恋愛体質ではない
自分は恋愛体質ではないなと前から思っていたのですが、これは言い換えれば人に期待されるのが苦手だということだと最近気づきました。
私は友達は多いほうですが親友は居ないです。ニコイチ的な、いつも一緒に行動する存在が小学校くらいまで思い返しても居ないです。
誰かを特別視することで、だれかの顔を曇らせるのが嫌だったんです。
「二人組作って!」が何よりも怖かった。
選ぶことが怖かった。
ひとりになることが怖いことよりも、自分が誰かと組んだせいで誰かがひとりになってしまうのが怖かった。
自分が期待させてしまったくせに選ばなかった誰かの心を軋ませるのが怖かった。
それと同時に、組んでくれるはず!と期待する人を作って選ばれないことが怖かった。
先日従兄弟の結婚式に参列しました。
感動の式、特に会場の心を掴んだのは新郎・新婦それぞれの親友挨拶でした。
仮に私が結婚して式を挙げたとて、誰に挨拶を頼めばいいのだろう。
きっと選べない。
私の中で友達はみんな横一列、優劣はないからです。
いっそのこと卒業式の卒業生挨拶みたいに全員参加してくれ。
唯一無二であるとお互いに思い合うことが恋愛だとすると、
まず特別な人、になりうる人を選ぶのがものすごく苦手だと思います。
その人が自分にのみ大きな期待を寄せることになることがとてもプレッシャーに感じてしまいそうです。
同時に自分も同じか近いだけの期待を相手に寄せなければならない。
そう思うととてもしんどくて、だから恋愛体質ではないのだなと思う次第です。
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