな普通におっさんの声でしゃべってるし、それに対して不愉快な気持ちも別にわかない。みんなが好きな格好してる、思った以上に快適な空間。
VRは今日も新しい可能性で輝いている。これからいろんなことがあるだろうが、新しいものを否定せず飛び込んで本当によかったという今の気持ちを忘れずにいたい。今日世にはびこる〇〇の気持ちがわからない、VRが全部解決してくれるかもしれない。相互理解じゃなく、体験を通して知っておくことがいろいろな問題を解決してくれるかもしれない。
結論:VRCHATはビジュアル弱者にとってはシャブ
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