次男2歳の誕生日、兄2歳になった長男との語らいが気づかせてくれた愛おしい日々
先日次男が2歳になった。
自分が愛されていることを自覚し、ニコニコと笑いを振りまくお調子者の我が家の天使だ。
次男の誕生日の日、なんとなく落ち着かない様子の長男と話をしようと、夫と次男を先に風呂に送り込んだ。
「お兄ちゃん2歳おめでとう。
きーちゃんが弟になってからどうだった?」
と聞いたら間髪入れずに
「大変だった」
と返ってきた。
そうでしょうとも・・・思いつつ、聞いてくれるのを待っていたかのような4歳児の即答に一瞬怯んでしまった。
「どんなことが大変だった?」
「えっとね、がまんしたりとか・・・うーんがまんするのとか待ったりとか」
そうか。
そうだよね。
「きーちゃんが〇〇だからちょっと待っててね」
「きーちゃんが〇〇だから今はダメなの」
何度言ってきただろう。
育児本のセオリーは知ってる。
下の子が泣いても、上の子ファーストでって。
新生児の頃はそうしてた。
でも、次男だって愛が欲しい。全力で求めてくる。
そして、動物の本能が、私の体の中のホルモンが、次男を愛せ守れとけしかけてくる。
だから、すでに2年間半1on1してきた長男に甘えてきたんだよな。
お兄ちゃんだから我慢できるでしょ?って思ってたわけじゃない。
長男なら私を許してくれるとわかってのズルさだ。
どんなに怖い顔で怒った後も、私の顔を覗き込んで「ママ大好き・・・」って目を潤ませてくるって知ってるからだ。
長男は私に似てる。
空気を読みすぎ、相手の顔色を見すぎ、我慢しながらヘラヘラする。
でも誰より寂しがり屋だ。
自分より小さく、常に注目を集め、要領良く立ち回る次男を、
それでもかわいいとむぎゅむぎゅしてくれる。
保育園では、会う人会う人に弟を自慢して歩いてる。
長男もまた不器用な天使だ。
家事育児と仕事の両立をうまくやること、お行儀よく育てること、
出来たらいいなは色々ある。
でも、そういうのをちょっと傍に置いてでも、
今は子供たちが愛情を感じて心満たされながら育っていけることや、
家族そろって機嫌げんよく過ごせることを先取りしてもいいのかなと思う。
あと数年で子供が腕の中で眠ることもなくなる。
あと数年でママ遊ぼー!と飛びかかってこなくなる。
食べこぼしを拭くのも、お漏らしのパンツを洗うのも、保育園の連絡帳も、甘いカレーを作るのも、自転車の子乗せによいしょと乗せるのも、面倒だと思っていること全部期間限定なんだ。
そう思うと、めんどくさいでしかないもの全部が愛おしい。
愛おしいは愛おしい。
めんどうくさいも愛おしい。
この慌ただしい日々は、小さな天使たちのおかげで愛おしいで出来ている。