#noハン会 レポ note文芸部ブースから
こんにちは、文芸部の神谷京介です。
去る12月8日、 #noハン会 が都内某所で開催されました。
note文芸部:note非公式部活動 もブース付きで参加。
こちらの記事ではブースから見えた景色の中で、僕が覚えている限りのことを淡々と書き記したいと思います。先に言っておくけど、泣かせる的要素はそんなにないぞ。
隠れまるぶんくんの様子
これが
こう。
(撮影:杉本しほさん)
ちなみにこちらは心象風景ブースの隅っこの壁に貼り付けさせてもらいました。図々しい申し出を受けてくれたKojiさんとジムDさん、ありがとうございました。
開催~終了までのブース実況、のような
あわただしいブース設営が終わり、13時の開始とともに参加者の方がどんどん入場される。
初めて文芸部ブースを訪れてくださったのは、たしか岩代ゆいさん。
ずっとお会いしたかった人。貼り出した原稿も見てくださって。でも開始直後で僕はたぶん一番テンパってました。なのでちゃんとお話できたか正直自信がない。原稿へのサインもいただきたかったな。
その後やってきたのは文芸部員第1号の文豪りんごさん&よもぎさん。
なぜか慣れた様子で座り込み、おもむろに #もたレディオ の打ち合わせを始めるお二人。りんごさんがドリンクコーナーからお茶をペットボトルごと机に置いてくださった(たぶん。別の人かも)その瞬間から、文芸部ブースが休憩所を兼ねるようになりました。
原稿貼り出し企画にも二人は飛び入り参加。1作ずつ書き上げてくれました。
(撮影:だいすーけさん)
※果汁を垂らすって握力やばくない? みたいな声が聴こえた気がしたが誰の発言かは不明
次にお話したのは、い~のさんとuraraさんだったかな。
い~のさんは昨日※12月7日 お誕生日問題を直接釈明してくださった。また、お会いした直後「まるぶんくん、既に4体は見つけました」と。仕事が早い。
uraraさんはイメージ通りだったなぁ。まるぶんを見つけたときの無邪気な笑みとTwitterそのままの発言が良かった。
ちなみにuraraさんの次なる #note文芸部でやりたいこと 「まるぶんくんのぬいぐるみを作る」。
次に来てくださったのは100少々あんどぅ~さん。
原稿企画飛び入り参加でまさかの謎かけ披露。
同じくらいのタイミングでぱんさくさんも来てくださり、あんどぅ~さんの謎かけ原稿の完成度にめっちゃテンション上がる。
その後、あんどぅ~先生レクチャーのもと、ぱんさくさんも謎かけに挑戦。そうこうしてるうちにくずもとさんも参戦。ぱんさくさん&くずもとさんの作品完成、無事貼り出し。
ちなみにあんどぅ~さん、懇親会でも神谷の相手をしてくださいました。プレゼン企画、やりましょうね。「水滸伝をプレゼンして欲しい」と僕が言うと、あんどぅ~さん、唸ってた。
遊行剣禅さんも来てくださって、少しだけどお話ができた。「noteのUIは小説向きではないが、ユーザーのリテラシーは非常に小説向き」との考察。なるほどたしかに。
貼り出し原稿を興味深げに眺めてくださっていた、櫻庭そらさん。
作詞の参考にしたいくらい素敵な文章が集まっている、と。
声をおかけした瞬間、にこりと微笑んでくださったのが印象に残っていて。
いやはやご自身からも癒しオーラが出てて、落ち着いてお話ができました。戸崎佐耶佳さん。
(たしかい~のさんもいたな。「ネタに走った原稿は自分とまるぶんくんくらいですね」とか言ってたような気がする。本棚をさらし合おうという企画で、その名の通り本棚自体をさらすものだと勘違いされてたようです。お茶目)
佐耶佳さん、「文芸部で本出したいですか?」と僕が聞くと即答で「出したい!」と言ってくださって、本当に嬉しかった。
香嶌一伽さんも忙しい中ちょっとだけ来ていただいて。自ら座ってくれたのか座らせたのか記憶が曖昧だけど、ゆっくりお話ができた。
落ち込むほど反応が少なかったいつかの詩作品を好きだと言ってくれたのも、とても嬉しかった。
(撮影:だいすーけさん)
小冊子企画が進捗中の千羽はるさん。文芸部への想い、そして自身の本を作りたいという情熱をとっても感じた。前にお会いしたときもだったけど。
「どんな本を作りたいか? をテーマに座談会企画をしてみては」とのご提案。それ、やりたい。
気がつけば文芸部ブースに座ってお茶を飲みつつ談笑していたピロリさんやmoonさん。もっと文芸部っぽいお話もしたかったけど、楽しそうにしてくれてたから良し。あ、ピロリさんとはまるぶんの隠し場所について打ち合わせたな。ドリンクコーナーの。うまくやってくれてたのかな。
会も後半に差し掛かり、Kojiさんのライブペインティングが始まり会場全体が静かに、そして穏やかな空気になっていたころ。
文芸部ブースからその様子を見守っていたい~のさん。
「Kojiさんのイントネーションがわからなくて。『おじさん』と同じだと思っていた」と笑わせてくれつつ、真剣に目を注いでいたのが印象に残ってる。
