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(雑文)感覚のバルブ

先日、小沢健二のライブ「So kakkoii 宇宙 Shows」に行ってきました。
本来は2020年6月開催予定だったのが延期され、2年越しの開催。
購入したチケットは持ち越し。席番号もそのままでした。

久々にライブへ行ったため、自分の中の感覚制御弁(バルブ)が緩んだ実感があります。弁が緩んでいるのは体の中がすーっとして心地良いものの、緩みっぱなしだと日常生活がおぼつかなくなる実感があります。ライブは「生活に戻ろう」という言葉(合図)とともに閉幕したにも関わらず、私の弁はまだ緩んだまま。少しづつ戻していこうと思いつつ、「生活」を保つために無意識のうちに感覚制御弁を締めすぎていたのかなと思いました。

生活の中でのフラストレーションは能動的に手を動かす(つくる)事である程度昇華できます。ですが自分の世界(仕事)に入りこむ際に感覚制御弁を締めてしまう側面もある気がしています。自力で弁は緩まないので、定期的に共鳴できる他者(の表現)を流し込んであげる必要があるのかもしれません。無粋な言い方をするとインプットとアウトプットのバランスが大事ってやつですね。

ライブの素晴らしさに反してだいぶ矮小化された自分ごとを綴ってしました。肝心の演奏はというと、もちろん素晴らしくないわけがなくあっという間の2時間半でした。曲で特に印象に残ったのはMCで「音楽に集中していればよいとのに、慣れない衣装やグッズ考案をやってみた」と声を震わせながら語ってくれた事でした。なんだか勇気をもらいました。ありがとうございました。


バルブが緩めど"キャラバン"は進む

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