建築設備士試験対策

今年度合格。資格学校に高い受講料を払わないようにと伝えたいだけの記録。建築設備士は一級建築士に比べネットで得られる情報が少なく、それだけ大したことのない試験なのだが、受験者の不安につけ込む資格学校の魔の手がここにも及んでいる。

一次(学科)
・対策期間:直前1週間(年休消化中だったのでまるまる7日)
・使用教材:建築設備士 学科問題解説集 2020
      建築設備関係法令集 令和2年版
実務でやっていない方(自分の場合は電気)に不安があったが、過去問を一度解き、間違えた問題を繰り返し見て覚えれば十分。法規は一級より断然簡単で、早く引く訓練をせずとも時間に十分余裕がある。法令集にインデックス+ポイントとなる単語の付箋はつけた。

二次(製図)
・対策期間:直前1週間(失業中だったのでまるまる7日)
・使用教材:建築設備士二次試験受験準備講習会資料 2万円
      N建の製図対策Webコース 9万円+税
講習会には参加していない。この資料だけみて解答を覚えれば十分。
N建のコースは予想問題は1回分のみ。残りの過去問は講習会資料と被っており、またN建独自の模範解答が酷く、的外れな解答が散見された。聞かれていることに答えていないのは普通に不正解だろう。特に今年度から出題形式が変わり、記述はより具体的に問われるようになった。実務をやっていればいくらでも答えが浮かぶので、本番で解きながら、これは早とちりあるいは知識不足で失点者続出だろうとウキウキだった。

過去問は全て解答見比べたが、総じて講習会資料の方が優れていた。Webでの解説も中身が薄く、見るだけ時間の無駄。どうしても一発で合格したくて払ってしまったが激しく後悔。

選択問題(空調・衛生・電気)は衛生を選択。空調より系統図の作図量が少なく、一番簡単。製図板も定規も不要。時間は十分余るので配分を気にする必要もなし。

N建のコースの唯一良いところはA2の答案用紙がついてくることだが、それに10万の価値はない。下記試験元からダウンロードできるので、分割でも大判でも印刷すれば良い。


S合はというと、製図対策コースは対面授業で31万円+税もする。払うべからず。二次は講習会資料のみで十分。計画性も不要で、時期的に大抵の会社は試験前に夏季休暇があると思うので、そこで詰め込んで終わりでしょう。

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