海外Engineering Firmの給与

先日ボーナスの額が分かり、年収がだいたい把握できたので、振り返って前職と比較した。転職前後の月給を基に推定した仮想の年収であり、いずれもこの給与で1年通して働いたわけではない。特殊要素(前年度海外出向により住民税¥0等)は除いてあり、家賃補助の支給方法(厳密には前職では現金支給ではなく借り上げ社宅に格安で住めるかたち)も統一した。控除の”その他”は労働組合費や社宅火災保険料。海外企業の給与を知る機会は少ないと思うので参考になれば。

給与比較

等級はどちらも下から4番目で比較にちょうど良い。前職は入社9年目。もう1つ等級が上がると残業代がつかなくなるが、この程度の申請残業時間(今は45h/月が申請上限で、不自然との理由で常に45h/月はつけられないため42h/月で計算しており、それ以上はサービス残業)では昇級により給与が下がることはなく、残業代減分以上に基本給とボーナスが増える。現職で残業代がつくのは3等級まで。昇級せずとも僅かな昇給があるのは海外も同じようで、先月新年度になったことで入社5ヶ月目で基本給が¥21000/月 上がった(比較表には未反映)。

前職ではたくさんもらっていたなとあらためて思う。国内市場が縮小していくなかで20年、30年後にどうなっているか分からないが、今は手取りでも日本のスーパーゼネコンの方がずっと多くもらえる。同じ企業で同じような業務内容でも国(オフィス)が違えば給与が異なり、例えばマニラオフィスはこの表よりかなり低いらしい。ロンドンオフィスは逆にもっと高いと予想。

前職では程々に働くということができなかったので、自由な時間が取れる現職に満足しているし、転職を全く後悔していない。空いた時間で何をしているかというと仕事関連の勉強なのだが、業務に忙殺されるのと学びたいことを主体的に学べる違いは大きい。



2022年4月追記
昇給と円安により、手取りで転職前に並んだ。
同じ等級でも昇給はあり、1年で基本給が月4万円ほど上がった。基本給の上がり幅は現職の方が大きく、今後の更なる昇給に期待。

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