断薬のススメ
躁鬱を疑いが出てきた頃、先生はいろんな薬を私に出した。
合うもの、合わないものを探すためだったと思う。
…そんなに薬飲んで大丈夫なのか。
と、心配してくれた友達もいた。
私は専門家ではないので、大丈夫なのかわからないまま先生に言われるがまま薬を服用し続けた。
翌日昼頃までとんでもない眠気に襲われる事。
急に鬱転する事。
毎晩見る悪夢に悩まされた事。
一日中何かを食べてないと気が済まなかった事。
自分の体がどうにかなってしまうのではないかと思って精神薬と睡眠薬についてちょっと調べた。
断薬!断薬!
とにかく体に悪い!ケミカルよくない!!
これは陰謀である!高い薬代で儲けてる人がいる!!
鬱でもないのに鬱にしたてあげられて余計に病んで自死へと向かう!!
びっくりしました。
断薬は人の好き好きにしたら良いと思います。
先程にも言った様に私は素人です。
そして今の先生を信じているので指示に従い用法容量を守りきちんと服用します。
タバコも吸いません、酒も月に数回です。
食生活にはムラがありますが、夜更かしせず生活のリズムはきちんとしてます。
なんなら健康な頃よりもきちんとしております。
なので断薬は致しません。
「体に悪いのではないか?」
悪いと思う、良いはずがない。
何の薬でも副作用がある。
大きな痛みに耐えるためにはそれなりの犠牲が伴う。
会社の健康診断はひどいものだった。
“E判定”で赤紙(要再検査)まできた。
一見元気そうな私を見て、再検査まで出るものかとみんな不思議そうだった。
引っかかったのは肝臓、心臓。
その他、視力とかは良いとして…
肝臓は大きな病院に検査に行った、色々見たけど特に異常は無かった。
酒を疑われたけど飲酒しないので有れば服用してるお薬が原因かと言われた。
逆に心臓は、当時服用していた炭酸リチウムの副作用ででの震えとかあったから、それかな?って思ったけど…
ブロックによる不整脈+薬の副作用、パニック障害などの疑いで要再検査(またか)に。
体にいいものでは無かった。
私は平坦なメンタルを手に入れる代わりに内臓を犠牲にしている。
躁鬱の人は寿命が短いそうだ。
それでも私は薬をやめない。
薬を飲まなければ、眠れず、躁鬱に悩まされ続けなければならない。
ニンゲン世界に溶け込むには薬で少しでもニンゲンに近付く必要がある。
社会に復帰したいから、先生がいいって言うまで断薬はしない。
人と関わらないで生きていけるなら、もう辞めてるかもしれない。
あ、でも眠れないの辛いから眠剤はもらうかな。
とにかく薬を飲まないと正気ではいられない。
少なくなった友達に迷惑をかけたくない。
子供達を安心させたい。
最低限家事をして旦那さんを支えたい、だから私はしっかり飲む。
飲まなくても良い状況の人は好きにしたら良い。
ただ、それをこちらにも強要しないで欲しい。
陰謀なんかしらんけど、体に悪いのは承知で飲んでるんだから。
同じ双極性障害でも原因も症状も違うなら治療法も全是違う。
私は私。
私は先生と決める。
ラツーダ、その後。
アカシジアが出てるっぽくて辛いです。
でもメンタルは悪くないので続けたいな。
近いうち、健康診断を受けなければなと思う。
皆さんも用法容量を守って自分の一番良い躁鬱との付き合い方見つけましょ。
無理な断薬と乱用はお勧めできません。