遅刻の罪悪感が関係ないものにまで伝染する
私が利用する電車はよく遅延する。早朝や帰宅のラッシュ時は特に。
電車の遅延のせいで仕事が遅延することがしばしばある。
もちろん遅刻は自分のせいだ。電車のせいではない。
電車が遅延することを見越して早めに出勤しなかった私が悪い。
私は電車内で遅刻が確定した時はとてもつもない罪悪感を感じるタイプだ。
そして電車が急停止して再出発するまでの間は遅刻のことばっかり考えてし
まう。
しかしいつも電車でやっていることが手につかなくなるのは少し違うと思う。
電車ではいつも通り音楽を聴いたり、Youtubeを見たりしたい。
でも遅刻の罪悪感のあまり私はそれができなくなるのだ。
仮に音楽を聴けても全然いい歌に聴こえない。YouTubeも心が焦っているから内容が全然入ってこないし、なんだか2倍速で見ているような気分になってくる。
この感覚がとても気持ち悪い。
遅刻が確定した場所から会社の最寄りまでは40分ほどかかるのに40分ずっと焦って罪悪感を感じて反省しているのはどう考えてもおかしい。
でもだからってなにも気にせず娯楽を楽しむのも違う気がする。
私は誰にも見られていないところでジレンマを抱えながら反省している。
電車の時間は、たとえ遅刻が確定しているとしてもいつもの電車の時間として過ごせばいいものを。
私はこれを「罪悪感の伝染」と呼んでいる。
本来遅刻と電車内で音楽を聴くことは全く関係ないことなのに、音楽を聴くことまで悪いことのように捉えてしまうのだ。
この罪悪感の伝染をなんとか失くしたいと思っている。
もちろん対人関係から生まれるものではなく自己完結の産物なので、自分が遅刻が確定していても普通に音楽を聴けばいいのだが。
そうもいかないまま今日もジレンマを抱えながら音楽をかけるか迷っている。