人事考課
現職で初めて人事考課を受けての雑感。他社の人事制度を全く知らないため、日本と海外の違いとは言えず、ただ特定2社の比較。
前職では一次→二次→三次と評価が進む過程で原則減点されていく一方なので、自己評価は500点満点に近い値をつけ、己を褒めちぎる必要があり、それがとても苦手だったが、現職では反省点も正直に書くことを求められ、個人的にはその方がストレスが少なくて良い。
現職でのいわゆる360度評価は、評価してもらう相手を自分で選べるので、無能な上司の評価を下げたいと思ってもできないし、そういうための制度ではない。
今年度は直属上司との案件ばかりだったので、数少ない協働相手2人にだけ評価を依頼した。褒めてもらえるだけでなく、「対面でのコミュニケーションがより良い議論の方法です。もっと自信を持って話すことをおすすめします」といったアドバイスももらった。英語に自信がなく、同じオフィス内にいてもチャットでやり取りしていた時期があり、ごもっとも。
前職では考課表に点数欄と順位欄があったが、被評価者にはそれらの数値は知らされず、最終的な評価が妥当なものかどうか知る術がない。表向きは部下に普通に接していながら、裏でとんでもなく点数を下げていた上司の話をその後任上司から聞いたことがある(上司は部下の過去の査定も閲覧できる)。
限られた収益やポストの中で昇給・昇級を決めるには、査定や順位付けは必要だと思うので、現職でも行われているかもしれない。ただ上司からの評価が記録され閲覧できる形になっているので、それと全く異なる酷い給与査定を受けることは無いのではと推測。現職のほうが人事制度の透明性は高い印象。
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