由稀さんも文芸部ブースを訪れてくださった。勇気を出して話しかけたところ、神谷のことを知ってくれていた。嬉しい。
会も終わりかけのころ、あゆみさんやだいすーけさん、杉本しほさんも来てくれて、ご自分の原稿にサインを。はるさんやおまゆさんもさくっとサイン。なかなかどうして、良い光景になっていく原稿貼り出し企画。
おまけ:机の上
入れ替わり立ち替わり人が来る中で、なぜか増え続ける紙コップ。ずっと机の隅っこに置いてたよもぎさんのおにぎり。神谷のメンターム※会場前のスーパーで購入 がなくなる⇒見つかる⇒なくなる⇒今現在も行方不明。おまゆさん「これ、わたしの水だから!」とキャップに名前を書く。神谷も水を買ったが、いまだ開封もしてないまま行方不明。
◇◇◇
おそらくこの何十倍もの言葉を交わしているはずなのに、どうにも断片的にしか思い返せなくて。きちんと記せませんでした。
自分がしゃべったり、答えたりすることに精一杯で、だれかの言葉を拾いそこねたりも、きっとしているはずで。
あ、なんか思い出してきた。
少なからぬ人が原稿の前に立ち止まって、まるで美術館の絵を見るみたいに、静かに、読んでくれてた。
嬉しかったなぁ。
その横顔があまりに美しく、どきっとした人もいたりして。これ独り言だけど。
(撮影:杉本しほさん)
写真に収まり切れていない原稿もある。
「noハン会には参加できないけど、せめて気持ちだけでもその場所にいたくて」って応募してくれた方もいました。
色んな人のレポを読んで知ったけど、noハン会ではそれを「こころで参加する」って言うらしい。
(撮影:だいすーけさん)
ものを書くとき、作家は孤独で。
部活動と銘打ってはいるけれど、その実、根っこのところで作家同士が混ざり合うことはないのかもしれません。
原稿と原稿に空いたわずかな隙間は、けして埋まることがない。
だからこそ、あなたは作家であって。
美しい一文の、一つ一つに宿るもの。
撤収作業で剥がされていくとき、なんだかさみしかったなぁ。
きっと時間は足りなかったのだろうと思います。
部員のみんなの #note文芸部でやりたいこと をもっともっと、たくさん聞きたかった。
入部しませんか? って声をかけそこねた方もいます。
反省点を挙げればきりがないので、それはそれとして。
まずはあの場所で出会えたことの感謝を伝えたいです。
(撮影:だいすーけさん)
なにより、それぞれの事情でnoハン会に行きたくても行けなかった部員の方々のことを想って、今、書いています。
きっと僕以外の方も文芸部の様子を少しでも書いてくださるだろうな、とのんびりしていました。ただよくよく考えてみると、ずっとこのブースにいたのは神谷ただ一人でした。それゆえ文芸部のレポは僕にしか書けないことをようやく昨日あたりに気づき、焦りながら書き上げました。
(撮影:だいすーけさん)
まだ始まったばかりの文芸部ですが、それでもこんな風にたくさんの人が知って下さり、ブースに目をとめてくださるのが本当に嬉しかったです。
文芸部は、たぶん皆さまが思っているよりもすごいことができます。
部員になってくださった方々とお話して、ようやくそれが確信に変わりました。
いや、それも言い方がちがくて、なんだろう、安心したっていうのかな。顔が見えて。
この人たちと作っていくんだ、って。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。長く楽しんでくださいね。次の一手をのんびりとお待ちくださいね。
次の出店は、文芸部で作った本を置けるといいな。
◇
最後に、noハン会運営のコアメンバーでもありながら神谷京介と文芸部に付き合ってくれたおまゆさん、はるさん、よもぎさん、あゆみさん。
これはひとえに僕の手腕のなさが原因なのだけど、これだけ文芸部のことを一緒に考えてくださって、動いてくださっているのに、結局表に出てちやほやされるのはまるぶんばっかりで、なんだか申し訳なく思ってて。
そもそも僕は突然一人自分の足ですくっと立ち、「さぁやるぞついてこい」と文芸部を立ち上げたわけでもなく(今でもそんなこと言えないけど)、最初の最初は案だけ出して逃げるつもりでした。「だれかやってくれませんか?」と。
それがいつのまにか、というべきか、道が見えてきたというべきか。
noteの個人発企画が次々と生まれ盛り上がってる最中、水面下でずーっと僕の「こういう文芸部を作りたい」を聞いてくれて、形にしようと動いてくれて、ときには意見も交わして。
あのとき焦らず一緒に考え続けてくれたからこそ、今こうして「文芸部楽しそう」と思ってくれる人が徐々に増えているのだと思います。
主役はなにより部員(作家)なので、変にスタッフ同士で褒め合う的なのは見せずこっそり感謝を伝えようと思っていましたが、やっぱりこうして一緒に楽しんでくれる人の存在なしでは、なにもできなかったので。
ありがとう。今日まで、とても楽しかったです。
そして、これからも。
神谷 京介