ハンバーガーは一回置けないから私はポテトを頼む
私はファストフードが大好きである。
ファストフードの定番セットといえばハンバーガーとポテトとコーラ。
その日もいつものようにハンバーガーとポテトとコーラのセットを頼んだ。
いつものようにポテトを数本食べ、コーラを一口飲み、それからハンバーガーを食べた。
しかしハンバーガーを食べ進めるうちに少し違和感を感じた
。
ポテトは数本食べた後一回食べるのをやめた。
コーラも一口飲んだ後に飲むのをやめた。
ハンバーガーは1回食べるのをやめて置くことができないのだ。
そしてある1つのことが頭に浮かんだ。
数多ある再度メニューのなかでポテトとコーラのセットが定番でデフォルトメニューとして長年君臨している理由である。
ポテトとコーラはハンバーガーを一回置くことなく違うものを食べるときに最適なのだ。
もちろん味が合うというのもあると思うが。
そもそもハンバーガーを1回置くというのは言葉の通りハンバーガーを食べるのを1回やめてプレートにハンバーガーを置いて他のものを食べることである。
1回置くと最初にお皿に盛ってあったハンバーガー、あのハンバーガーじゃなくなってしまうのだ。
持ってから一気に食べないといけない感を強く感じてしまう。
ハンバーガーは1回置けずにずっと継続して食べなければならないのだ。
しかしハンバーガーだけを食べ続けているとメインがすぐに食べ終わってもったいない気がしてくる。
ここで活躍するのがポテトとコーラなのだ。
ポテトとコーラであれば、ハンバーガーを片手で持ち1回置かずに食べることができる。
これがあることによってメインのハンバーガーを一気に食べるもったいなさを解消することができる。
またポテトの良さは「食べても食べても終わらない感」があることだと思う。
あの縦長の容器に入ってるポテトは最初はあふれ出しそうで、食べ始めてやっと容器にちょうどいい量まで減る。
容器の底は見えない。
この見えない部分を人間は「ある」ように想像してしまうのだ。
つまりポテトを食べても食べても減ってないように錯覚するのだ。
一回置けずすぐに食べ終わってしまうハンバーガーに対して、ポテトは永遠になくならないようにさえ感じる。
なかなか減らないポテトはファストフード店に滞在する時間を増幅させる。
時間が経つと満腹度は増し、結果的にそのファストフードに対する満足度は向上しているのだ。
少し話が脱線したが、ポテトとコーラはハンバーガーのお供として長年愛される理由があり、一回置けないハンバーガーの救世主であるのだ。