自転車に乗り始めた理由
きっかけはダイエットだった。
当時の体重は88kg。身長は170cm(自称)なのに。
元々、筋肉質で標準体重よりも重かったけど、流石に、90kgのにはのせられない。
当時勤めていた会社では、何でかトライアスロンブームだった。先輩にも誘われていたけど、いきなりのランは絶対に足を壊す。スイムはバタフライ以外は泳げるけど、長距離を泳ぐ自信がない。
そこで、ランよりも足に負担がかからず、楽に運動が出来る自転車(ロードバイク)を始め、天気のよい日は、出勤前に40km程度走ることを日課にした。
身体が慣れてきた後、先輩と一緒に遠出をするようになった。1日の走行距離は100kmを超えた。
時には…といっても、これが最初で最後だったけども、新潟の佐渡島を二日間かけて一周した。1日目の夜に約2kg落ちた体重が、帰宅後には元に戻っていたのは、ここだけの秘密。
始めての大会出場
自転車屋の店長にそそのかされて、始めて参加した大会は、乗鞍高原で行われるヒルクライムレースだった。簡単に言えば、自転車に乗って坂道を登り続けるレース。
コースは全長約20km、標高差約1,300m、平均勾配約6%。そのうち、緩やかな坂道が、平坦に感じられるように。
今思えば、始めて参加するようなレースじゃなかったかもしれない。結果は、膝の痛みで足を数回着いてしまったが、2時間程度でゴールすることが出来た。
ゴール目前で、万年雪でのスキー客の声援。背中を押された気分になる。
下りは二択。サポートカーで行くか、自転車で行くか。迷わず自転車で下る。これは登りきった人のご褒美。頬を撫でる風が気持ち良かった。
店長からの衝撃?の一言
大会終了後、店長からかけられた言葉は、
「お前は、これ以上頑張ってもタイムは縮まらないから。トラックやろう、トラック競技」
初めから、それが目的だったのかも知れない。
そして、その年に作ったヘビ年(2001年)の版画がこれ。
図案、摺りはとても見せられたものじゃない。もちろん駄洒落も。
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