コロナ発症から10日目までの記録と感想
かかってみました。別にわざとかかったわけではないけれども、いちおう受けとくか〜のノリでやってみたPCR検査で普通に陽性を叩き出したので10日間の症状と経過を記録しておこうと思います。
4/19(月)
生理1日目なせいかなんかだるいし節々が痛いわね。あ〜生理痛もひどいし無理痛み止め飲んどこ(イブA服用。完全に悪手)。
夜、発熱。
4/20 (火)
高熱と頭痛・関節痛など、めっちゃインフル感のある症状。この時点で完全にインフルだと思い込んでいるが、病院で念のためPCR検査を受けることに。
唾液を規定量採取しなければならず、必死で梅干しのことを考える。泡は入れないようにとのことだが口の使い方が下手すぎてあわあわになる。焦ってさらにあわあわになる。唾液を出すのがこんなに疲れるとは思わなかった。
処方箋として鎮痛解熱剤のカロナールをもらうが、どれだけ自分が症状に耐えられるか気になったので薬局には寄らずに帰った。真似しないでください。
4/21(水)
高熱と関節痛が続く。
コメント担当なのにゼミ出ないのもなって思って先生にオンラインを繋いでもらう。今考えれば39度あったんだし出なくても良かったのでは?(cf.熱による判断力の低下)
4/22(木)
続高熱と関節痛。夕方に病院から電話でPCR陽性の報告。マジかよオモロと思って笑いを堪えていたら、ショックを受けていると勘違いされて励まされる。先生ありがとな(?)でもそんなタマじゃねーんだわ(?)
この時点でゼミの先生を通して大学へ報告。
4/23(金)
熱は7度台まで下がる。
保健所の人から初めてのお電話。症状や学校、行動歴について聞き取り。また電話してくるらしい。
ふと気づいたら体中がいたいたたたたたた痛痛あ!!??痛!!痛!!!!となる。インフルの関節痛を関節だけじゃなくて全身に広げてかつ痛さも出力を上げた感じ。痛すぎて眠れないくらい痛い。
友人に薬局に代理で行ってもらいカロナールを調達。処方箋の有効期限は4日間ですが、この日がちょうど4日目でした。間に合って良かったな。
痛みには強いたちだと思っているが、さすがにカロナールを服用した。ちょっと負けた感じがして悔しかった。
4/24(土)
熱下がる(が、前日にカロナールをぶちこんでいるからかも)。全身痛もマシになる。
新たな症状としてお腹が平常時より少しゆるいのと、少しだけ痰の絡む咳が出た。
家から出られず無聊すぎて石川淳『紫苑物語』と『焼跡のイエス』を読む。「紫苑物語」は美しくて残虐な国司と岩にほとけを彫り続ける仏師が主人公で、文体も描写も全てがきれいなので読んでほしい。私の脳内では手塚治虫の絵で再生される。
反戦的だとして取り締まられた「マルスの歌」も、戦後の闇市で孤児にイエスを見出す「焼跡のイエス」もおすすめ。
保健所の人とお電話して体調の報告。パルスオキシメーターは99。
夜中に息苦しさ。喘息の既往歴とか突然悪化することを考えたらめちゃくちゃ怖!!となる。
息苦しさでふと起きて見渡した部屋が汚すぎてこんな汚ねえ部屋で死にたくねえなと思い、深夜に掃除を始める。
4/25(日)
派手な痛みはないけど全身がじわじわ痛い。カロナールを飲むほどではないが全く平気というわけでもない。
熱は完全に下がっていて5度台だった。
大学のホームページにコロナの症例として掲載されたので、友人たちとのグループLINEで報告。
本当はTwitterでやりたかったネタを供養(この後レゲエ砂浜ビッグウェーブが送られてきた)。
保健所の人に体調報告。熱は5度台、オキシメーターは99。
4/26(月)
発症から1週間経った。
熱は5度台、オキシメーターは99。いちおう順調に回復する8割には入れたようで安堵。
起き上がって過ごす時間の方が多くはなったが、すぐに疲れるし息が切れる。そりゃ5日間も布団で過ごしてたわけで当然と言えば当然かもしれないが。
ふとチヂミが食べたくなってたくさん焼いてたくさん食べる。発症前日に食料をたまたま買いに行っていた私ナイス。新玉ねぎのチヂミは甘くてもちもちパリッとしていて最高。私のつけだれは、ポン酢とめんつゆと砂糖を適当な分量で適当に混ぜたものですがこれわりと美味しいよ。
4/27(火)
5度台、99。
京都府から生活支援物資が届く。
23日に希望を出してから届くまで4日かかりました。もうほとんど回復しちゃったよ私。
でも保健所とかも忙しいししょうがないね。まだ出掛けられないし、結構な量があるのでありがたく使わせていただきます。
4/28(水)
5度台、オキシメーター99。
低気圧のせいか少し息苦しいが、平常時でもあることなのでまあ普通。
毎日風呂に入らないくらい体力が落ちていたが、かかってから初めて2日連続で風呂に入れた。体力がものすごく落ちていることに危機感を覚えて柔軟をする。
4/29(木)
5度台、オキシメーター99。
発症から10日目になるが回復は順調で、保健所からの体調確認の電話も今日で最後だと言われた。何もなくて一安心。
明日からは今まで通り手洗いうがいマスク着用をしていれば外出OKらしい。なんだか変な感覚。とりあえず散歩から始めようと思う。
【総括】
・高熱と全身痛がメイン症状で、インフルエンザと勘違いするくらい似ていた。
・熱が下がった後に全身痛がピークを迎えた。全身痛は本当にめちゃくちゃ痛い。私じゃなきゃ耐えられないね(結局耐えられませんでしたが)
・よく騒がれている味覚や嗅覚の消失症状はまったく無かった。咳もほんの少しだけで、呼吸器症状はほぼなかった。
コロナってひとくちに言っても症状は本当に個人差があるし、それに関しては完全にガチャだなと思いました。喘息の既往歴のある私でも(ギリギリかもしれないけど)乗り切れて、いちおう回復する8割に入れたっぽいのは本当に良かったです。私は症状ガチャでたまたま当たりを引いたわけですが、もちろんハズレを引く可能性もあったと思います。
じゃあハズレを引かないためにはどうすべきかというと、それはそもそもガチャを引かないに越したことはないと思います。
第4波はこれまでとは違うと医療関係者の方々も再三言っておられますが、皆さん今まで以上に感染対策をしっかりしてガチャを引かないで済むようにしてくださいね。(ちなみに私が感染したのが何株なのかは分からないけれども、関西では変異株のN501Yが8割を占めているらしいのでおそらくそれかもしれません。)
そして国は補償しろ。この状況で看護師のボランティアなんて何寝言いってんだオリンピックも中止だよ。日々のニュースを見ていると、大げさじゃなく国に殺されることも十分あるなと思ってしまいます。自分は若いしまだ助かる可能性が高いけど、親や先生なんかがもしコロナにかかって重症化しても、この国は助けてくれないだろうなという予感がします。そこで自助って言ってくるのは近代国家としてかなり終わっとんな…という感想しかないし各自で気をつけるにも限界があるけど、こんな状況では自分の命は自分で守ってほしいとしか言いようがない。いま20世紀なんかな?20世紀でもまだマシな政策できてた気がするんだけど何この国?
私が回復の8割に入れたのはたまたま運が良かっただけです。医療関係者の方々や保健所の方には大変お世話になりました。
各位、感染に気をつけながら楽しいGWをお過ごしください。
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