「裏切りの作家」 作家紹介⑥ siv@xxxxさん
こんにちは。文芸部員の百瀬七海です。
今日は私が大好きな作家さんのひとり、siv@xxxxさんをご紹介させて頂きます。
クスっと笑えたり、誰かのココロに(少しでいいから)残るような文章が書けたならシアワセ。
siv@xxxxさんは、ご自身のプロフィールで、このように書かれています。
そして、私がsiv@xxxxさんの言葉に惹かれたのも、クスッと笑える、ココロに残る、そんな文章だったからです。裏切りの作家さんの私を裏切らなかったこのプロフィールの言葉。
siv@xxxxさんの描く物語は、一言では説明できない世界。
読めば読むほどハマる世界でもあり、予想をいい意味で裏切られる世界なのです。
小説だけではなく、詩や短歌でも。
それぞれにsiv@xxxxさんらしい言葉のピースと世界が散りばめられています。
それでは、私が勝手に選ぶsiv@xxxxさんの10選です。ちなみに、このnoteを作成している段階で、siv@xxxxさんの作品はすべて拝読させていただきました。裏切られすぎて、ますます虜になってしまいました。
まずは、小説から。
最初に読み始めたとき、普通にデートに関するnoteかなと思いました。
これは、私が書くとネタバレになってしまうので、あまり詳しく書きたくはないのです。ぜひ、このnoteを読んでください。思いきり、裏切られます。やられた! と思いました。
えええええー? と思いました。
とにかく、こんな風に裏切られる、そんな世界を見せてくれる楽しさがありました。
こちらも、おもしろおかしく裏切ってくれた小説になります。
運命のヒトに出会えるその瞬間を描いたストーリー。まさかの出会いの瞬間と出会った相手に、クスッと笑いました。
短い中に、しっかりとわかる起承転結。
しかもその終わりが、まさか! と大きく予想を裏切るsiv@xxxxさんの小説はオススメです。
こちらの小説も、大きく裏切ってくれるそんなお話になっています。
「できちゃった」と彼女に打ち明けられてからの彼の心情。それから始まる忙しい毎日。
siv@xxxxさんの描く世界のエンドマークはいつも驚かされる。こちらの小説に関しても、やはりクスッとやられました。すっかりsiv@xxxxさんワールドの虜です。
こちらの小説は、不思議だけど温かな優しい世界を感じさせてくれました。
僕は、生きる勇気と、希望を待っていた。
そしてきっと、そのことに気づかせてくれた君を、待っていたんだと思う。
タイトルは、広沢タダシさんと矢野まきさんの(幻の)ユニット名から。日曜日にミニライブに行って、お二人の歌にとても感動して。そしてこの「風待ち停留所」という言葉がすごく素敵だなと心に残って。この気持ちを何とか形にしたいなと思って書いてみました。
ココロに残る優しい温かさからは、その風景が思い浮かびました。
素敵な言葉から生まれたこの物語は、誰かの心を込めて優しく揺さぶる。前向きになれるお話でした。
いろいろな横顔を見せてくれる、siv@xxxxさんの小説は、どれも読むのが楽しくなるものばかりです。
続いて、エッセイはこちらです。
ご自身の執筆スタンスについて書かれたエッセイになります。
いい文章を書きたいと思う気持ちは、書き手なら誰しもが思うことなのかもしれません。
私のありふれた人生にちょっと彩りを。
誰かのココロに小さな明かりを。
そんな文章が書けるように、そんな文章に出会えるように。
自己紹介同様、このようなsiv@xxxxさんの書くことへの想いが、彩りと明かりを与えてくれているんだなと思います。
私もいつも、書きたくて書けなくてジタバタしています。だからこそ、このようなsiv@xxxxさんの想いを、私も大切にしようと思います。
こちらは、私が主催した「素敵な日本語で言葉遊び」シリーズの第一弾で書いてくださった小説とエッセイ。
「I love you」を「愛してる」や「好き」などの直接的表現ではなく、それ以外の言葉でどんな風に訳すか? という企画なのですが、siv@xxxxさんは小説で参加してくださりました。
その小説がまた、可愛い!
お前とふたりになりたかったから。
直接的な表現ではないからこそ、よけいにきゅんとしてしまいます。
クスッと笑う小説も書き、心温まる小説も書き、ドキドキする小説も書き、と見せてくださる世界はまさに色とりどり。
こちらは、恋心をうたったポエム。
他にもいろいろとポエムを書かれているのですが、どれもきゅんとするもの、気持ちに寄り添ってくれるものが多く、スキ! をたくさん押したくなります。オンナゴコロ、ダイレクトに伝わってくる、そんなポエムは恋する女の子の味方ですね。
「あること」にドキドキしてしまう様子を、まるで恋する女の子の心情を表したかのように書かれたポエム。
読めば読むほど可愛いのに、小説だけじゃなくまさかここでも裏切りが! と、クスッとしました。なににドキドキしていたのかは、ぜひお確かめください。
過去に辛い思いをさせられていた「あなた」との再会。会いたくないのに、会ってしまうという予感は消せない。忘れられない記憶がよみがえる。まるで、別れてしまった恋人を思って書かれたポエム。いや、ポエムっぽいけれど、実話なのです。読むと、、、裏切られます。
siv@xxxxさんの才能は短歌でも発揮されています。なかでもお気に入りはこちら。
「ルール」をお題にした短歌は、まさに秀逸。
信号が赤に変わって立ち止まる ごめんね今日はやっぱり帰る
これ以上深入りするなと標識が「止まれ」と告げる間違った恋
短い文字数の中での心の葛藤が伝わってきました。
両方の短歌とも、イケない恋への警告。
それを交通ルールで表現するセンスの良さ。
いかがでしたでしょうか?
改めてまとめてみて、こんなにも私は裏切られていたんだ! と嬉しくなったほどです。
このnoteを読むことで、ネタバレをしたくなかったので、どのnoteもうまく紹介しきれていません。だからこそ、私がハマった裏切りの世界を、ぜひ感じてほしいのです。
クスッと笑える、ココロに残る。
私にとって、siv@xxxxさんは、素敵な作家。
短い言葉の中でのこの裏切りを描ける人は、そうそういないと思います。
ぜひ、あなたも裏切られてください。
siv@xxxxさんとは、現在、ある企画小説を一緒に書かせていただいております。
siv@xxxxさんの書く作品の虜になった私は、いろいろ読ませていただき、作家紹介記事を書かせてほしいとお願いいたしました。そんな中、私がどなたかとなにかを創りたいと呟いたところ、申し出てくださった方のひとりが、siv@xxxxさんでした。
具体的になにをしていこうか話し合う中、siv@xxxxさんの世界に魅了されていた私は、同じ世界を描く時間をプレゼントしていただきました。
少しずつ、交換日記をするように。
お読みいただけたら嬉しいです。
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siv@xxxxさん、百瀬七海さん、ありがとうございました!
次回の作家紹介記事もお楽しみに!
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